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転生したら神でした~ある神の記憶~  作者: 縁側のゆったり
殺し屋の矜持

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転生したら神でした~ある神の記憶~3話 レスト・アーカイブ

久しぶりの投稿で…バタ。

「もう鉄板ネタだろこれ↑」




「澪様。ただいま戻りました」

不思議なことこの上ない魔術でここがどこかもわからないが、

俺は前の椅子に座っている澪様に戻ったことを告げる。

「あ、…月詠ね。遅かったじゃないの」

「今思い出すのに0.6秒ほど時間かかりました?」

「撃つわよ」

命かけて帰ってきた部下にそれはないんじゃないですか?

いかにも(棒)がついてそうな「心配してたのよ?」とか

絶対に心配してなさそうな気配だ。

でもこの人なら撃ちそうだからやめておく。

「すみません。少ししくじりまして」

俺は跪きながら報告する。

「あら?貴方がしくじるなんて珍しいわね」

そう驚いてる?主君はなぜかため息をつきながら立って言いわよというので立って報告をする。

「それが・・・私としたことが、警察に正体がばれてしまいまして」

「え⁉」

さっきの10倍ほど目を丸くして驚いていらっしゃるが、

これは紛れのない事実だ。

「実はターゲットを殺害したのち、今回は血はついていなかったので、歩道を歩いて帰還していました。

ですがその途中…



「今回は服に血は…ついていないか。じゃあわざわざ建物の上を渡らなくてもいいか」

服に血がついていないのを確認した俺は念のため地味な上着を着て、都会の真ん中を歩く。

そしてちょうど人気のない交差点についたとき、

「君!ちょっと待ってくれるかい?」

そう声をかけられ、後ろを振り向くと、

「⁉」

そこには若い茶髪の警察が一人、こちらを見ていた。

なのでとっさに顔を能力で変える。

流石に警察はまずいと思い、できるだけ話を終わらせる。

「なんでしょうか?」

「ああ、君から少し血の匂いがしてね」

こいつ、俺のついてもいない返り血の匂いをかぎ分けた!?

「そんなわけないじゃないですか?」

念のため密かにナイフを創造する。

「いや、それがこの近くで惨殺事件があってね。その見回りをしてるんだけど…」

その現場と同じ匂い…というか気配がしたんだよね~」

「気配?」

「ああ。僕は世理。僕は『真なる目』の能力を持っていて、それで解析したんだ…って、言わなきゃよかったか。

だって…君が犯人だろ?―――」

そういい終える間もなく、俺はナイフをそいつの首めがけて突き出した。

幸い近くに人はいない。というか絶対に立ち入らせないよう結界を創造する。

そしてナイフはそいつの首を刺した・・・と思ったら、

俺のナイフをそいつはいともたやすく制圧し、そいつの腕が伸びてきた。

これはまずい!?

「っ!」

とっさにジャンプして避けたが、追撃が来る。

その男の手にはさっき落としたナイフがあった。

下からナイフが飛んできて、逆さだったからか俺の肩に刺さる。

「クッソ…」

ナイフに気をとられていた隙に、首を掴まれ、、地面に押し倒された。

そして、混乱しているせいか神の力もまともに使えず、変装が解けて・・・

まずい…息が―――

その時気づいた。こいつの眼は、警官ごときの眼ではなかった。


「…」

「ゴホッゴホッ」

・・・世理という男が俺の素顔を見た瞬間、急に押さえつける力を弱める。

このチャンスを逃すわけもなく、思いっきり腹部を蹴り上げる

「ぐはっ!」

せき込んでいるうちに素早く抜け出してその男の横で立つ。

「残念だったな。気を抜いたのがお前の敗因だ。」

そう言い放ちナイフでとどめを刺そうとしたら・・・

「…なんだ?」

世理が跪くようにゆっくりとこちらを見上げる。

その眼にはまだ光があった。

だがナイフを持っているというのに、殺意を感じない。

そしてその男は危機に面しているというのに、

不敵な笑みを浮かべている。

「君の素顔を見て確信した。

君こそ…僕が探していた人だ」

そう意味の分からないことを言い出す。

しかも寒気がしてきた。

「・・・誰と重ねてるか知らないが、少なくとも俺は見つけて笑みを浮かべるほどの人物ではない」

そう言い放ち、もう一度腹部を回復した体で蹴る。

そして世理は吹っ飛び、裏路地のゴミ置き場に激突する

「終わりだな」

そう言って、その横を通り過ぎ顔も手をかざし変装後に戻す。

だが周りを見ると、一人の桜色の髪をした少女がこちらを見ていた。

仕方ないが…

俺が近づくと、その場にへたり込み、後ずさりする。

「やめて…来ないで…」

…気づいたことがある。こいつを見て、過去の自分を思い出した。

「…名前は?」

「…レスト…アーカイブ…」

「学校は?」

「来月からだけど月光学園…って、殺さないの?」

そう聞いてきたレスト。

まあ疑問に思うのも当然だが。

「お前と過去の自分を重ねた。殺したくもないから俺もその学園に入学して、『同級生』として

監視でもしとくさ。

俺の正体をばらさなけらば他は好きにしろ」

「…その眼、悲しみを背負う人の眼だよ…」

何か小声で言っているが、聞こえない。

危ない賭けだが、こいつは信用できる気がする。

そして監視のためというのは悪意なのか、こいつに神の力が使えない。

顔の変装なら保てるが。

ひとまず入学するだけだ。

「お前はここで起きたことを忘れればいい。そして絶対にほかの人間…人に伝えるな。それだけだ」

「わかった」

「敬語を使え…って、結局は同級生なのか。じゃあな、俺は帰る」

「…不思議なこともあるもんだなぁ…」


だが湯田は気づいていたのかわからないが、ゴミ置き場で寄りかかるその男は目に光があり、笑っていた。

「…ようやく見つけたよ…湯田君―――

前書きがかなりめんどくさくて数行でしたすいません…そして!「カクヨム」に、掲載が決定しましたー!

めっちゃうれしいです!これからも頑張ります!(現在読者ゼ~ロ~)

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