3-2 交戦
グレーシス共和国 コーラル市
「敵兵確認!戦闘配置につけ!」
「射程圏内に入り次第発砲を許可する。」
「ところで日米軍はどうした!」
「日米軍はフール市で帝国軍と交戦中らしい。」
「くそ!援軍が来るまで保つぞ!」
「おう!」
「敵兵接近!打て!」
バッバッバッバ!という轟音を轟かせて共和国陸軍は帝国陸軍と交戦した。
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日本国 会議室
「総理、自衛隊が戦闘を開始したようです。米軍も別のところで交戦中です。しかし帝国軍もかなりの軍事力を有しているため苦戦するかと思われます。」
「分かった。帝国軍も強いと聞く。注意して行動してほしいね。」
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フール市
陸上自衛隊・米陸軍が帝国軍と交戦していた。
「くそ!何だあの敵兵。突っ込んできてやがる。航空支援を要請しろ。」
パーン!
「ウッ!」
「大丈夫か!」
村上戦闘員が敵兵のスナイパーであろう敵に脳天撃ち抜かれ死亡した。
「これでもう死者が20人越えた。米軍も苦戦してるようだ。」
米軍は敵戦車部隊を攻撃していた。
「打て打て!敵戦車を石材に戻すんだ」
「「「「おう!」」」」
そしてドッカーーーン!という音が響き、両軍の戦車が同時に打ち、相討ちした。米軍はこの戦闘で戦車3両を失い、23人が死亡した。
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陸上自衛隊 陸海自デクスター駐屯地
「戦闘中の陸自部隊が航空支援の要請を受けた。これより交戦中の敵部隊を殲滅し、友軍を援護するためコブラ18機で攻撃を行う。敵軍も強力な対空兵器があるという。また、米空軍機の護衛も行う。心してかかれ!」
「「「「「「了解!」」」」」」
そして18機の陸自機コブラ部隊とチヌーク3機、米空軍のF35戦闘機16機が発進した。
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エルヴィス帝国 作戦会議室
「現在帝国の死者数は300人を越えました。開戦から2日ですと終戦までに3万の死者数は余裕で越えるでしょう。また、敵戦車10両、敵航空機30機、敵兵150人が死亡しました。」
「そうか。五分五分だな。我々が圧倒するためには日本とアメリカの基地を攻撃することだ。多少の被害が出ようとも我々は勝つぞ。」
「「「おーー!」」と会議室に集まっていた帝国の大臣たちは意気込んでいた。そして、敵基地を攻撃するため帝国空軍特殊部隊を派遣し、上空から爆撃し、敵基地を破壊する作戦へと入った。
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フール市上空
「敵兵発見!攻撃せよ!」
「了解!」
陸自のコブラから出た機関銃の弾は帝国の頭や心臓を貫いた。
「敵航空機を視認。こちらに接近中。攻撃せよ!」
米空軍のF35戦闘機が向かった。しかし敵は火炎ミサイルを持っていた。そのため米戦闘機は火炎ミサイルに命中し炎に包まれ森に町に落ちていった。また、F35は35機の敵航空機を20機撃墜させたが米軍も7機撃墜された。その後、コブラが敵航空機を排除するのに成功させたがコブラは9機失い、36人の自衛隊員の命が失われた。
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首相官邸
NSC(国家安全保障会議)
「加藤防衛相。現在の被害状況は?」
「現在陸自部隊の被害は甚大です。先程の空戦で隊員50人以上、航空機20機、空自の戦闘機7機が撃墜され、死亡しました。」
「不味いな。これだと長期戦になるな。」
「そうなりますね。」
その後、今後の作戦を立て、30分かかった会議は終了した。
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現在の被害状況(7月11日
自衛隊
陸自 57人
空自 23人
戦車 13両
戦闘機 16機
コブラ 9機
チヌーク 1機
米軍
陸軍 87人
空軍 30人
戦車 3両
戦闘機 8機
共和国軍
陸軍 180人
空軍 100人
戦車 30両
戦闘機 50機
次話は海戦を書いていきます。よろしくお願いします