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日米転生   作者: 照山
第4章 国際会議編
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5-5 函館・大湊防衛戦線

6月10日 開戦から約1ヶ月が経過した。両軍双方で被害が出ている。現時点での死傷者数は同盟国側が52万人、連合国側が50万人を超えている。そして、アメリカへの本土攻撃により、アズール軍のミサイル攻撃能力が米軍のミサイル能力を大きく上回っていることが判明し同盟国側は劣勢へと立たされることになる。さらに日米は逆侵攻を受けてしまう。


青森県 海上自衛隊大湊基地


現在ここでは厳戒体制が敷かれている。戦地で殉職した自衛隊員が保持していた地図を敵が入手してしまい日米逆侵攻の可能性が数日以内に発生するかもしれない。


「戦艦らしいものを発見次第すぐに報告しろ!」


「了解!」


基地には物々しい雰囲気が漂っていた。


数時間後


「司令!大変です。北海道方面とこちらに約500の戦艦が向かっています!」


「何!?直ちに基地防衛に移行!」


その矢先、敵戦艦から炎を纏った火炎ミサイルが放たれた。


「今すぐ護衛艦から対空ミサイルを撃て!」


護衛艦から13発のミサイルが放たれ、火炎ミサイルへと向かった。しかし、敵戦艦から撃たれた12発のミサイルは5発しか迎撃出来なかった。残り7発は護衛艦3隻と基地へと着弾した。


「状況確認!消火活動に当たれ!負傷者の確認も!」


「たった今航空支援を要請しました。到着まで30分から一時間程度かと思います。」


「千歳からは来ないのか?」


「現在千歳は函館防衛中です。」


「函館も攻撃を受けたのか?」


「はい。市街地戦闘中らしいです。」


「分かった。松島・百里からの支援を待とう。それまで持ちこたえろ!」


「了解!」


この火炎攻撃により、大湊基地駐留の護衛艦は15隻のうち3隻が航行不能となり、死傷者は基地所属隊員約1000人のうち70人が死亡した。多くは焼死体となっていた。果たして大湊防衛はできるのか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


北海道 航空自衛隊千歳基地


ここにはF35戦闘機部隊25機が駐機している。函館から航空支援を受けた部隊は15機出撃した。


「今から敵戦力殲滅を行う。」


「了解」


十数分程度で函館上空に着いた。しかし函館市内は煙が立ち込めていて、陥落寸前であった。


「敵戦艦を攻撃せよ!」


隊長の言葉に全機戦艦に爆弾を次々と投下し、沈没する戦艦や航行不能となる敵艦もいた。5時間後


「敵支援艦殲滅確認!これより味方部隊への航空支援へと移行する!一旦基地に帰投!」


敵戦艦の破壊に成功したが、4機が撃墜された。また、大湊からの報告で航空支援で敵戦艦の一部殲滅を確認された。そして、敵連合艦隊は撤退を開始していたがいつまた来るかわからないため守りを固めることにした。一方函館は自衛隊員による徹底抗戦を行ったものの惜しくも陥落してしまった。


また、生き残った自衛隊員と民間人およそ数十万人は札幌へと避難した。撤退前にある自衛官がこう呟いた。


「我々はもう一度この地に来る」と

少し遅れましたが、よろしくお願いします

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