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日米転生   作者: 照山
第4章 国際会議編
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5-11 閑話1 ドローンの標的

八月上旬函館奪還作戦の中、フィックス自由国では大規模な戦闘が起きていた。


「日本の皆さん、撃ってください!」


「分かりました!目標距離500。撃て!」


フィックス派遣中の自衛隊やアメリカ軍は数千の部隊を率いて森林や市街地で戦闘を行っていた。


「敵も我が国と似たような武器を保有している。そしてここは森林だ。ゲリラ戦に移行!」


「了解!」


敵の数が多いのと戦地が森林であるためゲリラ戦で茂みに隠れて来た敵を攻撃する戦法へと移った。しかし食糧不足により栄養失調で餓死するものが何人もいた。


「ドローンで敵を補足しました。攻撃を行います。」


敵国にはまだドローン攻撃能力及び探査能力はまだ開発されていない。これは日米にとって好都合である。


「ヤマダ君。この世界にドローン技術がなくて良かったな。もしあったら今ごろ我々は敵のターゲットとなりあの世に行っていただろうな。」


米兵のコールが陸自の山田に言った。


「本当そうですね。ですがここは戦場。いくらドローンで有利にことを進めることなど不可能です。気を引き締めましょう。」


「そうだな。」


数分後敵を補足したドローンはアズール兵士を殺傷した。仲間も次々に撃ち殺され、敵部隊は混乱していた。


「どこからの攻撃だ!攻撃元を探せ!」


「隊長殿!あれかと!」


「何だあの飛行物体は!あれから攻撃しているのか?」


「そうかも知れませ・・・」


パシュという音により隊長と話していた部下は撃ち殺された。


「何!?」


このままでは俺も死ぬ。その瞬間頭に衝撃が走った。何かと思ったら血であった。本隊とも離れついていないと思った。ショックでふらついた。しかし人の足音が聞こえた。


「日本国陸上自衛隊です。あなたは敵ですが必。血糊を撃って少し貫通したので取り除く手術をします」


日本国・・・あぁ今交戦中の国か。その時フォアは意識を失った。


ドローン攻撃を行った連合軍分隊は脱走した兵がいるがフォア分隊長は同盟国側の捕虜となった。この戦闘により今後ドローンが活躍していくかもしれない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


日本国 自衛隊中央病院


4日後、分隊長は目を覚ました。


「ここは・・・」


「目が覚めましたか?フォア分隊長。ここは日本国自衛隊中央病院です。」


ここは敵国か。私は捕虜になったのか。もう全てのことを洗いざらい話してしまおう。


「私はアズール社会主義共和国軍第8機動陸戦隊長です。助けていただき感謝します。」


丁寧に挨拶をした。その後医者からどのような手術を行ったか、戦地や国ではどのようなことが起きているのかたくさん聞かれた。ここは敵国だが捕虜になった以上全て話した方がスッキリした。また、退院日は9月になった。そして退院後はこの国で保護されることとなったのである。

今回は函館奪還作戦裏での出来事を書きました。今後も書くのでよろしくお願いします。

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