転生したら神でした~ある神の記憶~ 12話 (タイトルはコメントで募集しますぅ)
「おい千里!あいつ意外と人間界楽しんでっぞ!」
そんな声が神界に響く。
その声に呼応するかのように壁の奥から飛び出てきたのは千里であった。
「あのガキか!」
「おう!これ見てみろよ―――
「ったく、何でこいつはこんなに重いんだよ⁉」
俺は今ぐったりしている世理を背負いながら森の中を歩いている。
最初は魔法で浮かそうかとも思ったが、本人が「ちゃんと背負ってよ」とのこと。
――別にどっちでもいいだろ――と言いたいが、衰弱している人間(?)に
そんなこと言うほどスパルタなわきゃない。
ただこいつが真後ろにいるというのが寒気がする。
寝てるのでまだいいのだが……
「ここら辺は意外に人少ないね」
足を止めたレストが小山の上を見る。
「ああ。まあ目立つ場所にわざわざ来ないだろうな。周囲を見渡すくらいには使えるだろうが」
「それで場所がばれることもあるからきおつけてね……」
とっくに回復してるはずの世理が俺の背中から注意をする。
「わかったがお前は早く降りろよ」
「え~、いい匂い……」
「落としていいか?」
回復してるなら早く降りてほしい。てか落としたい。
「俺だって衰弱してる中お前を背負ってんだよ!……って、寝てやがる……」
「アハハ……」
イラつく俺と俺の背中ですーすー寝ている世理を見て苦笑するレスト。
そう他愛もない(?)会話をしていると、頭の中に直接アナウンスが鳴り響いた。その声の主はクロノだ。
「残り124人!パーティーも含むとあと20パーティーと5人!最後に生き残るのはいったい――⁉
ちなみにみんなが狙ってるfランクパーティーは小山の近く、西側だよー!」
あんのクソ学園長……
恐らくパーティーが結託してるから大人数のパーティーになっているだろう。
「えぇ!?場所バレたよ⁉」
「わかってる!逃げるぞ!」
そう会話しながら全力で走っていると後ろの小山の裏から20人ほどが空を飛んできた。
「うわぁ⁉飛翔魔法!?こんなに扱える人がいたなんて……」
「いいから本気で走れー!」
森の中の小道を走る2人と担がれる1人。
そして飛翔する20人。
なんだこの字面は。
そうして本気で走っていると、後ろを見てた世理が何か言いだす。
「大群だね~~ちょっと肩借りるよ」
「はぁ⁉ちょっとま――」
急に肩を借りると耳元で言いだすと、肩に乗ってきた。
「お前なぁ――って、あれ?軽い?」
「君の力が強いんじゃない?」
「んなわけあるか」
そういいながら肩に乗ってきて、後ろに飛ぶ敵を閃光でバンバン撃ち落としていく。
「お前閃光魔法扱えたのか……」
「まあね!世界中の魔法使えるかも!」
「嘘をつくな」
「嘘はついてないよ!」
「ついてるだろ。」
「湯田君、僕はついてない!」
「世理はついてる!」
「僕はついてる!」
「世理はついてない!あっ」
「へへ~流された~」
この野郎……
「じゃあお前が死にそうになっても助けないからな!」
仕返し紛れにそういうと、急に世理は力を弱め、肩からずり落ちる。
その後地面にもたれこみ固まる。
そして世理を狙う奴らが一斉に火魔法をぶっ放す。
『やばいあいつガチで死ぬ!』
直感的にそう感じた俺はすぐに振り向き、奴らに広範囲系の火魔法を吹っ掛ける。
そしてばらけたすきに世理を抱え込み、全速力で突っ走る。
「何やってんだお前!」
手を掴み、背中に乗せる。
世理が話し始める。
「やっぱり助けてくれたじゃん」
「お前まさかそれを証明するためにわざと落ちたのか!?お前はいったい何がしたいんだよ⁉」
マジでこれが本心なのだ。
ただ違和感がするが……何故助けたのだろう?あいつなんかいなくても特に・・・・・・・・いや、
嫌な予感がし、パーティーステータスを開く。
「ア・・・・・・・こいつがリーダーだわ」
嫌な予感がすると思ったら……承諾してねえぞオイ。
「ったく……ふざけんなよ…もしかしてだけど――
「学園長に頼んでみたよ!」
「殺すぞ」




