5-1 宣戦布告
5月1日 合同演習を終えたアズール社会主義共和国とその同盟国はフィックス自由国への侵攻を開始しようとしていた。戦力はアズール社会主義共和国は500万人、それに対し自由国軍は285万人と差は明らかであるが集団安全保障を日本やアメリカなど25カ国と締結しているためまだ大丈夫であるが不安要素もある。
フィックス自由国 沿岸都市ノード 第6沿岸警備軍
「異常があったらすぐに知らせろ。いいな?」
「了解です。」
この国は大きな島や離島が数千に及ぶ島であるため沿岸警備軍は各地に20個軍団配備されている。担当が各地に振り分けられている。まとめると自由国軍の編成は以下の通りになる
陸軍 海軍 空軍 陸海戦闘軍 沿岸警備軍の4軍である。
「敵戦艦確認!砲をこちらに向けている!隊長どうしますか!」
「総員警戒せよ。慌てると敵の砲の的になるぞ。」
「了解です。」
ドコーーン!という音が響き司令部が攻撃を受けた。
「防衛局に通達せよ。敵の侵攻が始まったと」
「分かりました。」
「そして総員!戦闘準備!」
この一件が司令部に伝えられ攻撃許可が降りた。また、アズール社会主義共和国外交部から宣戦布告の書簡が届いた。
ーー我が国は貴国フィックス自由国への侵攻を開始す。今後貴国との外交関係は一切存在しない。ーー
などの文書が届いた。そして、アズール社会主義共和国に味方する国からも宣戦布告を受けた。自由国政府は集団安全保障を締結した25ヵ国に軍事支援を要請した。
「不味いことになった。」と自由国首相のジュークは言った。
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日本国 首相官邸
「総理、只今より国家安全保障会議を開催します。まず杉山外相からです。」
「先程フィックス自由国よりアズール社会主義共和国から宣戦布告を受けたとの情報が入りました。我が国と自由国には同盟関係及び集団安全保障締結国でもあるため自衛隊の派遣が可能です。総理はどうしますか?」
「我が国と自由国は同盟関係にある。それはアメリカも同じである。我々は力による現状変更は断じて許してはならない。自衛隊の派遣をしよう。」
「分かりました。アメリカ政府にも伝達しておきます。」
ーー日本政府 フィックス自由国へ自衛隊派遣決定。18時から記者会見ーー のニュースが流れた。
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アメリカ合衆国 ホワイトハウス
「大統領。自由国が攻撃を受けました。米軍の派遣をしますか?」
「もちろんだ。日本はどうなんだい?」
「日本政府によりますと先程自衛隊派遣を決定したそうです。」
「彼らにしては行動が早いな。よし米軍派遣を決定しよう。」
「分かりました。」
この日アメリカ合衆国はアズール社会主義共和国に宣戦布告を通達した。これから世界は世界戦争へと突入する。約50カ国を巻き込むかもしれない。果たして勝者は現れるのか。
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