2-7 使節団 6日目
6日目
使節派遣終了まで残り1日を切った。そのため、各々自由行動が許された。そして
共和国 ミーツ宿 236客室
「明日で派遣が終了し、日本に帰るんですね。何か寂しい気がします。」と松山の同室の片山が言った。
「そうだな。使節の派遣が終了しても家に帰るまでが使節派遣だ。それにいつでも来れるじゃないか。」
「確かにそうですね。まだ行けてないところがたくさんあったので次は旅行で行きましょう。」
「おっ!それは名案だ。来月行くか?」
「行きます!もちろんです。」
しかし数日後共和国に宣戦する国があるということをまだ知らなかった
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日本国 首相官邸
「総理、明日で派遣が終了です。」
「そうか。明日で終わりか。何も起きなかっただろうな?」
「それが....」
「何かあったのか?」
「実は米軍哨戒機部隊がエルヴィス帝国領空を侵犯していて戦闘機一機が帝国竜軍に追尾され撤退したという報告を受けました。」
「そうか。仮に攻撃または攻撃されたら我が国も集団的自衛権行使しなければならないからな。」
「その後、アメリカの外交官はエルヴィス帝国で謝罪をしたそうです。」
「そっか。謝るのは大切だからね。そうだ後、明日で帰る共和国の使節たちに政府専用機で送るのはどうだ?」
「それはいいですね。連絡しておきます。」と言って総理秘書は部屋をあとにした。
一方その頃共和国の使節たちは明日で帰国のため、都内を満喫していた。映画を見るもの、野球見るために東京ドームに行くもの、さまざまなことをしていた。
「いやぁ日本はとても楽しい場所が多いな!何度でも来たくなる。」
「確かに!それに明日は確かクレープがまた食えるんですよね」
「そうだった!楽しいことが多すぎてクレープ忘れてたw」
使節たちは各々楽しみながら最後のホテルでの夕食を堪能した。また、お土産を大量に買うものがいて「そんなに積み込めるの?」とツッコミを入れているものもいた。明日の政府専用機での帰国は13時となっている。それまでにお菓子を含めた食べ物のお土産を買っていくと計画した。
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エルヴィス帝国 皇帝の間
「いよいよだな。」
「そうでありますね。現在各師団士気が非常に高いです。」
「そうか。しかし気を引き締めてやるのだぞ。」
「わかっております皇帝陛下。必ずや共和国を討ち滅ぼして見せましょう。」
「「「フッフッフッフッ」」」
皇帝の間には不気味な苦笑い声が聞こえていた。
使節派遣終了まで後1日 帝国の共和国侵攻まで後3日
次回、使節団帰国となります。お楽しみに




