表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日米転生   作者: 照山
第8章 対外政策編
165/527

9-3 グローバル・ホーク改

3月26日、自衛隊と米軍はボルドー国にグローバル・ホーク改を2機飛ばした。グローバル・ホーク改は従来の物とは異なり、敵に見つかりにくいステルス性能を兼ね揃えた最新型の無人航空機をボルドー国上空に飛行させた。


グレーシス共和国対ボルドー国上空監視偵察司令室


ここは緊急で立ち上げた日米駐留部隊のボルドー国に対する偵察行動を実施する司令室で、この場所で確認した情報はG7主要国と各国軍部隊に伝えられる。


「室長、ボルドー国上空に到達しました。これより偵察行動を開始します」


偵察目標は大量破壊兵器の開発研究施設の有無、陸海空軍司令部、国防省を含めた政治中枢地域、海軍駐留基地、空軍基地や一般飛行場、戦闘機の運用状況等を確認する。


「原子力ミサイル発射基地を確認しました。まだ一つだけですが国内に多数ミサイル発射基地があると思われます。ここは仮に交戦した場合真っ先に攻撃しなければならない目標であります。次行きましょう」


その後ボルドー国内の至る所にミサイル基地があった。日米側はボルドー国と戦争状態時の攻撃目標を定めることにした。


「次に見えるのは陸海空軍の各司令部かと思われます。攻撃対象レベルとしてはそこまで低くありませんが制圧をしない限り軍は抵抗し続ける可能性があります」


「そうか。しかしこれ向こうもこれ飛んでいるの気づいているのでは?」


「問題ありません。ステルス性能を持っているので見つかることは無いでしょう。本体も小さいですし」


グローバル・ホーク改は従来の物よりコンパクトな物となっているため相手側に発見される可能性はない。あるとすれば接近しすぎた時くらいである。大きさは全長9.65m、全幅27.12m、全高2.34mとなっている。


「ここが国防省他この国の政治中枢です。攻撃対象レベルとしては陸海空各軍司令部よりは重要ではないですが国の指導者を捕らえることも頭に入れておこう。次海行くぞ」


「了解です」


グローバル・ホークが転送してくる映像はリアルタイムで動いている他、画質は細かいところまで解析できる。


「次海軍基地ですね。しかし画質が綺麗だからどんなタイプの船があるかよく分かる!」


「そうですね・・・。見てください室長!我が国の護衛艦にそっくりです!」


「本当だ!これはどうしたものか・・・」


海軍基地に海上自衛隊の護衛艦「おだはら」に似せた艦艇があった。理由は聞いてみないと分からないが日米に対抗できるように作られたものかもしれない。


「この船には要注意だ。撃沈目標になるかもしれないな・・・次いきますね。これは空母ですか・・・」


「何隻あるかわかりませんが戦闘機を発艦できる滑走路が長いですね」


「そうですねぇ。これはデカイ驚異だと思います。次行きましょう。ここが空軍基地ですね・・・戦闘機の他に爆撃機も確認しました」


各基地に戦闘機20以上、爆撃機5機は確認した。また、例の航空母機の駐機も確認した。


「これが例の航空母機ですか。想像以上の大きさですね。交戦の場合戦闘機ではなくこれを撃墜すべきかと思われます」


「やっぱりな。制空権取られた上にこれが来たら最悪だな。こいつは空の悪魔だ。次行ってくれ」


最後の偵察場所は陸軍駐屯地上空に入った。


「最後、陸軍駐屯地の偵察で終わりにします。ここの駐屯地では対空兵器やミサイル発射車両が確認されます」


「よし分かった。これでこの国の全体図は把握できたな・・・無いことを祈るが数日以内に攻撃があるとすれば長期戦は確定だな」


「了解です。これで偵察を終了します。ホークの基地帰還を開始します。それと報告書をG7主要国の首脳に伝達します」


その後、グローバル・ホーク改の対ボルドー国軍偵察を終了した。偵察終了後、報告書を作成しG7主要国の首脳に伝達した。ボルドー国の攻撃開始まで残り4日となった。

次話、ボルドー国の作戦が開始します。よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ボルドー国が、G7に対し軍事侵攻しようとする、その動機と目的は何なのでしょう? かの国は、自分たちの国こそが絶対最強、絶対の世界一だと信じていて、『自国より劣る劣等国』が、大きな顔をす…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ