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日米転生   作者: 照山
第3章 帝国戦争編
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4-5 合同軍事演習(2)

12月3日、アメリカ領エルヴィス南東部沿岸で6カ国による軍事演習が行われた。参加国は日本・アメリカ・エルヴィス民主主義共和国・グレーシス共和国・フローラル人民皇国・武蔵連邦国である。彼らの狙いは来年の1月か2月に開催される国際会議で他国に友好関係をアピールすることである。


「目標の試験艦に標準を合わせろ。」


この会話はエルヴィス防衛海軍の護衛艦司令室内での会話だ。


「目標まで500m。艦砲射撃を開始する。」


「了解。発射!」


ドーン!という音とともに退役した護衛艦から砲弾が放たれ、軍事演習で使う試験艦に発射し大破させた。


『こちら海上自衛隊護衛艦「こんごう」。エルヴィス防衛海軍に伝達。先程の射撃の結果は100点満点の内の60点だ。理由は射撃に時間がかかり過ぎているのと沈没させなければならない試験艦を沈められていないことが原因である。これらを踏まえて60点とする。以上だ。』


「了解です。一旦退きます」


エルヴィス防衛海軍の装備は海上自衛隊の退役護衛艦であり、エルヴィス防衛海軍の管轄は日本政府と海上自衛隊である。そのため、エルヴィス兵はまだ護衛艦の操縦になれていないようだ。これは仕方ないが慣れなければならない。


『次。人民皇国海軍。用意のほどをお願いいたします。』


今回の軍事演習の司令部は自衛隊にある。


「目標1km前方の試験艦に砲撃開始。撃て!」


ドカーーンという音とともに試験艦に砲弾が命中し、船底に穴が空き沈んでいった。沈んでいった瞬間艦内では歓声が起こった。


『よくやった。人民皇国の今回の結果は85点だ。惜しかったことがある。それは最後の歓声だ。あれは不要だ。理由は仮に敵がいたとする。歓声も良いが敵が先制攻撃で君たちの船が沈んでいった場合相手が歓声上げて沈んでいく様を見ていくのは屈辱だろう。だから歓声もほどほどにな。』


「分かりました。気を付けます」


演習での採点基準は発射後の艦内での態度や取り組む姿勢や意欲、そして試験艦の射撃後の形態などを元に結果を発表していくという厳しい採点がある。


そして軍事演習の期間は3週間。一周目が海上戦闘、二週目が陸上・航空戦闘、三週目が陸海空の模擬戦闘訓練という日程となっている。


その後、各国の船はそれぞれの課題をこなし一週間が経過し、海上演習が終了した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


12月10日、この日から16日まで陸上・航空軍事演習が行われる。内容は対戦車訓練や降下訓練や敵基地地へのミサイル攻撃や制圧訓練、空挺訓練が日本の東富士演習場、武蔵連邦国のアダーチ軍事演習場で行われた。


東富士演習場では


「目標距離700。対戦車ミサイル発射用意。撃て!」


ドーーンと響き、目標の的に命中した。


「目標に命中。所定の位置に戻る。」


こういう訓練や敵拠点の制圧が行われた。



アダーチ軍事演習場では


「大砲の照準を合わせろ!敵基地を素材に戻してやれ。撃て!」


ドカーーンと響いた。数秒後には着弾した音が聞こえた。


「目標撃破完了。これより撤収する。」


各演習場を3ヶ国のチームに分けて行った。また、日本と武蔵連邦は演習場の管理者であるため移動しなかった。


また、それ以外での訓練は敵ミサイルの迎撃や戦闘機での爆撃などの強力兵器を用いたことをした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


12月17日、最終日の12月23日までの間の訓練は陸海空合同演習である。最初の4日間は日米の演習場やエルヴィス防衛軍の演習場などで行われた。


『全員に告ぐ。これはあくまで実践ではなく訓練だが本当にその戦場にいると思ってやるんだ。返事!』


「「「「「「「はい!」」」」」」」


その後目標の試験船を航空攻撃して撃沈させる訓練や陸上から目標の試験船に向かってミサイルを

撃ったり、敵戦艦に移乗作戦を仕掛けて制圧するなど実践的な訓練を行った。この訓練で死者は出なかったが怪我人が多少出た。しかし実践では死ぬこともある。緊張感を持ってやらなければならない。


最終日、軍事演習の終了を祝って宴が開かれた。今後仲良くしていき、お互いを信頼しあうパートナーとなった。その後各部隊は帰国していった。


そして今回の軍事演習で6カ国は更に絆が深まった。また、来月の1月19日に決まった国際会議での友好的アピールの基礎固めが完了した。今後更に友好を深めていく。

まもなく国際会議となります。よろしくお願いします

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