4-1 武蔵連邦国
対エルヴィス戦が終戦して1か月がたった。その間には亡くなられた自衛隊員の葬式や新たな防衛条約を結ぶなど他国との交流を深めていった。日本政府はエルヴィス民主主義共和国の近隣国の武蔵連邦国と接触しようとしていた。
武蔵連邦国は人口1億8500万人、言語は日本語に近い言葉で、日本と似たような特徴を持つ国家である。工業が盛んで、国防に力を注いでいる。その国と日本は交流を深めていくことに決めた。
武蔵連邦国 ハコバ空港。
「大野さん、到着しました。」
「おっ。着いたか。」
外務省から派遣された大野外交官は町並みを見て驚いた。
「町並みがすごいなぁ。レトロな感じがまた良いね」
「あれがこの国の外務省か。」
大野外交官は武蔵連邦国の外交官と面会するため内部に入った。
「お待ちしておりした大野さん。私武蔵連邦国外務相のスギノと申します。よろしくお願いします。」
日本人らしい顔立ちと名前だった。何か親近感湧く
「こちらこそよろしくお願いします。日本国外交官の大野です。」
自己紹介のあと、面会室に案内された。
「こちらにお掛けになってください。」
「はい。」
「では始めましょう。」
日本・武蔵会議が始まった。
「まず両国の国のことについて話しましょう。未知数なものでね。」
「まず我が国から話しましょう。日本は人口1億2000万人、公用語は日本語、四季があり、世界遺産もあり、色々な国から愛されています。」
「それは素晴らしい!我が国武蔵連邦国は人口が2億人近くあり、言語は和語です。日本語に似ていますね。そして、この世界には国際会議があるのですが、エルヴィスを打ち倒した日本やアメリカにも参加してもらいたいのですがどうですか?」
「国際会議ですか。それいいですね。アメリカにも伝えておきます。」
「分かりました。では次に互いの軍事力を言い合いましょうか。武蔵連邦国軍は総兵力46万人。陸軍27万人、海軍10万人、空軍9万人です。」
「日本では自衛隊員約43万です。帝国戦争後から増員して現在陸自24万人、海自10万人、空自9万5千となっています。」
「分かりました。それでは本題に入りましょう。」
その後雑談を交えながら話をした。会議は少し長引いたが無事終了した。締結したことはこれらの4つだ
一,農業製品の輸出入
ニ,相互安全保障条約
三,国際会議の参加申請
四,自衛隊の駐留
等である。会議終了後大野外交官達は会議で話し合ったことを日本に伝えた。また、国際会議がどんなものか調べていくことにした。
第4章開幕です。よろしくお願いします。




