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日米転生   作者: 照山
第8.5章 国家間演習編
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8.5-13 航空・海上演習 フォートレス 3

3月3日、演習最終日は爆撃機による航空演習と海上部隊との連携をとっていく演習が行われる。想定として爆撃機による敵地空爆と敵軍事施設の無力化、海上からのミサイル攻撃での制圧が演習シナリオになっている。


参加部隊は航空自衛隊の第1爆撃隊・海上自衛隊護衛艦「あしたか」「しなの」「はまな」、米空軍第13戦略爆撃隊・海軍駆逐艦「ワシントン」「アリゾナ」、グレーシス空軍第4爆撃団・海軍潜水艦「メギ」、武蔵連邦空軍第3爆撃機航空団、アコースティ空軍第18爆撃飛行隊、エルヴィス海軍護衛艦「いしかり」アズール海軍哨戒艇「ウルソ」が参加する。


航空自衛隊の爆撃機はB1やB2を使用しているが2035年までに国産の爆撃機運用に向けて開発中である。一方の米軍は無人爆撃機を運用していくため保有しているB1やB2爆撃機は日本に引き渡す。そのため空自は7個爆撃隊編成を検討している。


グレーシス空軍の3-V爆撃機、武藏連邦空軍JU-31小型爆撃機、アコースティ空軍はN218爆撃機を保有している。エルヴィス空軍とアズール空軍は爆撃機は保有しておらず、空襲手段として戦闘機からの爆撃を行う。


「さぁ今日は最終日である。短い3日間であったがこの演習を今後の教訓に生かしてもらえるとありがたい。そして今日の演習シナリオを説明する。シナリオとして敵国からの攻撃や抵抗が激しく敵本土上陸が未完了であるため航空支援での敵基地無力化、海上からの対地ミサイル攻撃を実施する。このノーザン陸海空軍総合火力演習場を仮想敵地とする!それでは始め!」


このノーザン陸海空軍総合火力演習場はグレーシス共和国南東にある巨大軍事演習場である。爆撃機の飛行場はデクスター共和国空軍基地、日米駐留基地から離陸する。


「これより敵軍事施設無力化のための空爆作戦を開始する。偵察機からの情報では爆撃機撃墜などの可能にする対空兵器がある。グレーシス空軍のJ8T戦闘機の護衛のもと無力化を行う」


爆撃機6機編隊、J8T戦闘機4機の航空編隊、8隻艦隊で行動する。


「まもなく目標に到着する!総員爆弾投下準備を開始せよ」


「了解」


「全機に告ぐ。投下目標の照準を合わし、到着次第爆撃を開始せよ」


敵施設に見立てた投下目標は組み立て可能でもある。


「目標の敵施設に到達。爆弾を投下せよ!」


その命令後全機爆弾投下を行った。この爆弾は非殺傷弾であるため爆発は起きないものの白煙は立ち混むようになっている。


「投下目標に命中!敵施設以前無力化できず!」


「爆弾残弾数は?」


「ありません!」


「海上からのミサイル攻撃を支援しろ。対地ミサイルでの無力化を行う」


「了解」


「爆撃隊から駆逐艦隊へ支援要請!目標は敵軍事施設にミサイル攻撃を実施せよ」


『駆逐艦隊司令艦「あしたか」から爆撃隊へ。支援要請を承認した。これよりミサイル攻撃を実施し敵施設の破壊を遂行する』


支援要請を受け取った駆逐艦隊(護衛艦隊)はミサイル発射準備に取りかかった。


「発射長に告ぐ。爆撃隊からの要請で受けた敵軍事施設の破壊遂行のためミサイル攻撃を開始せよ」


「了解!目標敵軍事施設!撃て!」


数発の対地ミサイルを発射した。各艦ミサイルを10発ずつ発射した。


「まもなく着弾する。5,4,3,2,1,0、弾着今!」


駆逐艦隊(護衛艦隊)から発射されたミサイルが爆撃機では無力化できなかった敵軍事施設を攻撃し破壊した。


「目標の破壊を確認!爆撃隊へ」


『支援攻撃に感謝する!総員対地・対空・対海を厳と成し撤退を開始する』


「了解」


その後爆撃機と海上支援部隊は演習完了を報告した。そして演習終了式が行われた。


「これにて陸海空全演習を終了する。各員各々の課題に向き合い、今後のやるべきことに自信を持って取り組むように!それでは終了する。お疲れさまだった!」


これで陸海空の全ての演習が終了した。1月下旬から始まった演習は終了した。この動きを見ていたボルドー国は更なる計画を立てる。



ボルドー国 国防委員会


「指導、G7の茶番みたいな演習が終了しました。侵攻作戦はいつにしますか?」


「いよいよか・・・」


「はい」


「作戦実行日は・・・」


























「3月30日」

次回第9章に突入します。よろしくお願いいたします

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