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日米転生   作者: 照山
第4章に向けて
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5-14 函館奪還作戦【中ー2】

函館公園 対同盟国爆撃機迎撃火炎ミサイル連隊


「敵爆撃機を6機確認!迎撃を開始します。」


「了解。射程圏に入ったら迎撃せよ。」


「隊長!爆撃機の後ろに多数の戦闘機が!」


「何機来ようとも気にするな!」


爆撃機6機の後方に戦闘機と思われる航空機が50機以上飛行していた。


「敵航空機射程圏に進入!迎撃開始!」


42基の迎撃ミサイルは一斉に放たれた。同盟国側もミサイルを発射した。


「ミサイル命中!2機撃墜!残り4機間に合いません!」


自衛隊第1爆撃隊は2機撃墜され、4機は爆弾投下に成功した。爆撃機内では


「目標に投下完了。基地に帰投する!」


『了解。』


爆撃隊は撤収したが後方の同盟国側の戦闘機や攻撃ヘリコプターは函館公園のミサイル連隊を直接攻撃した。


「敵ミサイル部隊を殲滅せよ!」


グレーシス共和国軍の対地攻撃ヘリコプターは機銃掃射を開始した。アズールの迎撃ミサイル部隊長は


「このままでは全滅の可能性がある。撤収し・・・」


ヒューーードカーンという音が響いた。空自の貫通弾で公園内の部隊を一掃した。敵部隊長はもろに命中し跡形も無くなった。


「公園内の敵部隊の殲滅完了。函館公園を制圧する。」


『こちら作戦司令部。ドローン映像によると公園内に数十人の敵あり。注意して降りろ。』


「了解。」


24機の輸送ヘリコプターが到着し、50人が公園制圧を開始した。


「後方警戒を厳とする。」


数十分後、


「物音を立てるな。敵を発見した。いいか脳天を狙え。」


「分かりました。」


武蔵連邦国のスナイパー部隊が草むらから静かに撃った。目標はどこから来たか分からない攻撃に混乱し脳天を撃たれて死亡した。


「敵排除完了。そのまま前進する。」


翌日、敵は数人いたが排除し、公園の奪還に成功した。アズールの迎撃ミサイル連隊は全滅した。さらに同盟国側はアズール所有の火炎迎撃ミサイルを押収した。その後、日本政府と防衛装備庁に引き渡し研究が行われた。公園奪還後、数日戦闘は無かったため戦闘員に一時の休息が与えられた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


日本 防衛装備庁


「こちらが押収した敵兵器です。研究のしがいがありますね。」


「そうだな大畑くん。研究を開始しよう。」


9月10日、総理と防衛相の立ち会いの元連合軍の火炎迎撃ミサイルの研究を開始した。構造は非常に複雑であり、一度解体したら元通りに出来ないだろう。


「これは時間がかかりそうです。総理と防衛相は1か月後東富士演習場で試験発射するので視察お願いします。」


「分かりました。時間がかかると思いますがよろしくお願いします。」


火炎迎撃ミサイルは今後の戦闘に優位に立つ代物なのかもしれない。そしてこの戦争は年内には終わらないだろう。

まもなく世界戦争編後編に入ります。よろしくお願いします。

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