4-10 国際同盟 前編
1月28日 ヴェルディ連邦共和国 国際同盟本部
ここに日本とアメリカの国際同盟派遣外交官が到着した。この日国際同盟本部にて日米両国の加盟式典が行われる。
国際同盟。これは地球世界でいう国際連合のようなものである。また、国際同盟支部を何個かあり、世界各地にあるようだ。
国際同盟の主な仕事は貧困国の救済や武力衝突発生地域への軍隊派遣などを行っているなど国際連合とあまり変わらない組織である。しかし一つ違うのは常任理事国がないことである。だがその代わりに国際同盟首長国がある。
「じゃぁ入りますか。」
「そうしましょう。」
国同派遣外交官の柊と乃木は緊張していた。一方アメリカの国同派遣外交官のトムとヤーコンは元気だった。
「偉大なるアメリカを見せつけてやろうぜ!行こう!日本のヒイラギさんとノギさん!」
「はい!行きましょう!」
彼の一声で元気が出る。国際同盟本部はとても広い。ガラス張りの扉を開ける
「ようこそいらっしゃいました。こちら国際同盟本部でございます。入館証をお持ちでしょうか。お持ちでない場合はあちらの入館証発行受付で発行していただきます。」
扉を開けると武装した綺麗な女性が立っていた。背の高い女性であった。彼らは彼女に見とれすぐさまに
「分かりました!!」と大きな返事をした。
その後、日米の外交官4人は入館証を新規発行した。
「これで入れるな。」
「皆様あちらの入館証許可通路に行って入館証をかざすと入館できます。」
言われた通りにやった。
「よし入れた。」
「では行ってらっしゃいませ。」
通路を通ったあと4人の外交官はあの女性のことを話していた
「あの女性めちゃくちゃ良くないですか?スタイルいいですし。異世界ってよいもんだなぁ。それにしてもきれいだったなぁ」
「その気持ちよくわかるけどよ柊。でも今は式典に集中しないとな」
「そうですね!ここでしたっけ。」
「うむ。では開けるぞ」
扉を開けると多くの各国の首脳であろう人たちが座っていた。
「我々の席はここだな。よいしょっと」
座ったが椅子がとんでもなかった
「この椅子座り心地やべぇな。とても快適だぁ。これはあれだ。人を駄目にする椅子だな。」
「そうですね!とても良いです。」
すると式典場の扉が開き司会かと思われる人が入ってきた。
「この度はお集まりいただき誠にありがとうございます。私ヴェルディ連邦共和国のフイルコンと申します。よろしくお願いします」
「それではまず新規加盟国の代表の方々に挨拶をしてもらいたいと思います。代表の方は前に」
日本は乃木が、アメリカはヤーコンが壇上へと上がっていった。この挨拶が今後信頼できるパートナーであるかということが重要となる。
次話国際同盟後編になります。よろしくお願いします




