3-6 上陸作戦 1
エルヴィス帝国 ゼーラ市
ゼーラ市はエルヴィス帝国沿岸部に位置し、人口600万人を有している沿岸都市である。
帝国海軍 ゼーラ基地
「敵の姿がないな。少しはゆっくりできるかな。船も少ししかないし。」
以前日米連合艦隊に壊滅されかけた帝国海軍の戦艦は数が足らずこの港には3、4隻しかない。
「気の緩みは禁物だ。いつ敵が現れるか分からんからな。」
「ブロー隊長!前方1km方向に敵艦隊発見!その数17隻!」
「不味いな。しかし我々は負けん!総員戦闘準備!」
「ブロー隊長!敵艦隊から小さい船やら何か降ろしてます。」
「気を付けろ!敵の攻撃が近い。気を緩めるな!」
その時、日米艦隊が艦砲射撃を行った。これにより基地の宿舎に命中し、中にいた125名の命が奪われた。
「何とかしてでも持ちこたえるぞ。」
「了解!」
日米軍の上陸に備えていく帝国兵は慌てていた
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日米連合艦隊 司令艦「ロナルド・レーガン」
「大将。敵沿岸基地を捕捉しました。これより艦砲射撃と揚陸の準備を行います。」
「うむ。敵基地を占領するのだ。しかし敵の抵抗があるかもしれない。気をつけて進軍するように。」
「分かりました。」
艦内 作戦司令室
『砲撃を開始せよ。』
「了解。護衛艦こんごう等で砲撃を行う。」
『了解。』
「護衛艦こんごう。これより砲撃を開始する」
そしてドドーーーンという轟音を響かせて敵基地を砲撃した。また、他の艦も砲撃した。
「敵基地の建物に命中!敵は混乱状態にあり!」
『よし!では上陸を開始せよ。』
「了解!」
その後、護衛艦や空母・輸送艦からおろされた揚陸挺やAAV7(水陸両用車)が降ろされた。その数は30隻以上。圧巻の光景である。
「出発せよ。そして速やかに敵基地を制圧するのだ。」と水陸両用車に乗った森山第1水陸機動師団長が言った。
「「「「「おお!」」」」」
そして敵基地が近づいてきたとき
「敵基地から何らかの兵器を発泡!火炎ミサイルかと思われます。」
「回避行動を取れ!」
「了解。回避行動を取る。」
日米の水陸両用部隊は一旦離れた。その後、火炎ミサイルは海に落ちた。そして報復として2度目の艦砲射撃を行った。今回は戦艦4隻を破壊し、海に出られないようにした。また、一回離散した水陸両用部隊は距離を開けて再び合流した。
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ゼーラ基地
「火炎ミサイル発射!」
「当たってほしいものだ。」
「火炎ミサイル海に落下!当たりませんでした。」
水陸両用車へと向かった火炎ミサイルは命中しなかった。そして
「くそ!距離があってはダメだ。戦艦に乗り込むぞ!」
船場に行こうとした時、再び艦隊が砲撃し、戦艦4隻が大破し海に出られなくなった。
「危ないところだった。もし乗ってたら肉の塊だったかもしれん。予定変更だ。これより籠城作戦とゲリラ戦を展開する。いいな?」
「了解!
その後、揚陸挺が沿岸部に上陸した。ここから先何が起こるか両国の兵士はまだ分からない。
今回より上陸作戦が始まりました。これからもよろしくお願いします




