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日米転生   作者: 照山
第8章 対外政策編
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8.5-3 第1期地上演習 スチールガーディアン 終

5日目、この日は自走砲や戦車砲を使っての砲撃演習が行われる。戦車は各国にあるものの、自走砲は自衛隊、米軍、グレーシス軍、武蔵連邦軍しか持っていないため拝借することになる。自衛隊は不保持国に99式自走155mm榴弾砲を使わせることにした。


「これより自走砲・戦車砲を用いた対地、対空訓練を開始する!自走砲を保持していない国は自衛隊より数台貸すことになる。また、この演習は本気で取り組んでもらいたい!それでは開始する!」


グレーシス軍はAーTYPE自走砲戦闘車を保持している。この自走砲戦闘車は自衛隊が保有している自走砲の砲+戦車砲まで付いている。また、武蔵連邦軍のPRESS式自走砲戦闘車はあらゆる地形にも対応し、特殊兵器にも対応している優れた自走砲車両である。


「まず初めに自走砲・戦車砲を用いて、浮遊物の撃破を行なってもらいたい。これは実践において飛んでくる誘導弾などにも対応できるようにしてもらいたい!では初め!」


最初の訓練は浮遊物の上空撃破である。戦争において優位に立つことができる条件は人員もそうだがなんといっても質である。


「目標距離600!敵上空兵器の破壊を開始する!撃て!」


自走砲から放たれた砲弾は訓練用で作られた浮遊的に命中した。その後も次々と他部隊も訓練用の的を撃破した。


「次に君たちにやってもらう訓練は動きながらの砲撃である。ただ単に止まって撃っていても敵が別のところに移動してしまっていたら元の子もない。では初め!」


準備完了後、各部隊は所定位置についた。


「敵が別地点に移動!これより追撃・撃破を開始する!移動を開始せよ!」


「了解!」


この移動からの砲撃演習は敵に見つかるリスクは高いが、撃破のリスクも高くなる。


「敵の目標距離50!撃て!」


その後も他の部隊も同様のことを行い、自走砲部隊は各国に実力を見せつけた。また、自走砲の扱いに慣れていない国もあったため、不保持国の司令官は自走砲の導入を検討しようと考えていた。その後、全部隊の訓練が終了した。


「これにて5日目の訓練を終了とする。この訓練は今後の任務などにも影響してくる。扱い慣れている、慣れていない関係なく、己の課題を見つけられることに私は期待している。では以上!」


5日目の訓練が終了した。6日目は紅白戦であるため作戦が強い国と武力が強い国が平均でなければならない。


6日目、輸送支援演習が第2期の地上演習に延期されたことにより、最終日となった。


「これより第6日目紅白戦を開始する。今日は4国対3国で分かれて行なってもらう。実弾を用いず、軽ゴム弾を使用してやってもらう。実弾を使用しないため怪我・死亡の心配はいらない。各自おもいっきりやってもらいたい。では開始!」


6日目の紅白戦は4国対3国形式でのゴム弾演習である。紅組に自衛隊・グレーシス軍、武蔵連邦軍、アズール民主国軍、白組に米軍・アコースティ軍、エルヴィス軍に振り分けられた。また、隊員の胸につけられた的にゴム弾を命中させたらその隊員は動くことができない。さらに、隊員は100対100となっているため紅組は25人ずつメンバーを出すことになる。


「紅組行くぞ!」


「了解!」


「撃て撃て!ゴム弾だろうと本気で行け!」


紅組と白組が交戦し、激しい銃撃戦となった。ゴム弾だが、自衛隊と米軍のゴム弾交戦は激しいものとなった。


数十分後、紅組18、白組15人となった。


「最後15人だ!どんどん当たるんだ!」


「了解!」


そして、徹底した銃撃によって紅白戦は40分間の戦いの末、紅組が残り6人となったところで勝利した。


「第1回戦を終了する。このラウンドは紅組の勝利となった!2回戦以降の奮闘を願う!」


その後、2回戦、3回戦、4回戦、それ以降も対戦した。その結果全40試合行い、23勝17敗で紅組が勝利した。


「これより第6日目の演習を終了する!今日はかなり疲れていることが予想されるため早めの睡眠を整えるように!そして今日は最終日である!予定していた明日の輸送支援演習であるが、天候の関係もあることから第2期演習に持ち越したなった。それではこれにて第1期地上演習を終了する。敬礼!ありがとうございました!」


「ありがとうございました!」


これで第1期地上演習が終了した。第2期の地上演者も行われるため、各隊員は移動が大変になるが、体調万全で臨んでもらいたい。



あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

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