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日米転生   作者: 照山
第4章 国際会議編
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5-10 函館奪還作戦【序ー2】

同盟国の作戦開始から1週間が経過した函館。両者ともに苦戦中である。自衛隊を中心とした24万人の奪還部隊は札幌や仙台からの航空支援の援護のもと敵を殲滅していった。


「こちら第7分隊。敵占拠中の函館駅に突入する。どうぞ。」


『こちら奪還作戦司令部。健闘を祈る。』


函館駅上空には米軍のドローンがうようよいた。また、分隊長にサドル王国兵が尋ねた。


「キヨタ分隊長殿。駅にはどれくらいの兵力がいるのですか?」


「不明だ。いいか全員。これから駅に突入する。死ぬ可能性も十分ある。引き締めていけ!」


「了解!」


「後方に敵数百!」


第7分隊はアズール軍とノルテ帝国軍に待ち伏せされていた。


「敵兵発砲!こちらも構わず撃て!くそ数が多い。」


「司令部に伝達します。」


銃声が飛び交う中、司令部に伝達を試みるも電波妨害を受け通信が出来なくなっていた。このままでは分隊全滅もありえる。


「ヤバイぞ。前から敵が来た!援護を頼む。」


通信兵5人が手榴弾を投げ込んだ。敵の足元に落ち、爆発した。


「まだ来るぞ。」


「一旦撤退するぞ。この人数では太刀打ちできん。」


「ワカリマシタ!」


この日第7分隊は500人いたが180人が失くなった。これを受け司令部は一個分隊につき一万人規模にすることが決まった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


陸上自衛隊八戸駐屯地


ここには主に同盟国陸軍のヘリコプターが駐留している。


「司令部より敵地上部隊の殲滅要請を受けた。全員搭乗!」


エルヴィス軍のヘリコプターには爆弾設置が可能であるため自衛隊はそれらを中心とした攻撃部隊を編成して出撃した。


「函館は激戦地だ。撃ち落とされぬように注意しろ。」


「了解!」


攻撃ヘリコプター40機、爆撃ヘリコプター15機で編成されている。


「目標は函館駅・函館空港に潜伏中の敵兵だ。何度も言うが撃ち落とされないようにしろ。」


数十分後、函館上空に差し掛かった。


「函館上空に到着。殲滅を開始する。全機目標に機銃射撃!」


一斉に機銃射撃を開始した。敵は一目散に逃げるも脳天を撃ち抜かれた。


一方地上では


「友軍の援護だ!助かったぜ。」


『聞こえるか友軍地上部隊!こちら同盟国陸軍ヘリコプター部隊長の楠本だ。』


無線通信で会話した。敵の数の減少が確認された。


「了解!支援感謝する。」


政府が想定していた以上に激戦が長引くこの作戦は1ヶ月以上続くかもしれない。また、同盟国側は死者6万人、連合国側の死者は9万人を越える。そして函館港には多くの連合軍の輸送艦が行き来している。いずれ函館港も奪還が始まる。



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