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日米転生   作者: 照山
第9章 新戦争編
202/524

9-46 八丈島解放 3

八丈島南西20km海域 米海軍第7艦隊第5空母打撃群 空母「ロナルド・レーガン」


空母「ロナルド・レーガン」を筆頭に第7艦隊の第5空母打撃群と第15駆逐戦隊と第7艦隊潜水艦部隊が自衛隊の八丈島への後方支援のため八丈島近海まで着いたもののボルドー海軍が進行方向に侵入してきた。ターナー艦隊司令官は冷静に状況を見守っていた。また、後方には第18・19軍団の艦船もあるがターナー司令は待機を命じた。


ちなみに八丈島周辺海域に来ている第7艦隊の編成は以下の通りである。


第5空母打撃群

・ニミッツ級航空母艦「ロナルド・レーガン」

・タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「アンティーク」(USS Antique CG-54)

・タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「ロバート・スモーク」(USS Robert smoke CG-62)

・タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「ジェイル」(USS Jail CG-67)

・第5空母航空団


第15駆逐戦隊

・アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ミリアス」(USS Milius, DDG-69 -BMD駆逐艦

・アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ヒギンズ」(USS Higgins, DDG-77)-BMD駆逐艦

・アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ハワード」(USS Howard, DDG-83)-BMD駆逐艦

・アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「シャウプ」(USS Shoup, DDG-86)-BMD駆逐艦

・アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「デューイ」(USS Dewey, DDG-105)-BMD駆逐艦

・アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ジョン・ソン」(USS John son, DDG-113 -BMD駆逐艦

・バーク級ミサイル駆逐艦「ラルク・ジェームズ」(USS Ralph james, DDG-114)-BMD駆逐艦

・アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ペラルタ」(USS Peralta,DDG115)BMD駆逐艦


「ターナー司令、前方に敵艦隊確認!エリック艦長、いかがしますか?」


「ふむ・・・敵艦数は?」


「約15です。我々の動きが読まれていたのでしょうか?」


「違うな。彼らの目的は我々の自衛隊への支援を少しでも遅くさせるのが目的。ならば駆逐するまで」


「ロナルド・レーガン」艦長・エリックはボルドー海軍駆逐艦に攻撃命令を出した。


「全艦、前方敵艦隊に総攻撃を開始せよ。武器の無制限使用も許可する!」


『こちら「ミリアス」。敵艦隊に攻撃を開始する」』


エリック艦長とターナー司令の命令の元、ボルドー海軍の八丈島方面艦隊へミサイル攻撃を開始した。先陣を切ったのは第7艦隊第15駆逐戦隊である。


「目標、前方敵艦隊!トマホークSLCM発射用意!」


「FIRE!」


第15駆逐戦隊からトマホークミサイルが放たれた。美しい軌道を描きながら敵駆逐艦へ突っ込んで行った。しかし、敵の海上戦力を壊滅させるためにターナー司令官はスタンダードSM-3 ABMの発射も許可した。


「SM-3発射用意!FIRE!」


ボルドー海軍に向かって行ったミサイルは相手側が迎撃態勢をとる暇を与えることはさせなかった。


「敵艦、6隻の航行不能を確認。撃沈させます!魚雷発射管、魚雷装填用意!」


「魚雷発射いつでも行けます!」


「ぶちかましてやろうぜ!FIRE!」


駆逐艦から魚雷が発射され、ボルドー海軍の駆逐艦の艦底に直撃した。ボルドー海軍駆逐艦「ランブル」「ジャンニ」「ノルワ」「ウェンガ」「フェザ」「アーバ」を沈没させた。


ボルドー海軍八丈島方面艦隊 駆逐艦「ラージ」


「敵艦隊よりミサイル攻撃あり!迎撃態勢を取るも間に合いませんでした!」


方面艦隊副司令艦「ラージ」は米海軍のトマホークによって艦の重要部分が大破した。航行不能となったため脱出を試みようとするも救命ボートが無くなっていた。「ラージ」司令のメンジョーは死を覚悟した。


「総員、ここまでだ。我々は今手を出してはいけない相手に手を出している。これは怖じ気づいているのではない。航行可能な艦は速やかに撤退せよ」


「司令!最後の一手を見つけました!耳をお借りします!ゴニョゴニョ」


「その手があったか!至急派遣せよ!」


「了解であります!」


その後、副司令官のアドバイスの元、4月の八丈島攻防戦にて鹵獲した4隻の日米艦がこの海域に到着した。艦内はほとんどボルドー軍人であるが自衛官や米兵の捕虜が舵を握っていた。


ボルドー海軍鹵獲艦「シオカゼ」


「良いか!君たちはこれより【盾】になってもらう!我々の戦局は劣勢であるが君たち捕虜には敵艦隊を沈没させよ!命令に背いた者、背こうとしている者には今すぐに死んでもらう!返事は「はい!」以外は認めない!良いな!」


「はい!(チッ!何でてめえの言うことなんか聞かなければならないんだ!とんでもない無責任な指揮官だ!)」


捕虜の自衛官の栄原は「シオカゼ」艦長のハーバーに苛立ちを心の中で感じていた。


ボルドー軍は国際同盟が禁止している捕虜の扱いのひとつである【国際人道条約第8条】に関して違反してしまっている。以下が国際同盟が定めている法案である。


           【国際同盟 国際人道条約第8条 捕虜の戦闘への参加】


●捕虜はそれを捕らえた国の軍現行法律、規則、命令に服従すべきものとする。しかし、暴行を伴う強制的な労働及び戦闘への参加はこれを固く禁ずる。


●捕虜への戦闘への参加はいかなる理由があっても参加させてはならない。


「良いか!ミサイルの照準を敵艦隊に定めろ。確実に奴等を仕留めるんだ!例え無謀な作戦だと思ったとしてもだ!」


「(この指揮官・・・頭のネジブッ飛んでやがる!人の心があるのか!?いや・・・あるわけ無いな)」


八丈島攻防戦にて鹵獲された護衛艦「しおかぜ」はボルドー軍が改造し、駆逐艦「シオカゼ」として運用している。


「ミサイルを発射せよ!ミサイル発射だ!撃つんだ!」


栄原は言われるがままに発射した。しかし、栄原が撃った対艦ミサイルは米海軍の駆逐艦から外れた。これを見たハーバーは怒った。


「貴様!何をしている!ミサイルは少ししか残っていないんだぞ!しっかりやれ!」


「申し訳ない!」


しかし、ミサイルの軌道が逸れるなど致命的なミスを犯している間に米海軍側からトマホークミサイルが放たれた。そのトマホークミサイルは残ったボルドー海軍駆逐艦に次々と直撃し、「シオカゼ」や「エイホウ」も巻き込まれた。


八丈島にて戦闘が繰り広げられている中、海ではボルドー海軍の八丈島方面艦隊が全滅した。「シオカゼ」の艦長のハーバーも乗船していた捕虜の海上自衛官390名が命を落とした。また、捕虜の米海兵200名も攻撃に巻き込まれ命を落とした。


この海域での戦闘でのボルドー海軍の敗因は迎撃態勢を取れなかったことに原因がある。また、捕虜600人近くが命を落としたこの戦闘の情報を大島総理は受け取った。



日本国 首相官邸


「総理、残念なことにボルドー海軍の指揮官によって600人近くの日米隊員が殉職しました。ボルドー国は最近捕虜に対して非人道的な行為をしていることを我々は懸念しています」


「それは私も同じだ。すぐにボルドー国政府に直接抗議することにしよう」


「それってまさか・・・総理、敵国にいくと言うのですか?」


「あぁ。もちろんだ。直接伝えなければ今後も同じことをする。頭の中が狂っている彼らにビシッと言わなければならない。国際同盟にも伝えなさい」


「分かりました」


大島総理は現職総理として初めて交戦中の国に行くことを決意した。国際同盟にもその旨は伝えられ、アスキー指導に伝わった。アスキーは日本がここまでしてくるとは珍しいとは思いつつも訪ボルドーが決定した。日時は来月7月1日。一時的に停戦となる。また、日本政府専用機と護衛の戦闘機とSP30人、武装自衛官120名による超厳重な護衛警備が行われる。


米海軍の艦名は既存の艦名とオリジナル要素を加えました。他にも不備がありましたお願いします

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― 新着の感想 ―
[一言] これでボルドー側が大島総理を殺害したら、ボルドーは国として滅亡確定でしょうね。
[一言] いや、死ぬ気か?ウクライナじゃないから
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