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日米転生   作者: 照山
season2 第3章 国際競技大会編
427/500

season2-70 異世界オリンピック2029 閉幕

11月13日10:00 ロサンゼルス・メモリアル・スタジアム


13日10:00(日本時間14日2:00)、ロサンゼルス・メモリアル・スタジアムにて異世界オリンピック2029の閉幕式が行われた。10月20日から幕を開けたオリンピックはテロ事件で一旦中断になる期間もあったが警備体制の強化、テロ組織の一部メンバーの逮捕によって無事に全日程を終えることが出来た。また、当初の予定では閉会式は国立競技場で行われる予定であったが事件による警備強化に伴い、ロサンゼルス・メモリアル・スタジアムで挙行されることになった。


そして、この中断期間を含めた24日間、各国の選手団は悔しさ・喜び、あらゆる感情が交わった期間となった。以下が各国が獲得したメダル数である。


異世界オリンピック メダル獲得数(閉会式前時点)トップ10(全900メダル)


金メダル→224個(計10カ国)

銀メダル→265個(計10カ国)

銅メダル→265個(計10カ国)


              金-銀-銅→計

1位 アメリカ合衆国     46-58-72→176

2位 日本国         41-40-50→131

3位 ヴェルディ連邦共和国  30-39-41→110

4位 グレーシス共和国    26-28-30→84

5位 アズール民主国     20-27-25→72

6位 武蔵連邦国       19-21-16→56

7位 バンジ共和国      15-18-12→45

8位 アコースティ王国    11-16- 9→36

9位 アイサール共和国    9-10- 6→25

10位 クェーサ連邦      7-8-4→19


という獲得数になっている。開幕前の予想通りアメリカと日本が金メダルを独占した。しかし、3位以降のヴェルディ連邦共和国・グレーシス共和国・アズール民主国・武蔵連邦国が目標メダル獲得数を大きく上回ったためかなり奮闘としたと思われる。7位のバンジ共和国は独立して間も無いが計45個のメダルを獲得した。一方でTOP10に名乗り出るかと思われたエルヴィス民主主義共和国が金2個、銀0個、銅1個に終わる結果となった。


そして閉会式の順番は開会式の順番とは逆から始まる。しかし、聖炎消灯は最後に行われる。開始時刻となり国際同盟スポーツ協会長の草部、ホスト国のベッセマー大統領、そして閉会式前に募集した2名のスピーチに加藤総理、ジェシー総統が話をすることになった。まず最初に草部委員長が演説を始めた。


「今日この日、異世界オリンピック2029 閉会式を無事に迎えたこと大変感謝いたします。開催途中で平和の祭典に相応しくないテロ行為が行われたことに大変残念に思います。この事件に懸命に対処していただいたロサンゼルス州警察の方、陸上保安官の方々に敬意を評します。5日の競技再開から本日にかけて選手たちの熱い戦いを繰り広げ、悔しさあり、嬉しさあり。様々な感情が入り乱れたと思います。ですが試合には必ず勝ち負けがあります。勝った選手は次の試合に向けて連勝出来るように、惜しくも敗れた選手は各々の課題を探し、次の試合に活かせるよう祈っています。長話もアレなので私からはここまでとさせていただきます。ご清聴ありがとうございました」


草部の挨拶終了後、ベッセマー大統領→加藤総理→ジェシー総統の順番で話して行った。ベッセマー大統領は平和の祭典の最中に行われた愚行を非難するとともに職務中に殉職した全ての警察官・陸上保安官に黙祷を捧げた。加藤総理はオリンピックを行う意義を再確認するとともに中止期間を含めた24日間の選手の奮闘を称えた。続いてジェシー総統は騎士格闘という競技が世界各国で知られ、大きな盛り上がりを見せたことに感謝を示した。選手たちにとって国を代表して出場している以上、熱い戦いを繰り広げてくれることに期待していると語った。


「以上でスピーチを終了とします。最後に選手団の退場と聖炎の回収・消灯を行い、当大会の閉幕といたします」


草部委員長、ベッセマー大統領、加藤総理、ジェシー総統の演説終了後、選手団の退場と聖炎の回収・消灯が行われる。【闘炎の刃】を名乗る組織に狙われた聖炎は厳重警備のもと回収されることになっている。


その後、選手団の退場、聖炎の回収・消灯も終わり無事に異世界オリンピック2029も終了した。悔しさを競技終了後に露わにした各国の選手もこの日だけは笑顔になっていた。全30競技300種目も滞りなく順調に終わった。また、警備任務が終了した陸上保安官1030人はロサンゼルス州警察本部・アクトン市警察の方々に挨拶をして帰国の途についた。トラブルはあったものの無事にオリンピックを成功した。次回開催は4年後を予定している。




同日同刻デングリーヅ連邦イギリス地区


「区長、台湾地区の奪還のための準備gまもなく整います。予定日は12月25日を計画しています」


「ご苦労である。降伏前の台湾から送られて来た彼らの情報をもとに【闘炎の刃】との共同作戦を展開していきたい。今月中に私自ら交渉してくるとしよう」


「ありがとうございます。来月25日に見る彼らの悲鳴が楽しみですね!」


「あぁ。奪われた台湾地区を取り戻すぞ!」


「はい!」

第3章は以上で終了となります!第4章が始まる前に10月・11月上旬までの振り返り、オリンピックでのメダル獲得の詳細を【第4章に向けて】で投稿する予定です!次回以降もよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
イギリスに居るデングリーヅ連邦の勢力が、なぜ台湾を取り戻せると信じているのか、信じられるのか、それが疑問です。
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