5-4 我々は5分後に爆撃を開始する
アメリカ合衆国 政府
「我々は5分後にアズール社会主義共和国とその同盟国に爆撃を開始する。」そう宣言した合衆国大統領は敵国に爆撃を開始すると通達した。
アメリカ合衆国 ニューヨーク空軍基地
現在航空自衛隊との共同運用として使用されているこの空軍基地では爆弾を装備した戦闘機や爆撃機が
30機以上出撃した。
「久しぶりの実戦だ。ワクワクするな。」 「そうですね~石材に戻してやりましょう。」
『気を緩めるな。先程偵察部隊が帰ってきたが敵の防空システムで15機は撃墜されたそうだぞ。』
「分かりました。」
無線で司令に怒られたことにより、緊張感が漂った。そして
「敵国上空に入ります。」
そこには信じられない光景が目に入ってきた。敵の無数の防空システム。そして数多くの打ち落とされたF15やF2、F16の姿があった。
「何てことだ・・・・・・。」
「全機に告ぐ!警戒を厳とせよ。」
反応がなかった。考えたくもないことが頭に浮かんだ。
「まさか・・・全滅?」 「やめてくださいそんなこと!あるわけないです。まだ無線の繋がる範囲じゃ・・」
「司令部応答せよ!司令部!」
反応がなかった。
「先輩!あれを!」
「まずい!敵ミサイルだ!逃げr・・・」
バーーン!という音ともにミサイルが命中した。また、司令部は敵の長距離火炎ミサイルによって火の海となっていた。つまりニューヨーク空軍基地は全滅である。これによりアメリカは初の本土攻撃を受けた。そして死者2万5000人を超える。
こうなってしまった原因は敵の防空システムである。彼らは防空システムを共有し、一つ一つの爆弾を必中で迎撃する。それにより空自・米軍爆撃部隊は全滅。さらには長距離火炎ミサイルによって空軍基地は火の海となる。さらに変則軌道であるため迎撃困難であるのが今回の作戦の失敗である。この結果によりアメリカは核兵器の使用の可能性を上げた。
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アズール社会主義共和国 首都フュン
「司令!朗報です。敵戦闘機の全滅を確認しました。」
「よくやった!いずれはアメリカとか言う国をもろとも占領するぞ!」
「はい!」
この一連の出来事により、連合軍全体の士気が向上した。彼らは同盟国の全面占領を計画している。
「司令。今日は飯が美味しくなりそうですね。」
「そうだな。連戦連勝と行きたいものだな!」
その日。首都フュンは大いに盛り上がった。しかし今後この町に核が降ることをまだ住民含め知らなかった。
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