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日米転生   作者: 照山
第1章に向けて
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2-5 使節団 4日目

4日目


日本の使節団は自由行動が許された。あるものは宿泊施設で休むものや現地で親しくなったものがいた。また、護衛の自衛官たちは広場で現地の子供と楽しく遊んでいた。そんなとき


『こちら共和国駐留部隊。応答求む』


「こちら日本国使節護衛海上自衛隊戸郷です。どうぞ」


『頼みたいことがあるんだ。近くに米兵はいる?』


「います。連れてきますか?」


『頼む。』


「戸郷どこ行くん?」


「ちょっと駐留部隊の所から呼ばれてね。」


「わかった。行ってらっしゃい」


その後、戸郷とペール米海兵隊員は連絡のあった駐留部隊の施設へと向かった。用件は共和国の使節派遣終了後に予定されている日米合同での武蔵連邦国に使節団を派遣したいと考えていると伝えられた。


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共和国の使節たちは4日目皇居に案内され、天皇陛下と面会した。


「皆さんようこそお越しくださいました。私日本国の天皇です。よろしくお願いします」


「こちらこそよろしくお願いします。この度は日本国の象徴の御方と対面できてとても嬉しいです。」


「いえいえ。私も共和国の方に出会えてよかったです。」


「ありがとうございます。」


その後、一時間程度使節たちは天皇陛下と談笑した。共和国の国のこと等も話をした。皇居を出た後、使節たちは日本の象徴と出会えたことに喜んでいた。また、その後移動し、原宿や渋谷等を見て回った。


「これが日本のお菓子か。とても美味しそうだな。あれはなんだ?」


「あれはクレープと言います。食べて見ますか。」


「食べてみよう。」


ガイドがクレープの屋台に行って買ってきた。


「おぉ。これは美味いな。生地がとても良い。」


「他にはどんなお菓子があるのかな?」


「食べ過ぎは太りますよ。持ち帰りOKなので帰りにもう一度こちらによってお土産買っていってもいいですよ。」


「それはいいね。今度は別の味を楽しんでみたい。」


「では今日はホテルへと帰ります。他にどこか行きたいところはないですか?」


「「「大丈夫です!」」」と息を揃えて言った。


その後、使節たちは明日の予定を聞き、ホテルへと戻り夕食を食べ、肉が何度食べても美味いと言っていた。それもそのはず夕食に使っているのは神戸牛と松阪牛なんだから美味いのも当然。バスのガイドもご満悦だった。また、夕食後は使節たちは各部屋に戻り、日記を綴っていた。この日は何をしたのかということを。


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エルヴィス帝国 作戦会議室


「順調かな?」


「はっ!もちろんであります。極めて順調でありますリース皇帝陛下。次第に兵の準備・集結は完了してきております。後は時を待つだけです。」


「そうか。頑張ってくれ。」


「ありがたきお言葉。必ずや共和国を倒してみせます」


「うむ。期待しておるぞ。」


「了解であります。」


帝国では入念に準備が進められていた。共和国に侵攻する際、年内には終わらせようとシミュレーションしていた。


使節派遣終了まで後3日 帝国の共和国侵攻まで後5日

第2章中盤となりました。今後もよろしくお願いします

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