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日米転生   作者: 照山
season2 第4章に向けて
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season2-71 自衛隊観閲式

第4章の幕開けです!デングリーヅ連邦の動向にも注目していただけたら幸いです!

異世界オリンピック2029もトラブルがありながらも何とか13日に閉幕した。閉幕から2週間が過ぎた頃、加藤総理は11月24日に陸上自衛隊朝霞駐屯地、25日に伊丹駐屯地で行われる陸海空観閲式に出席することとなった。23日を予定していたが変更となった。また、自衛隊観閲式の両日開催は東日本と西日本エリアで分けたからである。加藤総理は多忙ながら両日出席し、現場の自衛官に訓示を話す。24日土曜日と25日日曜日に観閲式に参加するのは以下の部隊となっている。


11月24日(土)観閲式(朝霞駐屯地)参列部隊

●第1普通科連隊

・第1戦闘団

・第2戦闘団

●第2普通科連隊

・第7戦闘団

●第3普通科連隊

・第13戦闘団

●第4普通科連隊

・第19戦闘団

・第22戦闘団

●第1後方支援集団

・第1後方支援連隊

・第2後方支援連隊

●第1戦車師団

・第1戦車連隊

●第1偵察機動師団

・第4機動戦闘団

●第1空挺団

・第1空挺連隊

●第2水陸機動団

・第3水陸機動連隊

●第1無人航空師団

・第1無人航空隊

・第2無人航空隊

●第1施設団

・第1施設隊

・第5施設隊

●第1特殊武器防護団

・第1特殊武器防護隊

・第4特殊武器防護隊

●第1ミサイル師団

・第1ミサイル連隊

・第4ミサイル連隊

●第1高射特科団

・第1高射特科連隊

・第3高射特科連隊

●第1通信集団

・第1通信大隊

●第1音楽隊

●南関東輸送隊

・第1輸送隊

・第2輸送隊

・第4輸送隊

●予備自衛官、即応予備自衛官部隊


11月25日(日)観閲式(伊丹駐屯地)参列部隊

【陸上自衛隊】

●第17普通科連隊

・第74戦闘団

●第18普通科連隊→津駐屯地

・第75戦闘団→津駐屯地

●第19普通科連隊

●第21普通科連隊

・第89戦闘団

●第22普通科連隊

・第90戦闘団

●第23普通科連隊

・第95戦闘団

・第99戦闘団

●第11後方支援集団

・第31後方支援連隊

●第12後方支援集団

・第37後方支援連隊

・第38後方支援連隊

●第6戦車師団→伊丹駐屯地

・第27戦車連隊→伊丹駐屯地

●第7戦車師団→伊勢駐屯地

・第33戦車連隊→堺駐屯地

●第9偵察機動師団

・第33機動戦闘団

●第6空挺団

・第13空挺連隊

●第6水陸機動団

・第10水陸機動連隊

●第8無人航空師団

・第24無人航空隊

・第26無人航空隊

●第6施設団→信太山駐屯地

・第23施設隊→ 信太山駐屯地

・第26施設隊→神戸駐屯地

●第6特殊武器防護団

・第14特殊武器防護隊

●第6ミサイル師団→東近江駐屯地

・第25ミサイル連隊→東近江駐屯地

・第26ミサイル連隊→鈴鹿駐屯地

●第7ミサイル師団

・第31ミサイル連隊

●第6高射特科団

・第29高射特科連隊

●第8通信集団

・第19通信大隊

●第6音楽隊

●近畿方面輸送隊

・第20輸送隊

・第21輸送隊

●予備自衛官、即応予備自衛官部隊


の以上の部隊が自衛隊観閲式に参加する。海上自衛隊や航空自衛隊の航空機も参加予定であるが大規模ではない。航空自衛隊は国際同盟空軍演習、海上自衛隊も国際同盟海軍演習への参加により観閲式に参加する部隊も限られているのである。


24日、加藤総理は朝霞駐屯地に到着し、式開始まで訓示のチェックを行い、自分で書いた文章に誤字脱字がないか入念に確認した。自衛隊の最高指揮官として模範とならなくてはならず、官僚に書いてもらった文章を淡々と読むより、自分の言葉で伝えなければ意味がないという考えを総理は持っているのである。式開始は10時となっている。


「総理、まもなく10時になります。準備のほどよろしくお願いします」


「分かった」


式開始の10時となり、観閲式が幕を開けた。最初に2000人の観閲部隊が入場してきた。モニター越しからでも分かる一糸乱れのない行進であった。加藤総理も昔は自衛官であったが行進の歩調が合わず良く上官に怒られた記憶を思い出した。観閲部隊入場終了後、スクリーンにて「陸上自衛隊75周年の軌跡」と「令和10年度」採用広報CM」を映し出した。


スクリーンによる映像紹介終了後、観閲部隊紹介が始まった。紹介後は観閲部隊指揮官の南雲司弥第1師団長(陸将)が臨場、敬礼後に「令和9年度陸上自衛隊動画コンテスト 最優秀作品賞 “闘魂”(スピリット) 北部方面隊」、「陸上幕僚長賞 “絆と共に” 東部方面隊」の映像が流された。その次に観閲式執行者・宇田肇陸上総隊司令官(陸将)が臨場し、観閲式執行者に対する栄誉礼を音楽隊の演奏と共に行なった。


その次に観閲台陪列者入場、観閲官臨場で加藤総理が到着した。加藤総理は防衛大臣時代に一度観閲式に参列したが総理としては初であったため緊張した。


『只今から令和10年度自衛隊記念日観閲式を挙行いたします。観閲官登壇。観閲官に対し栄誉礼!』


加藤総理は降壇後、部隊着剣、国旗入場が始まった。国旗入場後、第1音楽隊の櫃間舞香二等陸曹による国家独唱が行われた。部隊取剣、観閲官に対する報告、巡閲の順番で行われた後、観閲官による訓示が始まった。


『観閲官訓示!』


加藤総理は部隊を休ませ、自身で作成した原稿を読み始めた。


「今日この日、この朝霞駐屯地で自衛隊最高指揮官として令和10年度観閲式を執り行うことが出来たことを心より諸官へ申し上げます。自衛隊発足から75年、我が国の安全保障環境は激変いたしました。異世界転移からまもなく5年を迎えます。この5年で我が国は戦禍に巻き込まれました。自衛隊最高指揮官として痛感の極みであります。この世界では何が起きるか分からない予測不可能です。現在も我が国はかつてない危機に瀕しています。それはデングリーヅ連邦の技術力・軍事力です。デングリーヅ連邦は転移能力を有しており、今この瞬間に転移してくる可能性も十分考えられます。自衛官諸官は日々厳しい訓練に臨まれていることに大変敬意を表します。諸官らはいついかなる時も万全の体制を整えていかなければなりません。そして我々は「力」を持っています。この「力」は守るための「力」であります。決して悪用してはいけません。この「力」を共に転移してきた米国、そしてこの節句ぃで出会った友好国と共に助け合わなければなりません。そして、自衛隊の待遇改善、装備のアップデートをしていかなければなりません。防衛省・自衛隊は日本国の「最後の砦」として任務を遂行していく決意を持たなければなりません。この異世界では地球世界で通じた常識は通じません。最後に、私共から改めて諸官の皆様へ感謝申し上げます。自衛隊の一員であるという誇りを胸に、困難な時期でも決して諦めることなく、使命を全うしてください。その道のりは決して平坦ではありませんが、あなた方一人一人が日本の未来を守る力を持っているということを、常に自覚していただきたいと思います。私たちは、あなた方の努力と献身を誇りに思い、心からの支援を惜しみません。日本の未来は、あなた方一人一人の手の中にあります。どうかこれからも、安全と平和を守るために、引き続きその職務に全力を尽くしてください。そしてどうか健康に留意し、誇り高く、そして強い覚悟を持って任務に臨んでください。心からの敬意を込めて以上で訓示とさせていただきます。令和10年11月23日 内閣総理大臣 加藤誠也」


加藤総理の訓示が終わり、軽く息を整え、「観閲官降壇」のアナウンスと共に観閲台を降り、観閲行進の始まりを待った。観閲行進が始まり、各部隊の紹介と行進を見つめた。観閲行進終了後、加藤は翌日に伊丹駐屯地で行われる観閲式に出席するため東京駅に向かい、新神戸へ向かった。加藤にとって有意義な2日間となりそうだ。

次回もよろしくお願いします!

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