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日米転生   作者: 照山
第6章 戦後編
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7-1 訓練の最中

9月30日、アコースティ軍はこの日もハワイ近海にて特別軍事演習を実施した。アメリカ軍もそれに対抗して離島奪還訓練を実施し、到着した第18空挺師団とアメリカ海兵隊による実践的な訓練を行った。


「水陸両用車(AAV7)前へ!今日は敵がハワイ島占領を想定した訓練を実施する!もたもたしてると死ぬぞ!」


「はい!」


ハワイ駐留のアメリカ軍の訓練はこの日もきついものとなった。


「ヒース!走れ走れ!遅いと敵に捕まるぞ!」


「イエッサー!」


朝の8時に始まった訓練は正午に休憩を挟み夕方までかかった。


「本日の訓練は終了とする。全員宿舎に戻り体を休めろ。そして今日動きが遅かったものは戦闘で部隊の連携を乱すだろう!ヒース分かったか!集中していけ!」


「了解であります!」


ヒースは鬼教官に目をつけられたのである。ヒースの親友のフオンは心配そうな表情をしていた。


「(結構しごかれてたけど大丈夫かな・・・)」


その時領空侵犯情報が入った。


「長官!敵航空機の領空侵犯情報を取得しました。第70戦闘飛行隊の出撃を許可しますか?」


「出撃を許可する。しかし、相手の出方を見極めること。」


「了解。」


その後ホノルル航空基地を出発した第70戦闘飛行隊F22は目標へと迫った。


「まもなく目標α、βと接触。警戒を続けます。」


「クロード機長。仮に敵が攻撃してきたら速やかに反撃するように。」


「了解。」


クロードは無線を通じて


「ここはアメリカ合衆国領空である。貴機らは我が国の領空を侵犯している。速やかに退去すべし。」


と警告した。クロードらは領空侵犯航空機にアコースティ軍の紋章を確認した。


「司令。領空侵犯の航空機はアコースティ空軍のものと思われる。」


「了解。警戒を続けろ。」


その後、アコースティ空軍の航空機は数時間後に領空から退いた。


「アコースティ空軍航空機の領空退去を確認。これより基地に帰投する。」


「了解。」


その後、クロードらF22戦闘機部隊はホノルル航空基地に帰投した。



10月1日。この日は雲一つない天候だった。


「今日も良い天気だ。」


第70戦闘飛行隊のクロードは昨日の領空侵犯から一夜明け、気持ちの良い朝となった。


「全員集合!」


しかしそれをかき消すかのように司令官と長官の声が聞こえた。


「もうすぐ日本の海上自衛隊が到着する。各自やるべきことを確認するように。今日はオフとする!しかし敵が来たらオフはなくなるからな!」


「了解!」


その後、筋トレするものや走り込みを行うものがいたりと弱点を補うものがいた。しかし、昼食後の13時27分航空基地の方から爆発音が聞こえた。ドーーーーン!という音が。


「何事だ!」


サイレンが鳴り響く。すると


「大変です!航空基地が破壊されました!」


平和は一瞬にして消えるものである。そう確信した。

第7章開幕です。よろしくお願いします。

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