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日米転生   作者: 照山
第4章 国際会議編
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5-9 函館奪還作戦【序ー1】

青森県 海上自衛隊大湊基地


以前の戦闘で大湊基地は8月1日現在も復旧作業中である。そのため政府は大湊基地を一時閉鎖することを決定した。大湊駐留部隊は八戸基地へと移動した。また、残り数時間で函館奪還作戦が開始される。


日本国 作戦司令部


「総理、まもなく作戦が開始します。」


「わかった。部隊の準備は整っているな?」


「もちろんです。」


「あと5分で作戦開始時刻です。」


緊張感が走っている。


「5、4、3、2、1、0。始め!」


13ヵ国合計24万人に作戦開始の司令を出した。


『こちら作戦隊長の茂木です。任務開始します。』


13時遂に函館奪還作戦開始の命令が出された。24万人の同盟国兵は士気が高まり活気づいていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


青函トンネル


「全員に告ぐ。これは訓練ではないことを肝に命じておけ。生きているなら必ず死ぬ。だが、死ぬのは今ではないことをよく覚えておけ。全員搭乗!」


装甲車に乗った隊員は青函トンネル内に入った。ある車両の中で


「なぁこの作戦どうなると思う?神原」


同期の町田が神原に問う。


「敵兵力も巨大だから正直厳しいものになると思う。しかし勝算はある。それは分散で攻撃をして函館潜伏中の敵兵を殲滅する。」


『まもなくトンネルから出る。総員武器の用意を。』


24万の同盟国の奪還部隊がトンネルから続々と出てくる。


『全員警戒せよ。敵弾がどこから来るか分からないからな。』


「敵兵確認!対戦車砲携行!」


敵側では


「見つけたぞ、対戦車火炎砲撃て!」


ドカーン!


「敵戦車撃破!」


「全兵集中砲火!隊長。敵も撃ってきました!」


「応戦する!」


このようにして同盟国と連合国総数約60万による戦闘が始まった。この戦闘は長引くことになるだろう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


航空自衛隊千歳基地


ここには同盟国空軍が函館奪還による航空支援のために大量に航空機が離着陸してきている。また、今回の奪還作戦により各所の空港や高速道路が通行止めになった。高速道路の使い方は万が一航空基地が破壊された際に高速道路に緊急着陸するということが決まった。


「全機搭乗!函館奪還作戦中の友軍部隊援護のために函館空爆を行う。自国の都市に爆弾を落とすのは躊躇するが敵が消えるなら手段は選ばない。出撃!」


日米のF35と11ヵ国の戦闘機何機も出撃した。数時間後、戦闘機は函館上空に差し掛かった。


「全機に告ぐ。まもなく函館上空に入る。爆弾投下の準備を開始せよ。」


「「「「「了解!」」」」」


「地対空ミサイルを敵が発射!回避行動取れ!」


爆撃部隊が離散した。


「回避成功!爆弾投下!落とせ!」


数百発のクラスター爆弾を投下した。敵陣地に着弾し火の手が上がった。


「目標に命中!帰投せよ。対空ミサイルに警戒せ・・・」


「地対空ミサイル接近!回避!」


函館の市民球場に置かれていた敵対空ミサイルから発射されたミサイルは数十機のミサイルへと向かっていた。


「回避成功!生存機の確認を行う。」


部隊長が残存機の確認を行った。撃墜機その数27機。出撃機は50機であるため帰投できたのは23機となった。


「千歳に帰投する。」


「了解!」


敵陣地の一部破壊に成功したものの帰投した戦闘機パイロットの目には涙を浮かべていた。殉職した仲間のためにも更に敵を倒すと心に誓ったのだった。

少し遅れましたがよろしくお願いします。

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