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日米転生   作者: 照山
season2 第2章 台湾解放編
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season2-24 予期せぬ攻撃

デングリーヅ連邦台湾地区・台北空軍基地距離3km地点 日米統合航空第1戦闘団


「敵戦闘機を確認。全機、戦闘体制を維持し、ミサイル発射準備を開始せよ!」


了解コピー


台北空軍基地の無力化及び屯する敵航空戦力の撃破を目的とする統合航空第1戦闘集団の航空自衛隊F-15戦闘機、米空軍F-22戦闘機の部隊が台北空軍基地を目指していた。目的は敵航空部隊の撃破を行うことで地上部隊を安全に輸送させることが出来るのである。


『JA-5(ジェーエーファイブ)よりJA-1(ジェーエーワン)へ。敵戦闘機の数は20機、繰り返す、敵戦闘機は20機』


「JA-1よりJA-5他全機へ通達。戦力温存のため25機体制で接敵する。総員、引き締めていけ!」


航空自衛隊F-15戦闘機は14機、アメリカ空軍のF-22戦闘機は11機でデングリーヅ連邦空軍戦闘機と対峙することになり、残る15機の日米の戦闘機は花蓮周辺の海に展開している米海軍第4艦隊と海上自衛隊第6艦隊と合流することになった。また、航空自衛隊の戦闘機のパイロットの呼称はJAとしている。


JA-5はJA-1と交信後、前方にてデングリーヅ連邦空軍の戦闘機と思われる機影を肉眼で目視した。JA-1の早村は25機のパイロットに対して戦闘体制準備を命令した。


「目標Dを確認。全機、目標を攻撃し、台北周辺の制空権を制圧せよ!」


命令により25機のF-15戦闘機とF-22戦闘機は攻撃を開始した瞬間、思いもよらぬ事態が発生した。


『JA-6よりJA-1へ!JA-3、7、9、10、12との通信がロスト!』


「何!?」


『US22-1よりJA-1へ。こちらもUS22-2,7,9,10,11,との通信がロスト。敵からの攻撃かと思われる。今後の攻撃に警戒せよ』


「了解!」


JA-1の早村はどこからの攻撃なのか分からずにいた。基地の方を見ると自走砲らしきものからものすごい早さで弾丸が飛んできた。この攻撃によりJA-8が撃墜された。


「全機、敵からの攻撃を可能な限り回避せよ!このままでは全滅するぞ!(くっそ!作戦開始日からこれかよ・・・先が思いやられるよ・・・)」


デングリーヅ連邦側からの謎な攻撃により混乱状態に陥られてしまうが迫ってきた20機のデングリーヅ連邦軍のユーロファイター タイフーン戦闘機に対しては練度が低いのかどうか分からないが容易く撃墜することができた。


「敵対空能力はピカイチだが・・・戦闘機のパイロットは下手だな・・・慣れていない感じがする)JA-1より全残存機へ!残る敵戦闘機を撃破せよ!」


『了解!』


残る8機のデングリーヅ連邦の台北空軍基地所属の戦闘機を撃墜するため航空自衛隊のJA-1、2、4、5、6、11の6機と米空軍のUS22-1、3、4、5、6、8の6機の計12機が敵戦闘機8機の撃墜を試みた。


敵残存機の撃墜任務を行なっているその最中、再度自走砲らしきものから妨害があったもののギリギリのところで回避し、デングリーヅ連邦軍のユーロファイター タイフーン戦闘機を全機撃墜することに成功した。


『JA-5より全機へ通達!敵戦闘機の全機撃墜を確認。これより作戦をB段階へ移行!敵基地を攻撃し、無力化せよ!」


先ほどの敵基地からの対空攻撃によりJA-4が撃墜された。何としてでも台北空軍基地を破壊するため例の兵器を破壊しなければならないが今後研究される可能性があるため2基は残しておかなければならないのである。そのため最初に滑走路と司令部、格納庫、補給処などを攻撃目標Cと定めて攻撃を実施した。


「各機、敵対空兵器に警戒せよ!警戒しつつ目標Cを攻撃せよ」


『了解。目標を補足、マーベリックを使用!』


日米の戦闘機は台北空軍基地の滑走路などの中枢施設を破壊するためAGM-65 マーベリックの使用が認められた。


「弾着まで5秒・・4、3、2、1、0。目標Cの破壊に成功。完全無力化を確認。これより基地へ帰投する」


マーベリックの着弾を確認し、基地からは炎が舞い上がった。炎が舞い上がったことで内部で籠城していたと思われる連邦兵士が外に出て来て消火にあたっていた。


「了解。JA-1よりJA-Cへ通達。敵基地の無力化に成功。空挺部隊及び水陸両部隊の上陸を要請する!オクレ」


『JA-CよりJA-1以下作戦中の全戦闘機へ。航空自衛隊小笠原基地、米空軍グアム基地へ帰投せよ。帰投完了後、作戦中の殉職隊員に対して黙祷を捧げよ』


「了解」


JA-CのCはCAPTAINの「C」である。つまり第2航空団の司令部である。司令部はデングリーヅ連邦軍側の新兵器に興味を示した他、油断して被害が大きくなったことに危機感を感じていた。


航空自衛隊と米空軍は台北空軍基地での任務完了後、八丈島基地に5機のF-15が帰還、グアム空軍基地には6機が帰還することになったが14機が撃墜される事態となった。空自隊員、米兵共に殉職した隊員に対して1分間の黙祷を捧げた。黙祷終了後、早村はデングリーヅ連邦が保有する対空兵器の報告と空撮写真を提出した。




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