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日米転生   作者: 照山
番外編
285/527

earth-4 24年極東危機 -ロシアの動向-

3月13日、日本・韓国の大使による中国との外交交渉は不調に終わり、海上自衛隊・韓国海軍・台湾海軍・オーストラリア海軍・フィリピン海軍・インド海軍の6カ国の艦隊は中国海軍と交戦した。中国海軍との交戦により艦艇2隻が負荷により故障したが人体被害は無かった。しかし、中国海軍駆逐艦への反撃により5隻が無力化され人的被害は130名に登った。


また、同日には北朝鮮側から韓国への攻撃が開始され第二次朝鮮戦争が勃発した。台湾海峡に目を向きすぎて油断したのか攻撃を察知することが出来ず板門店の韓国軍の警備隊全員が捕虜として北朝鮮側に連れていかれたという情報やソウルへ進軍中であるという報告もあった。


そして気になるのはロシアの動向である。1月1日のアメリカ消失以後、ロシアは前触れもなくウクライナとの戦争を休戦を宣言し、この2ヶ月間動きを見せていないことにNATO(北大西洋条約機構)と日本政府は警戒を強めている。また、現在日本政府・韓国政府・オーストラリア政府・フィリピン政府・インド政府・ニュージーランド政府はNATO加盟に前向きな姿勢を示しており、加盟申請中であり半年後には加盟が実現する可能性がある。


ここまでがこの3ヶ月の出来事である。これから先世界情勢がどのように変化していくのか注目ではある。


13日18:00 大韓民国・ソウル 韓国軍首都防衛司令部


北朝鮮による侵攻とソウルへのミサイル攻撃を受けて韓国軍は臨戦態勢に入った。韓国・ソウルと周辺地域には以下の部隊が駐留しており楊大統領と国防相から出動が命じられた。


【祖国防衛任務部隊】

●首都防衛部隊

・第52郷土防衛師団

・第56郷土防衛師団

・第57郷土防衛師団

・第60予備歩兵師団

・第71予備歩兵師団

・第1化学防護旅団

・第112通信旅団

・第10防空砲兵群

・第1113工兵群


●第1野戦軍司令部 軍事境界線防衛 東部戦線

・第2軍団

→第7歩兵師団 第15歩兵師団 第27歩兵師団 第2工兵旅団

 第2砲兵旅団 第102情報旅団 第302警備連隊 第702特攻連隊

 第1戦車大隊 第142情報大隊 第512防空大隊 大12航空団


・第3軍団

→第1歩兵師団 第9歩兵師団 第25歩兵師団 第30機械化歩兵師団

 第72動員歩兵師団 第1工兵旅団 第1砲兵旅団 第2装甲旅団

 第11防空団 第101通信団 第301警備連隊 第701特攻連隊 第141情報大隊


・第8軍団

→第2歩兵師団 第3歩兵師団 第2工兵旅団 第2砲兵旅団

 第16機械化歩兵師団 第40動員歩兵師団 第30防空団 

 第70通信団 第260警備連隊 第334特攻連隊 第160情報大隊


●第2作戦司令部 後方地域防衛

・第4軍団

→第4歩兵師団 第5歩兵師団 第3工兵旅団 第3砲兵旅団

 第32機械化歩兵師団 第50動員歩兵師団 第40防空団

 第80通信団 第150警備連隊 第290特攻連隊 第118情報大隊


●第3野戦軍司令部 軍事境界線防衛

・首都軍団

→第6歩兵師団 第1海兵師団 第29動員歩兵師団 第34郷土師団

 第35郷土師団 第36郷土師団 第4砲兵旅団 第4工兵旅団

 第65通信団 第140警備連隊 第300特攻連隊 第103情報大隊

 

・第1軍団

→第8歩兵師団 第10歩兵師団 第11歩兵師団

 第77動員歩兵師団 第5工兵旅団 第5砲兵旅団 第6砲兵旅団 

 第78通信団 第156警備連隊 第192特攻連隊 第99情報大隊


・第5軍団

→第12歩兵師団 第13歩兵師団 第14歩兵師団 第39動員歩兵師団

 第40動員歩兵師団 第6工兵旅団 第7工兵旅団 第7砲兵旅団 


・第6軍団

→第16歩兵師団 第17歩兵師団 第18歩兵師団  第28動員歩兵師団

 第27動員歩兵師団 第8工兵旅団 第8砲兵旅団 第9砲兵旅団


・第7機動軍団

→首都機械化歩兵師団 第20機械化歩兵師団 第11機械化歩兵師団

 第8機械化歩兵師団 第26機械化歩兵師団 第7工兵旅団

 第7砲兵旅団 第107情報通信旅団 第7強襲大隊

 第17化学兵器大隊 第517防空大隊 第17航空団 


と以上が大まかな韓国軍の出動部隊の内訳である。朝鮮戦争が再開するためこれは国家の存亡をかけた戦いである。(ヤン)大統領は緊急演説でこのように述べた。


「あの日の休戦から71年。時の流れというのは待ってはくれません。いま実際に我が国は攻撃を受けています。この東アジア地域の安全保障環境は最悪な状況にあります。決して我々は降伏することはないでしょう!相手側の白旗の色が見えるまで!」


13日19:00に大統領演説が行われ韓国軍総動員で難局に当たった。台湾海峡での作戦に参加している駆逐艦戦隊は祖国防衛を名目に帰還することになった。韓国政府の演説に対してNATOが声明を発表した。


「我々は遠く離れた地域における安全保障環境の崩壊に注目している。戦後80年を前にして我々は再び危険を冒そうとしている。よって東アジア地域における同盟国への軍事支援を実施する他、NATO軍の派遣を決定した。1週間以内に20万規模の部隊を派遣し、地域の安定を図ることをここに宣言する」


ロドリゲス北大西洋条約機構代表はNATO軍の20万規模の部隊の派遣を正式に決定した。しかし、ロシアの動きもあるためすぐに全部隊を派遣することは不可能である。


翌14日1:00 ロシア連邦・モスクワ


「大統領、準備完了しました。命令があればいつでも行けます」


「よろしい。すぐに開始したまえ」


「かしこまりました!」


ロシア連邦大統領・ゼリアは領土拡大を実行するため北海道の占領計画を宣言した。北海道占領せん現により日本政府は三正面で対応に当たらなければならなくなってしまった。


北はロシア、東に朝鮮半島、南に目を向けると台湾有事。日本にとっても周辺諸国にとっても自国の正義がぶつかり合う一歩も譲れない展開となった。三正面作戦を強いられることとなった日本。大島総理の決断が国民の生命と財産展・国家を守る鍵となる。

次回もよろしくお願いします。

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