3-17 降伏勧告 ~東京宣言~
日本国 首相官邸
総理は米大統領と共和国総統と電話会談していた。それは今後の帝国の立ち位置である。
「我々は明日の9月9日に降伏勧告を帝国に伝える。帝国の降伏後の領土や政治体制などを伝達する。意見はあるかな?」
「私から一言いいですか」共和国の総統が発言した
「どうぞ!」
「本当に帝国は降伏しますかね?」
「するんじゃなくてさせます」
「なるほど。」
「他にありますか?」
「ないようでしたら終わりとします。お疲れさまでした。」
1時間程度続いた会議は終了した。また、帝国に降伏させるための準備を進めていた。また、3カ国は東京宣言を行い、帝国の降伏まで戦い続けることを決めた。
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エルヴィス帝国 作戦会議室
「陛下、先程降伏勧告がありました。我々は降伏しませんよね?」
「もちろんだ!そんなもの捨ててしまえ」
「分かりました」
皇帝は降伏勧告を黙殺した。しかし帝国のどこかにアレが投下されることはまだ誰も知らなかった。
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米軍核兵器部隊
「帝都ではなく帝国軍の第2の主力のいる町に核兵器を発射する。」
「了解!目標ノーバ市。発射!」
基地から核兵器が打たれ、帝国軍の65万人がいるノーバ市に核ミサイルが着弾した。。着弾し、キノコ雲が上がった。ノーバ市は壊滅し、500万を越える死者を出した。
「目標に命中。総員に告ぐ。一ヶ月以上はノーバ市周辺に近づかないようにせよ。」
『こちら帝都攻略部隊、一ヶ月以上は接近しないことを了解した。』
今回の核攻撃により帝国の降伏は秒読みとなった。
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帝都では日米の攻略部隊とグレーシス共和国陸軍が皇城から15kmというところまで接近できた。
「隊長。皇城まで残り15kmです」
「大分進んだな。そろそろどこかの隊と合流するだろう。」
「前方に敵戦車発見!」
「総員戦闘配置。敵戦車を破壊せよ」
「敵戦車発砲!」
帝国軍の戦車が発砲し着弾すると近くにいた隊員が巻き込まれ死亡した。
「数名がやられた!敵戦車を破壊する」
攻略部隊が対戦車ロケットを5発発射し、全発命中し破壊した。
「こちら中田。敵戦車を破壊。味方が何名かやられました」
「分かった。敵はまだいるか?」
「います。どうしますか?」
「捕虜にさせろ」
「分かりました」
その後、帝国兵士16名が捕虜とされた。
「皇城まで残り7kmです。敵が見当たりません」
「この前の空爆でかなり死んだのだろう。しかし残っている可能性もある。慎重に進め」
もうすぐ皇城に到着する連合軍は緊張感に包まれていた。
「そのまま前進!」
帝都の半分以上を制圧した連合軍は残す皇城へと向かった。上空には戦闘ヘリ、地上には22万の日米連合軍が進軍中だった。そして各部隊が合流した。
帝都攻略がもうすぐ終わりとなります。今後もよろしくお願いします。




