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日米転生   作者: 照山
日米転生 earth
289/524

earth-12 連合艦隊

デングリーヅ連邦との開戦により、地球連合軍は太平洋一帯を統べている連邦を占拠するため極東方面・北米・南米方面に部隊を集結させた。それに対してデングリーヅ連邦は連邦軍300万人を極東方面各国を占領し足掛かりとするべく海兵軍団を韓国・台湾・中国・ロシアへ派遣した。


第13海兵師団 海兵機動艦「ベロア」


デングリーヅ連邦海兵師団は35個師団が配備されており、海軍同様に機動艦を各師団100隻保有している。今後、ライジング主席は連邦歴2030年までに40個師団まで増やす方針である。


元々日本列島があったはずの海域を航行中のデングリーヅ連邦海兵師団の海兵機動艦「ベロア」以下100隻の大艦隊は1月26日に釜山・台北・上海・ウラジオストク・北京に侵入し地球連合軍を排除する。そして航行中、前方にて砲撃が確認された。砲撃の発射元は地球連合海軍艦隊のものであった。地球連合海軍艦隊は20隻程度しかいなかった。


「前方に敵艦隊を確認!「ベロア」より全艦へ命ずる!我々の航行を妨げる者を排除せよ!どんな武器を使っても構わない。跡形も残らずに始末せよ!」


「御意」


「ベロア」艦長・マルス=リンク=デングリーヅは海兵師団に所属する100隻の機動艦に地球連合海軍排除を実施するため【使用武器の自由】を宣言し攻撃を命令した。攻撃命令後、機動艦からは『F-3S ファルコン』と呼ばれる圧倒的な威力を発揮する艦対空地ミサイルを発射した。この艦対空地ミサイルはデングリーヅ連邦に12万発配備されており、出現時に発射したミサイルもF-3Sである。また、利便性に長けており陸からも空からも海からも発射できる優れたミサイルである。


また、F-3Sは航続距離がとてつもなく長く、遠隔操作であるため後方に付けられている小型カメラで目標に正確に命中させることが可能である。


ここでデングリーヅ連邦の姓名に関する豆知識を教えていく。デングリーヅ連邦では全国民に【デングリーヅ】という名前が与えられており、強制的では無いが軍や政府関係者にその名前が多い。


「フッヒッヒ!地球連合共よ、ここで我々にひれ伏して海の魚たちのエサとなるがよい!全艦発射準備を完了せよ!」


「発射準備完了」


「準備完了報告を受け取った。全艦、F-3S撃ち方始め!目標前方敵艦隊!」


マルス艦長の命令により発射されたF-3S艦対空地ミサイルを100隻の機動艦から2発ずつの計200発が20隻の地球連合海軍駆逐艦隊へ発射された。また、その内の40発が韓国・台湾・中国・ロシア方面へ放たれた。


「さぁ地球連合軍よ。君たちはどういう戦いを見せてくれるのかな?」


ニヤリと気色の悪い笑みを浮かべながらマルス艦長はそのように呟いた。



地球連合海軍 極東方面第1連合艦隊


地球連合海軍の極東方面の主力が集う第1連合艦隊には中国・ロシア・韓国・台湾・フィリピン・オーストラリア・タイ・ベトナム・インドネシア・マレーシア・インドの11ヵ国の主力艦20隻がデングリーヅ連邦第13海兵師団の機動艦隊と交戦を開始した。戦闘に参加した20隻の艦隊は以下の通りである。


【極東方面第1連合艦隊】

●空母・・・IAC-2「ヴィシャル」Vishal→インド


●駆逐艦・・・PKG-711「尹永夏(ユン・ヨンハ)」→韓国

       PKG-732「全炳翼(ジョン・ビョンイク)」→韓国

       PKG-733「李秉哲(イ・ビョンチョル)」→韓国 

       INN-370「ジャカルタ」→インドネシア

       055-108「咸陽(かんよう)」Xianyang→中国

       1155-12「ウラジオストク」→ロシア

       D-65「チェンナイ」→インド

       0-53「サーイブリー」→タイ

       11661型「タタールスタン」→ベトナム

       DDG-39「ホバート」HMAS Hobart→オーストラリア

       DDG-41「ブリスベン」HMAS Brisbane→オーストラリア

       FF-3「マニラ」(フィリピン

       ML-1「レキウ」KD Lekiu→マレーシア

       DDG-1801「基隆」Kee-Lung→台湾

       DDG-1802「蘇澳」Sua-O→台湾

       DDG-1803「左営」Tso-Ying→台湾        

       

●潜水艦・・・SS-039「北京」beijing→中国

       SS-085「安武」Ahn Mu→韓国

       SS-711「海鯤」Hai Kun→台湾


という編成となっている。連邦軍からのミサイル攻撃に対処するため迎撃ミサイルが各艦から放たれた他、敵艦の無力化を行うために中央アジア方面インド地方海軍空母「ヴィシャル」から16機のF/A-18E/Fが離陸した。迎撃ミサイルの発射により全弾を撃ち落とすことは出来なかったものの、着弾予想地点から一時離脱したことで被弾を防ぐこちが出来た。


また、迎撃ミサイル発射後に空母から離陸した16機の戦闘機はデングリーヅ連邦海兵軍団の艦艇を少しでも多く無力化するために空対艦ミサイルを発射した。


「目標《A》らを捉えた。これより《A》へミサイル攻撃を実施する。全方向に注意を向け、ミサイル発射準備を厳とせよ!」


「了解!」


しかし、デングリーヅ連邦側からしてみれば飛んで火に入る夏の虫のようであった。


「マルス艦長、発射したミサイルの全弾迎撃されました。また、敵空母より16機の戦闘機が離陸しました。撃墜しますか?」


「ほう。彼らも彼らで抵抗する気はあるようだ。だがミサイルはこんな戦闘機ごときで使う必要は無いだろう。アレを使おう」


「アレ?」


「あぁ。我が主席直々に視察され完成された対空クラスターミサイルだ。このミサイルを使えば彼らの戦闘機部隊は全滅だろう。すぐに使用準備に取りかかれ!」


「御意!」


デングリーヅ連邦のライジング主席の考案によって研究・開発された対空クラスターミサイルは目標の航空機が複数いる場合に有効で、一本のミサイルが誘爆後に複数の小型爆弾が弾け飛び目標を的確に撃ち落とすことが可能である。


「使用準備完了!いつでもいけます!」


「よろしい。全艦、目標を接近中の敵戦闘機として対空クラスターミサイルを発射せよ!発射!」


マルス艦長は一本のミサイルから弾け飛ぶ様は芸術作品になるに違いないと不適な笑みを浮かべて放たれたミサイルと接近する戦闘機の行方を見守った。

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