3-19 戦後
日本国 首相官邸
9月16日、帝国の降伏が日米と共和国に伝わった。
「総理、帝国が降伏しました。我々の勝利です。」
「分かった。防衛省に防衛出動命令の解除を伝える。」
そして帝国の降伏の情報が渋谷などに流れ人々は喜びに溢れた。人々は
「やった~ー!帝国に勝ったぞ!」という声が多く上がっていた。
ニュースでは
【エルヴィス帝国 全面降伏へ】というテロップが流れT◯itterで<降伏>や<帝国の負け>がトレンド入りした。
そして16日の18時に記者会見が開かれ
「我が国と合衆国とグレーシス共和国はエルヴィス帝国に宣戦を受けて参戦し、今日この日戦勝したことを発表します。」
大島総理による戦勝宣言が行われ多くの報道記者が注目していて拍手もしていた。
「何か質問ある方」
「はい」
手を挙げたのは読◯新聞の記者だった
「読◯新聞の伊丹と申します。今回帝国に勝利したのは喜ばしいことですが自衛隊の被害も大きかったようです。これについてはどう思われますか?」
「我々としましては亡くなられた自衛隊員に深いお祈りをすると共に遺族の方に最大限の援助をさせていただきます。」
「分かりました。ありがとうございます」
その後会見は終了した。また、防衛出動命令が解除された。
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アメリカ合衆国 ホワイトハウス
「大統領!勝ちました!」
「そうか!やったな!」
「はい。やりました。しかし米軍に多くの死者が出ました。非常に残念です。」
「彼らはこの国のために戦ってくれたんだ。英雄だ。」
「そうですね。」
アメリカ合衆国でも祝勝ムードになっていた。
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エルヴィス帝国が降伏してから一週間が立ち、講話会議が開催された。講話会議が開かれたのはアメリカのロサンゼルスである。
「それでは講話会議を始めたいと思います。」
「まず、エルヴィス帝国の領土ですが大幅に削減します。」
その後、会議は5時間以上続いた。そしてロサンゼルス講和条約が結ばれ帝国との戦争状態が終了した。また、エルヴィス帝国はエルヴィス民主主義共和国へと変わった。
内容はこうだ
第一条,旧エルヴィス帝国は現在交戦中との国家との戦闘を終了する。
第二条,帝国軍の武装解除
第三条,旧エルヴィス帝国の分割統治
第四条,日米軍の駐留
第五条,賠償金関連
これらの話をして講話会議が終了した。4日後、3カ国の首脳が集まり、帝国領土の分割について話をした。
「我が国は帝都の一部と南側全域を獲得したいです。」
「合衆国は帝都の北側と西側とジーノ市周辺全域を獲得したいです。」
これらの話が長引いた。結果、帝都を共同占領し、帝都外を3カ国で分割した。
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9月28日、自衛隊と米軍と共和国軍が旧帝国に駐留した。内訳はこうだ
エルヴィス占領部隊 34万人
自衛隊 6万人(陸自4万人、海自1万人、空自、1万人)※一部共和国駐留部隊から出ている。
米軍 12万人(陸軍7万人、海軍2万人、空軍3万人)
共和国軍 16万人(陸軍8万人、海軍5万人、空軍3万人)
そしてエルヴィス旧帝国の軍隊は解体されたが新しい防衛組織が設立された。また、新しい軍事組織では竜部隊が廃止された。
エルヴィス防衛軍 5万3000人
陸上防衛軍 4万人
海上防衛軍 1万人
航空防衛軍 3000人
そして政治制度は内閣制度へと変わった。今後エルヴィス民主主義共和国は戦争の敗北を生かして新たな国家としてスタートする。
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対帝国戦争 被害数 死者約330万人
日本
自衛隊3万8000人、装甲車30両、航空機120機、艦船7隻
アメリカ
米軍14万7000人 装甲車130両、航空機200機、艦船3隻
グレーシス共和国
共和国軍24万4000人 装甲車650両 航空機460機、艦船150隻
旧エルヴィス帝国
旧帝国軍290万4000人 装甲車1200両 航空機2000機 艦船300隻
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第3章がこれにて終了です。次話から第4章開幕です。間に番外編があるかもですがよろしくお願いします




