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日米転生   作者: 照山
第6章 戦後編
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7-4 アコースティの抵抗

アコースティ軍とハワイで交戦から1週間が経過した。その間の死傷者は日本が40人、アメリカが120人、アコースティが6万人と日米が優位に立っている。一方アコースティの国王は国防官に苛立ちを見せた。


「戦況は今どうなっているんだ?ジュラシ国防官。私は王国軍6万人を開戦1週間で損失するなんてそんな話聞いたことない。」


「現在我々は劣性の立場にあります。しかし戦力を分散させず一ヶ所に集中して行えば戦況を覆せるかもしれません。」


「くそ!最初からそうやれば良かったんだ!そして敵の手は流石にここまで来ないだろうな?」


「予想では首都占領を我々は最悪のシナリオとしています。」


「今月中にまた停戦交渉は出来んかね?」


「無理だと思います。」


「何故だ!?」


国王は更に苛立ちを見せた。


「あの国々は我々を降伏させるまで戦い続けるでしょう。そんな易々と停戦交渉に応じるとは到底思えません!」


「だとしてもやるんだ!」


「分かりました・・・」


国防官は外務省に報告し、今月以内の停戦を求めることを記した書簡を日米に伝達した。しかし日本の返事は「誠に遺憾」、アメリカは「我々は停戦交渉に応じない。」と拒否られた。そんな時空襲を警告する情報が国防省にはいってきた


「国防官に報告!先ほど敵戦闘機が首都に空爆を開始し、民間人の犠牲1300。」


「くそこんなときに!直ちに撃墜せよ!」


「国防官更に報告です!」


「今度は何だ!」


「敵が港の第7特殊海軍を殲滅させ、港を制圧し我が国に上陸されました!」


アコースティ第7特殊海軍は迎撃体制を敷いたものの、海上自衛隊や米海軍のミサイルの集中攻撃に遭い、昨日不全に陥り第7特殊海軍兵力1200人のうち、800人以上が重軽傷、160人が死亡した。残った生存者は海上保安庁が巡視船で回収し、日本に送り人道的に扱われた。


「問題が山積みしていく・・・国防官やめたい・・・でも諦めてはいけないからな最期まで頑張らなければ!」


数時間後、アコースティ第1戦車団が日米連合部隊に善戦しているとの情報を聞き、国王の苛立ちは徐々に収まった。かと思いたい


「ジュラシ国防官よ。現在開発中の多領域制圧ミサイルを撃つんだ。」


「しかしそれだと・・」


「不満か?」


「いえ・・」


その後嫌々ながらもジュラシ国防官は軍備開発長官に開発中のミサイルを試験運用の許可を求め了承が降りた。


「これより敵情陸部隊に対し多領域制圧ミサイルの発射を開始する。発射!」


国防官が第6ミサイル軍司令官に射撃許可を命じ上陸部隊の殲滅に取りかかった。


「うまくいってくれよ・・・」


国防官は放たれたミサイルを目に追いながら必死に攻撃が成功することを祈った。開発中のミサイルの威力はどれほどなのかということを国王も国防官も考えた。一方多領域制圧ミサイルが来ることを察知した日米部隊は


「何だあのでかいミサイルは!?」


「総員離散せよ死ぬぞ!」


多領域制圧ミサイル接近に混乱していた。

読んでいただきありがとうございます。次回もよろしくお願いします。

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