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日米転生   作者: 照山
第8.5章 国家間演習編
158/501

8.5-12 航空・海上演習 フォートレス 2

3月2日、西海岸海域にて演習を行っていた艦隊が自国の各基地に帰投し、各国から潜水艦部隊が横須賀基地に集結した。この演習では哨戒機も用いての対潜戦闘訓練を行う。


海上自衛隊横須賀基地


「まもなく対潜戦闘演習を開始する。この演習では哨戒機・潜水艦を用いてソナーの投下や模擬撃沈を行う。潜水艦探知は海上での行動において重要になってくる。各員集中して取り組むように」


参加部隊は海上自衛隊の第1潜水艦隊、米海軍の第6潜水艦隊、グレーシス海軍から第8対潜哨戒隊、アコースティ海軍から第17潜水艦隊、アズール海軍は第1海上偵察隊、武蔵連邦海軍から第10潜水艦隊が参加する。エルヴィス海軍は潜水艦の整備が完了していないため護衛艦「いしかり」で見学を行う。


ちなみにエルヴィス海軍の艦艇は海上自衛隊の退役した護衛艦を改良して運用している。また政府の協力の元、新型の護衛艦を数隻保有している。


そして対潜戦闘演習が開始した。演習のシナリオは海上行動中に敵潜水艦をソナーで見つけたものの魚雷を放たれ、抵抗が激しく駆逐艦では対処しきれない事態となり、哨戒機による対潜爆弾を投下し撃沈させるというのがシナリオである。


また、編成として司令艦に海自護衛艦「あたご」潜水艦「えちぜん」、P-3対潜水哨戒機、米海軍駆逐艦「シカゴ」、グレーシス海軍駆逐潜水艦「バスター」、アコースティ海軍潜水艦「ボレロ」、武蔵連邦海軍から潜水任務艦「セルタ」アズール海軍G-9対潜偵察機となっている。


海上自衛隊護衛艦「あたご」


『「ボレロ」から「あたご」へ。貴艦に国籍不明の潜水艦接近中、目標との距離2km。通過まで後15分』


「「あたご」から「ボレロ」他全艦に通告。15分後に国籍不明の潜水艦と通過する。敵潜水艦の可能性あり。総員対潜警戒を厳と成せ」


ここでの【敵潜水艦】は試製艦「すおう」である。無人潜水艦として設計されステルス機能を兼ね揃え、2035年までに導入を日本政府は検討している。作られた目的として潜水艦攻撃での沈没による犠牲者を無くす目的で作られた。


「P-3から「えちぜん」へ。その航路では敵潜水艦と衝突の可能性あり。進路をずらすことをおすすめする」


「「えちぜん」からP-3へ。了解、本艦は指示に従い進路を左に移す」


その時、敵潜水艦が魚雷を撃ったことを警告する報告があった。


「G-9から全艦へ。敵潜水艦が魚雷攻撃を開始。総員衝撃に備えるとと共に対潜魚雷を撃て」


「了解。全艦に命じる、接近中の魚雷の撃破を許可する。各艦タイミングを見計らい魚雷を撃て」


その後、接近してくる魚雷を各艦丁寧に照準を合わし撃破した。しかし1隻だけ撃破ミスがあった。


「こちら「バスター」から「あたご」他全艦に被弾報告。魚雷による攻撃で被弾しt」


「敵潜水艦魚雷再発射!再びこちらに!」


無人潜水艦「すおう」は再び魚雷を発射した。これにより艦隊は魚雷数が足りないことからP-3とG-9に対潜水艦支援攻撃を要請した。海上自衛隊のP-3哨戒機は対象物の探知以外に対潜爆弾投下も行うことが可能である。また、G-9対潜偵察機はP-3と形状が似ているが性能が異なっており、改良すれば空中給油機にもなる。


「了解。対潜爆弾投下を行い敵を無力化させる」


その後対潜爆弾を投下し敵潜水艦の無力化に成功した。また、破損した無人潜水艦「すおう」は後日海上自衛隊が回収する。


「これで今日の演習は終了する。各員疲労回復に努めるように!さらに個人個人積み上げて来たものを吸収して己のものに出来るように取り組むように!以上」


2日目の演習が終了した。司令は第5回紅白戦を行いたいと思っていたが海上・航空での開催は難しいと判断し取り止めになった。

何かありましたらよろしくお願いします

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