転生したら神でした~ある神の記憶~5話 月光学園
どうも縁側っです!息抜きチャンネル「sann yutari」で活動を始めています!小説家になろうサイトでは知ることができない新たな伏線も…次からはYouTubeチャンネルを見ないと物語に追いつけなくなるかも!?そして!湯田たちのコメディも是非!
「流石にでかいな……」
思わずそう呟く俺の前には防御結界が仕込まれているであろう鉄製の門があり、その奥には巨大なレンガ造りの校舎があった。
主から唯一無二の国立学園とは聞いていたがこんなに規模が大きいとは…
まあ、だからこそか。
「え?」
「何度も言わせないでちょうだい。この学校にはもはや戦力と言っていいほどの実力者、sランクがゴロゴロいる。
だから戦争の時には駆り出されることも珍しくないのよ。まあここ数百年は目立った戦争も紛争も起きていないから、貴方が学園にいる間は大丈夫……だと思うわ――――
…昨日の主の話がよみがえるな…
「はぁぁぁ」
ため息しか出てこない。
おそらくここは兵隊育成学校かなんかだろう。
周りを見渡すともう血だらけになって戦ってる奴いるし。
ここは地獄か…
「……いや、地獄はもう味わったか」
ひとりでにそう呟く。
すると
「あ、噂のfランクじゃない⁉」
「マジじゃん!」
どうやら俺のことらしい。
「殺し合いがokなんだよなぁ!」
そして横で轟音が響く
…俺じゃない?だとすると……
轟音のした方角を見ると
「ぐっ」
腕を抑えて悶絶している生徒の姿があった。
あ、見つからないと思ったら、
「居た」
俺の視線の先にはレストがいた。
「まったく。知らないところで死なれちゃ困る」
そしてもう一発殴ろうとしている男子生徒の腕を掴む。
「なッ⁉俺の能力は『身体強化』だぞ!?」
「そーですか」
急に掴まれ騒ぐ男子生徒を首を絞めて気絶させる。
そして周りも殺し合いをしているからかこちらをみる人も少ない。
「おい、何やってんだ?死ぬ前に早く行くぞ。痛むか?」
俺はそういいレストに手を伸ばす。
「冗談でも言わないでってば……大丈夫だよ」
どうやら大丈夫らしい。
「しかしこうも好戦的な奴を育てたら戦争になりそうだな」
念のためこの場にいる全員の意識を入学に向けとく
「まああんなに強い人がいても戦争にはならないよ」
レストはこういうが……まだ疑念が捨てきれない。
それに入学だけでこんなに大変なことになるなら神々が俺なんかを人間界に送ったのも納得がいく。
「まあ戦争には必ずなる。歴史を見ても争いがない地方なんてないからな。人間は必ず
争いを起こす。その争いに俺たちは無関係かと言ったら……否、まあ駆り出されるのはsやaなどの高ランクだろうが」
「怖いこと言わないでよ⁉戦争なんて起きないんだから!それにここ数百年争いが起きた事例はないし!?」
「あのなぁ、どれだけ平和が続いても、明日が必ず平和になるという証拠にはならない」
「だけど急に戦争になるわけないじゃん!」
「なるんだ!」
「ならない!」
「なる!」
「ならない!」
交互ににらみ合いっこをしているが一応相手は神だぞ
「じゃあ本当に戦争が起きたら……キスする!」
「それは本当にダメだ!」
はぁ。危うくこいつが大声でキスだとかいう変態になってしまう。
「もういいから早く行くぞ!もう時間だ!」
歓迎の鐘が鳴る中、圧倒的な身体能力で桜並木を走る俺であった…
……とまあ、もしかしたらこの後作品が急展開を迎えます!あの警官、なんか既視感が…?まあ、これからも応援お願いします!それじゃ!




