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日米転生   作者: 照山
season2 第1章 天変地異編
351/524

season2-9 恩返し

3月8日13:00(日本時間3:00)アメリカ合衆国・ホワイトハウス


「何!?日本のフジサンが噴火しただと?」


「はい。日本時間18:00頃、ヤマナシ・シズオカで地震発生と同時にフジサンが噴火したという報告をハワイの地質調査所より受けました。幸い住民の避難もしくは強制力を持った外出禁止をカトウ総理は命じ、人的被害なしという結果となっています」


「そうか・・・すぐに国際同盟にこの議題を提示するとともに日本救援のための米軍派遣を開始する」


「ですが大統領、急いで行くと二次被害の発生が考えられます。日本を助けたいお気持ちは分かりますが今は日本側の対応を待ちましょう」


「そうだな」


すると日本政府側より災害に伴う救援要請が入り、ベッセマー大統領は気合いの入った勢いで命令を出した。同日、アメリカ政府は日本救援のための災害派遣準備を各軍に命じた。甚大な被害が発生している可能性があるため第一次〜第五次派遣までが決定した。期間は3月10日〜5月1日までの1ヶ月半弱である。そして、以下が各弾の派遣部隊である。


【第一次日本救援部隊】3月10日〜3月19日

●陸軍 3月10日〜3月24日

・第3軍団(第1歩兵師団)

・第18空挺軍団(第10山岳師団)

・第42歩兵師団(州兵)


●海軍 3月10日〜3月19日

・第4救援支援艦隊 CVN-74「ジョン・C・ステニス」USS John C. Stennis

     T-ACS-4「ゴーファー・ステート」USS Gopher State

     T-ACS-5「フリッカーテイル・ステート」 USS Flickertail State

     T-ACS-6「コーンハスカー・ステート」USS Cornhusker State, T-ACS-6

            

●空軍 3月10日〜5月1日

・第18空軍(第375空輸航空団 第437空輸航空団 第21遠征機動任務部隊)


【第二次日本救援部隊】3月20日〜3月28日

●海兵隊 3月20日〜3月31日

・第8海兵師団(第16後方支援連隊)

●沿岸警備隊 3月20日〜3月28日

・第14管区


【第三次日本救援部隊】3月29日〜4月10日

●陸軍 3月29日〜4月15日

・アメリカ陸軍資材コマンド(米陸軍治安支援コマンド)

●海軍 3月29日〜4月10日

・第6救援支援艦隊 CVN-78「ロサンゼルス」USS Los Angeles

          T-AKR-300「ボブ・ホープ」USNS Bob Hope

          T-AKR-301「フィッシャー」USNS Fisher

         T-AKR-302「シー」USNS Seay

       T-AKR-303「メンドーサ」USNS Mendonca


【第四次日本救援部隊】4月11日〜4月20日

●海軍 4月11日〜4月25日

・第8救援支援艦隊 CVN-81「ドリス・ミラー」USS Doris Miller

      T-AH-19「マーシー」USNS Mercy

      T-AH-20「ローズ・シティー」MV Rose City


●沿岸警備隊 4月11日〜4月20日

・第11管区


【第五次日本救援部隊】4月21日〜5月1日

●陸軍 4月21日〜5月5日

・第7歩兵師団(第1軍団)

・第28歩兵師団(州兵)


●空軍 4月21日〜5月1日

・第25空軍(第277空輸航空団 第334空輸航空団)



以上の編成となっている。米国にとって重要な同盟パートナーとなる日本を窮地から助け出す任務を明後日より開始する。重要な任務となるため派遣される米兵はピリついた雰囲気が各基地で漂っていた。


3月9日10:00 国際同盟 緊急対日救援支援会議


日本政府による救援要請を受けて米軍の日本派遣決定から翌日、国際同盟に支援を日本は求めた。富士山の中規模噴火から翌日、東京都心には火山灰が積もっていた。幸い、外出禁止を命令しているため健康被害などの報告は今の所無かった。


加藤政権では外交・安全保障以外に国内の災害対策にも力を入れている。2011年の大震災で被災した彼には誰よりも防災意識が高かった。そのため、電柱の地中化など日常生活に影響が出る災害が発生した際には「やっておいて良かった」と思える災害対策をしている。


「これより、日本で発生した噴火による影響は非常に深刻であるという報告を受けた。国際社会の代表として支援に手を出さない理由はない。日本は我々にとって命の恩人である。今こそ恩返しの機会ではないだろうか?」


「そうだ。グレーシス共和国からの立場から発言させていただくと日本とアメリカそして国際同盟は永久に結ばれた友である。友であるならば速やかに救いの手を出す必要がある。現在、共和国軍の災害専門部隊が日本へ向かっている状況である。今こそ日本を助けようではないか!」


「おー!」


各国の代表による日本への熱い思いを聞いた者たちは意気揚々としていた。日本への恩返し、それも大事だが何よりも大事なのは同じ世界で生きている者同士助け合って行く覚悟と勇気が大事なのだと思う。



次回もよろしくお願いします

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