3-14 苦戦
エルヴィス帝国 ボトム帝都駐屯地
「敵軍に総攻撃を実施する。火炎誘導弾発射用意!」
「撃て!」
駐屯地内から発射された帝国軍の火炎誘導弾25発が5発ずつ各地点にいる日米連合軍に向けて発射された。
「10時の方向敵ミサイル接近中!対空ミサイルを撃て!」
「隊長ダメです!すごい早さです」
「くそ!撤収しろ!ヘリも後退しろ」
「間に合いません!」
「逃げろぉ」
高橋隊長は迫り来るミサイルに死を覚悟した。しかし死にたくないため必死に逃げた。そして火炎ミサイルは日米戦車部隊の一部に着弾した。爆風がすごかった
「大丈夫かぁ!大江。生存者の確認を!」
「分かりましたぁ!」
大江隊長補佐は走っていった。数分後戻ってきて
「戦車7両、航空機13機、兵員100名以上の被害が出ています。どうしましょう」
「ここで待機だ。本国からの伝達を待つ。」
東門以外にも各地点の帝都攻略部隊は多数の死者を出した。その後、各国へ伝えられた。
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アメリカ合衆国 ホワイトハウス
「大統領、帝都にて作戦展開中の部隊が攻撃を受けて多数の死者が出ました。」
「くそ!帝国の奴め。すぐに援軍部隊を派遣しろ」
「分かりました。」
二日後、帝都攻略部隊の援護のため米軍8万人が派遣された。一方日本では
「総理、まずいことになりました。自衛隊員たちが敵ミサイルの攻撃に遭い連合部隊の半数が死亡しました」
「これが最悪の事態か....」
「すぐに自衛隊の追加派遣を!」
「分かった。派遣しよう」
最悪の事態が的中してしまった総理は、反撃するため自衛隊6万人の追加派遣を行った。日米連合追加派遣部隊は6日後、帝都に到着した。
「あれは派遣部隊じゃないか!?」
「そうですね。援軍が来ました!」
「これで攻略できるといいんだがなぁ」
その後戦車部隊が皇城に砲撃した。皇城の一部が崩壊した。また、空自と米空軍と共和国空軍の戦闘機が帝都の残存基地を爆撃した。
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帝国 皇城
「陛下、皇城の一部が敵の攻撃によって崩壊しました。それと、帝都内の駐屯地の一部が破壊されました。」
「六日前の報復か...激しいな。それでも我々は負けていないと思っている。徹底抗戦だ!」
「了解しました。」
帝国軍27万は4部隊に分け攻略部隊を攻撃しようとした。
「前方に敵戦車を発見!破壊する。対戦車誘導弾を撃て!」
ドバーーーンという音ともに日米の戦車も砲撃した。相討ちである。双方とも死者を出した。それから激しい攻防戦となり両者一進一退の状況となった。一部の隊員は来年も続くのかそれとも今年で終わるのか不安になっている。
9月2日時点での被害数は自衛隊員2万人死亡、米軍4万人死亡、共和国軍18万人死亡となっている。また、戦車や戦闘機を多数失っている。今後更に増えていくだろう
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