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日米転生   作者: 照山
season2 第4章 闘炎の火種編
454/502

season2-89 反乱の足音 First phase

12月27日14:00 デングリーヅ連邦イギリス地区・ロンドン ヒースロー【闘炎の刃】航空基地


同日、【闘炎の刃】代表・ミライ・カガミは副支部から本部が設置されているロンドンへ向かった。西部にあるロンドン・ヒースロー空軍基地(旧ヒースロー国際空港)に到着したミライは【闘炎の刃】陸上作戦部長のユータ・タガミが出迎えていたため敬礼をした。敬礼後、ユータ陸上作戦部長は旧イギリス陸軍装甲車・ジャッカル車内で話をしていた。


「お疲れ様ですミライ代表。車を用意していますのでこちらに」


「ありがとうユータ陸作部長。例の計画は順調に進んでるかな?」


「予定通り順調に計画は進んでいます。ですが1月21日を我々は作戦予定日としていたのですが1週間遅れの1月28日になりそうです」


「わかった。私たちは来月この国を敵に回すことになる。この作戦は計画的かつ連邦政府側と地区司令部側には絶対にバレてはいけないからね。注意するように」


「了解であります!」


デングリーヅ連邦によって大きな変化を遂げたロンドンを眺めながら【闘炎の刃】による反乱をミライ・カガミが提言してから約2日。仕事が早いで評判のユータはミライに【反乱作戦計画大綱】を車内で見せた。


「まず我々はヒースロー航空基地よりCHA-47による地区司令部の攻撃を実施後、ユーロファイタータイフーンによる空爆を連邦軍施設を対象に実施します。ですが数に限りがあるため練習機や輸送機なども活用していく予定です」


【闘炎の刃】は日本でいう陸上・海上・航空保安庁的立ち位置であるため武器の保有に制限がある。以下が【闘炎の刃】が保有している武器である。(旧イギリス軍・アイルランド軍・アイスランド軍主要装備)


●陸上戦力

〈装甲車〉

・FV430 イギリス管区のみに配備

・ウォーリア アイスランド管区・アイルランド管区のみに配備

・ジャッカル 全管区に配備

・フォックスハウンド イギリス管区・アイルランド管区のみに配備


〈小火器・小銃〉

・L131A1 全メンバー所持(約30万人分)

・L119A1 イギリス管区のみに配備

・L85A2 アイルランド管区・アイスランド管区のみに配備

・L118A1 本部・副支部狙撃隊のみに配備


〈携帯式対空・対戦車ミサイル〉

・スターストリーク 各管区10個中隊配備

・NLAW アイスランド管区のみに配備(同管区6個中隊)


〈回転翼機〉

・WAH-64 イギリス管区・アイルランド管区に配備

・SA 341 ガゼル イギリス管区のみに配備

・AW159 リンクス・ワイルドキャット ロンドン・リヴァプールのみに配備


●海上戦力

・フリゲート 全管区に配備

F231「アーガイル」HMS Argyll

F232「ランカスター」HMS Lancaster

F234「アイアン・デューク」HMS Iron Duke

F235「モンマス」HMS Monmouth

F236「モントローズ」HMS Montrose

F237「ウエストミンスター」HMS Westminster

F238「ノーサンバーランド」HMS Northumberland

F239「リッチモンド」HMS Richmond

F78「ケント」HMS Kent

F79「ポートランド」HMS Portland

F81「サザランド」HMS Sutherland

F82「サマセット」HMS Somerset

F83「セント・アルバンス」HMS St Albans

F88「グラスゴー」HMS Glasgow

F89「カーディフ」HMS Cardiff

F90「ベルファスト」HMS Belfast

F91「バーミンガム」HMS Birmingham

F92「シェフィールド」HMS Sheffield

F93「ニューカッスル」HMS Newcastle

F94「エディンバラ」HMS Edinburgh

F95「ロンドン」HMS London


●航空戦力

・ユーロファイター タイフーン多用途戦闘機 10機(イギリス管区のみに配備)

・F-35A戦闘機 5機(アイルランド管区のみに配備)

・CHA-47 攻撃・輸送ヘリコプター 120機(全管区に配備)


の以上の装備を【闘炎の刃】は保有している。数や装備の種類に制限があるため反乱作戦の成功は非常に難しい。そのため日本やアメリカにも支援を求める必要がある。ミライ・カガミは作戦決行予定日の1月28日までに自衛隊もしくは米軍と接触しなければならない。


「戦力差は連邦側が圧倒的。私たちの主要装備は旧イギリス軍から鹵獲してきた装備のみであるため戦力的にも心配なところがある。少ない装備品で私たちは勝たなければならないよ」


「もちろんです。1ヶ月以内に代表は日本もしくはアメリカ側と交渉する必要があります。そのため極秘で脱出しなければなりません」


「そうだよね・・・あ、私に良い案がある。耳貸して」


「何でしょうか。ーーーーなるほど!それは名案ですね!」


「そうでしょ?よし、どんどん作戦を進めていこう」


「はい!」


ミライ・カガミはユータ・タガミに何を話したのか、そして地区司令部側にバレずに日米と接触する事は可能なのかは代表の名案にかかっている。彼女が提案した案は通用するのか否か注目である。

次回もよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
もしこれで反乱が成功したら、デングリーヅ連邦首脳部は、自国の洗脳システムを信じ過ぎたことになります。 国内で反乱が起こったり裏切り者が出ることなど、想定もしていなかったように見えるし。 自分たちの愚か…
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