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日米転生   作者: 照山
season2 第6章 トライデント編 第1幕
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season2-118 諜報者たち

2030年4月13日19:00 日本国・東京 東京駅丸の内駅舎前


「ここは・・・どこだ?一瞬の出来事だったからわからなかったがおそらくここは日本国だ。通行人に確認してみるとしよう。スパイだとバレないようにしないとな・・・。すみません」


「はい?どうされましたか?」


日本に転移したか不安になったアロンゾは東京駅丸の内駅舎前を歩いていた日本人の男女に質問を投げかけた。


「私は初めてここに来ました。ここは日本で間違いないですか?」


「ええそうですよ。ここは日本の首都・東京です。あちらが東京駅です。もしかして日本に観光に来られた異世界の人ですか?」


「はいそうです、それが何か?」


「今この国周辺がきな臭い雰囲気が漂ってるんです。あなたも気をつけてくださいね」


「お気遣いどうもありがとうございます」


「いえいえ、私も日本が転移してから直接異世界の人と会話をするのは初めてで日本語が通じるのか不安でしたが通じてよかったです。良ければ名前を教えてもらえますか?」


「私はアロンゾと言います」


「アロンゾさんですか!良い名前です!私は圭吾で隣が麻弓です」


「圭吾さんに麻弓さん、会えて嬉しいです。またどこかでお会いしましょう!」


「ですね!では!」


と和やかな雰囲気でアロンゾらは解散した。ここが日本であることを確認したことに安堵を覚え、圭吾らと別れた後無線で各地の諜報員に聞き込みを開始した。


『こちらアロンゾ、日本国東京に転移した。各所にいる者は余裕が出来次第、現在位置と何か報告があれば伝達するように」


その後、アロンゾ以外の日本転移メンバーは東京に3名、愛知に2名、福岡に1名、大阪に2名、札幌に2名ということになった。アメリカ合衆国への転移メンバーはカリフォルニアに2名、ワシントンD.C.に4名、ニューヨークに3名、ハワイに1名が転移した形になった。


「各所からの報告を受け取った。ではこれより日本国およびアメリカ合衆国への諜報活動を展開する。盗める情報は全て盗むこと、可能であれば旧イギリス地区・【闘炎の刃】元構成員の身柄拘束・連行、重要施設への破壊工作といったありとあらゆる任務を遂行せよ。私を含めた日本転移メンバーは5月2日に東京駅、アメリカ転移メンバーは各自の個人無線を用いて集合場所を決定せよ。ではこれにて無線を終了する。任務終了までの3週間弱、皆絶対に生きて帰ってくるように!」


とアロンゾは無線で伝えた。アロンゾを含めた21名の諜報員は無事に任務を遂行できるか、そして全員が生きて帰って来れるか注目である。



同時刻 東京駅中央線2番線


『まもなく中央線特別快速高尾行きが参ります。お乗りの際は黄色い線の内側でお待ちくださいー』


「中央線もようやくホームドアがつきましたか・・・さて、我々はこれからどうしますか?市ヶ谷に戻りますか?」


「いや、このまま解散としよう。まだ確定したわけではないからな。偽情報を伝えるわけには行かない。では」


「お疲れ様でした山宮1佐」


「あぁお疲れ様、榎島1佐」


山宮と榎島という名前を持つ男女は中央線高尾行きの電車に乗車し、国分寺で西武多摩湖線荻山行きに乗車し、一橋学園で下車、歩いて4分ほどのところ夜桜が綺麗だと眺めながら門を潜った。山宮圭吾、榎島麻弓は4月13日21:30、陸上自衛隊小平駐屯地に到着した。


「山宮1佐、榎島1佐戻りました!」


この2人とアロンゾに何か関係はあるのか、はたまたスパイであるということが早速バレたのか、不明ではあるが今後の展開に注目したい。

投稿遅れました!今後も頑張りますので次回もよろしくお願いします!

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