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日米転生   作者: 照山
season2 第4章 闘炎の火種編
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season2-82 日米の長いクリスマス 5 -ステルス・ストライカー-

明けましておめでとうございます。3日投稿予定でしたが少し遅れました。

同日10:00 日本国・首相官邸 


デングリーヅ連邦軍によるミサイル発射から約2時間が経過した。加藤総理は国家安全保障会議(NSC)を開催した。今後のデングリーヅ連邦イギリス地区への対応、即応予備自衛官・予備自衛官の招集の検討などが行われている。


「総理、現在動員中の自衛官は7000人となっています。ミサイル迎撃任務のみとなっていますが今後本土への上陸が考えられる場合、我々は速やかに敵輸送艦および駆逐艦、補給艦など敵が保有しているすべての艦艇を排除しなければなりません。撃沈とまではいきませんが無力化による敵兵の身柄拘束を実行していくべきだと思います」


海上幕僚長の八重山結菜は加藤総理にデングリーヅ連邦イギリス地区の軍が所有する全ての船の無力化を総理と防衛大臣に進言した。


「名案だ。いつここにミサイルが飛んでくるか分からない。現場の自衛官のコンディションも考えながら我々は作戦を指揮して行かなければならない。空幕長、鈴木くん、無人戦闘機を現時点で出動可能な部隊はどの部隊かな?」


「確認します・・・。豊麗基地の第58飛行群第43無人航空隊所属の全無人戦闘機が出撃可能ですね」


航空幕僚長の岡本誠は豊麗基地の第6航空団司令部直轄の整備報告支援隊に直電で出撃可能部隊を選定した。第58飛行群第43無人航空隊以外に雄東基地の第59飛行群第44無人航空隊の部隊の全戦闘機の整備が完了したという報告を受けた。鈴木防衛大臣は攻撃目標を指示した。


「第43、第44無人航空隊はデングリーヅ連邦イギリス地区内にある全電力施設の破壊を実施するようプログラムを組むように。また、各基地はミサイルの接近に警戒するように」


と指示した。ここまで72発のデングリーヅ連邦イギリス地区側から発射されたミサイルの処理が完了していた。被害状況としては自衛隊や民間人の被害は0となっているが米国側はパールハーバー・ヒッカム統合基地にて殉職者20名、負傷者15名という被害を出していた。残り38発のミサイルは発射間近に迫っていることを受けて速やかに根元を潰さなければならない。


「続いてだが、ほとんどないだろうが海上・航空での防衛が突破され我が国の領土に上陸された場合、水陸機動団を用いて迅速的な奪還を目指していく。敵軍の上陸の可能性はゼロに近いが何が起きるか分からない。気を引き締めて行くように」


「はい!」


「以上で本日のNSCを終了とする。何かあればすぐに私を呼ぶように」


その後、国家安全保障会議は2時間程度で終了した。10:30に第43、第44無人航空隊に出撃命令が正式に下令され豊麗基地と雄東基地では出動アラートが鳴り響いた。



同日10:30 航空自衛隊豊麗基地 第6航空団無人航空隊司令部


「攻撃目標データの転送終了。豊麗・雄東両基地の第43、第44無人航空隊は速やかにF-40SSを出撃せよ。敵電力施設を破壊し、今後のミサイル発射を阻止せよ!」


『こちら43無航隊。出撃準備完了』


『44無航隊より司令部。出撃出撃完了』


第43、第44無人航空隊に所属する25機のF-40SS無人戦闘機が出撃した。F-40SSは日本全国で今後調達予定を含めて250機が保有している。そして、豊麗県に配備されているすべてのF-40SSにはステルス性が兼ね備えている。また、開発中である豊麗県にはまだ人口が少ないため無人機による人員節約が可能となっている。出撃した25機のF-40SS無人戦闘機がデングリーヅ連邦イギリス地区の全電力施設にダメージを与えることができるか否か注目である。

本年も「日米転生」をよろしくお願いします!

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