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日米転生   作者: 照山
第8.5章 国家間演習編
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8.5-5 第2期地上演習 インフィニティ 1

1月28日、グレーシス共和国のベトナ陸軍演習場にて第2期地上演習 演習名インフィニティが開始した。第1期地上演習で中止となった輸送支援演習などを加えられた。期間は2月8日までの10日間。この日の訓練は大量破壊兵器に対する処置行動訓練である。


「今日は核・生物・化学兵器を使用され、住民の生命が脅かされた場合を想定をしていく。今日は非常に危険な訓練になる。少しでも体調不良を感じた場合は演習場療養所に来ること!では開始する!」


自衛隊からはNBC偵察車を保有した特殊兵器防護隊、米軍から化学軍団、グレーシス共和国は対特殊兵器防護軍、武藏連邦軍の対毒兵器軍、アズール民主国軍の対人救命特殊防護軍、エルヴィス軍の対特殊兵器輸送支援軍、アコースティ軍の特殊兵器武器防護軍が参加した。


まず、核兵器使用を想定した訓練が始まった。実際に核を使わず、使用されたことを想定しておこなうことが出来る。


「敵核兵器の使用を確認!これより防護隊・救助隊・NBC偵察部隊を現場に急行させます!」


『こちら司令部、使用された核兵器は非常に危険なタイプである。慎重に作戦にあたれ』


「了解!」


NBC偵察車17両は人員65人を演習指定区域に向かわせた。到着後、要救助者役の隊員がいた。


「要救助者数名を確認!これより除染作業と共に救助者の救護にあたる」


『了解。要救助者の容態を確認の上、アズール民主国軍の対人救命特殊防護軍の対特殊兵器救急戦闘車に移送せよ』


アズール民主国軍の対人救命特殊防護軍の対特殊兵器救急戦闘車はこの国しか保有していない救命車両で、搬送中に攻撃を受けた場合に対する処置で機関銃が備わっている。機関銃配備以前、搬送中に武装集団に攻撃を受け、乗車員8名が死亡した。この経緯からこの部隊では120両以上の救急戦闘車を配備している。


「偵察部隊から司令部へ。核兵器の強度は広島原爆並みと予想。これより除染を開始すると共に一次体調確認を行う」


『司令部から偵察部隊へ。少しでも体調不良を訴えたものは迅速に報告するように』


「了解」


この演習では実際のNBC兵器は使われないが、体調不良役が存在し、特殊兵器の吸引で体調悪化が確認されたという想定となっている。


「司令に通達。除染中に3名の体調不良者を確認。彼らを演習場療養所に搬送する」


「了解。空いている対人救急戦闘車で搬送を開始せよ」


体調不良役の秋庭と富樫と茂音は


「まさか体調不良役に選ばれるとはな・・・」


「しかしはじめて乗るぞこの救急戦闘車。普通の救急車とは全然違うな」


「本当それ。今気づいたんだが・・・これ仮病みたいだな」


「確かに!」


「静かにしてください。今は演習中です。体調不良役でもサボることは出来ませんよ?」


「「「はい・・・」」」


その後、3人は演習場療養所に運ばれ、実際に行われる健康調査を行った。結果は案の定超健康であるが、いずれ活用できるかもしれない。


一方、除染部隊は


「除染作業完了を報告。これより部隊の撤退を開始する」


「了解」


その後、挨拶を行った区域に戻り昼食を挟んだ後、化学・生物兵器の対処を行った。グレーシス共和国軍の中央人体防護軍も加わり、演習を行った。訓練終了後、


「これにて第2期1日目の演習を終了する!体調不良の有無の確認の上、宿舎に戻れ。では解散」


このようにして1日目の対大量破壊兵器の演習が終了した。


第2期地上演習日程


1月28日 特殊兵器対処演習


1月29日 輸送支援演習 第2回紅白戦


1月30日 休み


1月31日 特殊部隊演習


2月1日 第3回紅白戦 砲兵演習


2月2日 休み


2月3日 休み


2月4日 災害救助演習


2月5日 離島奪還演習


2月6日 空挺演習


2月7日 夜間戦闘訓練


2月8日 第4回紅白戦

次回もよろしくお願いします

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