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日米転生   作者: 照山
season2 第4章 闘炎の火種編
458/500

season2-94 Are you ready?

2030年1月10日11:30 バンジ共和国フーバーダ基地 日米合同司令部


日米と【闘炎の刃】ミライ・カガミ代表によって協力関係の構築と反乱作戦への参加が決定して4日、デングリーヅ連邦イギリス地区の早期降伏・早期地区解放を実施するため日米両政府はアイルランド方面に照準を定めた。航空自衛隊とアメリカ空軍は7日から9日にかけてアイスランド上空を無人偵察機でデングリーヅ連邦軍がアイルランド内のすべての基地の上空写真を空撮した。空撮を実施した航空自衛隊第6航空団第59飛行群第43無人航空隊、アメリカ軍第7空軍第7無人航空偵察隊長は日米合同司令部の八幡一等空佐(司令)、アンダーソン空軍大佐(司令補佐兼副司令)に報告した。


この日米合同司令部は【闘炎の刃】と協力関係構築後にフーバーダ基地に設置され、豊麗県やフーバーダ基地、日米以外の国に駐留する陸海空自衛隊・米軍からの報告や部隊の運用状況を把握しているのである。また、防衛省や陸海空、統合幕僚監部、アメリカ国防総省、米陸海空軍各司令部とも連携を取ることが出来るのである。フーバーダ基地建設後に合同司令部の建設が開始され、6日に建設が完了したのである。


「昨日夕方、敵地・アイスランド上空の偵察が完了したため報告いたします。F-40SSによる空撮からの情報によりますと陸上部隊が駐屯しているであろう基地がレイキャヴィーク、フィヤルザビッグズ、アークレイリ、キルキュバイヤルクロイストゥルの4カ所、海上戦力はレイキャヴィークのみで確認されました。また、敵空軍戦力が駐機しているであろう空軍基地が13カ所確認されました。上陸のためにはある程度の基地を破壊しなければなりません」


「なるほど。確かにアイスランドの地形は複雑だ。やはり上陸を行う上で敵航空基地の破壊もしくは無力化が必須だ。爆撃による無力化は可能だろうか?」


「問題ありません。ですがアイスランドへ行く以上アイルランド、イギリスの横を通り抜けなければならず、対空目標の的になる可能性があります。ですがデングリーヅ連邦イギリス地区の早期解放を目指す以上、躊躇してはいられません。護衛の戦闘機をつける必要がありますがいかがでしょうか?」


「ふむ・・・それが一番手っ取り早いかもしれない。アンダーソン大佐、米空軍が現時点で出撃可能な爆撃部隊は?」


「我が軍はいついかなる時も出撃準備を整えています。そのため全部隊が派遣可能ですが・・第7空軍第7、第8爆撃機飛行団が出撃可能です。到着までに少々時間がかかりますが」


「了解です。航空自衛隊は第7空軍第7・第8爆撃機飛行団の爆撃機護衛のため第5航空団第45飛行群第33戦闘機飛行隊、第50飛行群第36無人航空隊が出撃出来ます」


本格的な攻略を開始するためアイスランドに米第7空軍第7・第8爆撃機飛行団、航空自衛隊第5航空団第45飛行群第33戦闘機飛行隊、第50飛行群第36無人航空隊が派遣されることになった。第7・第8爆撃機飛行団は7個爆撃機飛行隊が4:3でB-1S2 ストライクスピリットが28機配備されている。そして航空自衛隊の第33戦闘機飛行隊からはF-35D戦闘機が20機配備されており、今回の作戦で13機が派遣されることになった。また、第36無人航空隊にはF-40SSが30機配備されており、20機が派遣される予定である。


「他に何か報告することはありますか?」


「そうですね・・・戦闘開始時に破壊した電力施設が修復作業の動きがあります。修復が完了すれば日本やアメリカのみならず周辺国にも危険を及ぼす可能性があるため注意が必要かもしれません」


「良い情報をありがとうございます。本国にも伝達して今後の対応を決めることにしましょう。では本日はこの辺で終わりにします」


「分かりました。また何かあれば報告します」


爆撃機部隊と護衛戦闘機部隊の派遣が決定して会議は終了した。八幡一等空佐とアンダーソン空軍大佐はこの会議で話し合ったことは日米両政府にも情報共有された。デングリーヅ連邦イギリス地区内で破壊した電力施設が復旧しつつあることに加藤総理とベッセマー大統領は懸念を示していた。



1月11日12:00 バンジ共和国 共和国空軍・国際同盟軍フーバーダ基地


同日同刻、フーバーダ基地第1滑走路、第5滑走路、第6滑走路、第7滑走路にB-1S2 ストライクスピリットが28機、第7滑走路と第8滑走路にF-35D戦闘機が13機、第11滑走路F-40SS 20機が各滑走路に集結した。攻撃目標はデングリーヅ連邦イギリス地区アイスランドに存在する18ヶ所である。これらの18ヵ所を攻撃すればアイスランドへの上陸は容易くなってくるが往復の際に連邦イギリス地区アイルランドの横を通り抜けるため攻撃を受ける可能性があるため警戒しなければならない。


「総員、速やかに搭乗し任務を開始せよ!第36無人航空隊はF-40SS 20機に攻撃目標へのプログラムの入力を行い、離陸を完了しておくように!」


「了解です!」


その後、12:30にF-40SS全機の離陸が完了し現場の航空自衛官らは操作室へ向かった。14:00までに出撃するすべての航空機の離陸が完了する予定である。連邦イギリス地区アイスランドを攻撃し、致命的なダメージを与えてデングリーヅ連邦軍の士気を低下させることは出来るか注目である。

次回もよろしくお願いします!

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