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日米転生   作者: 照山
第6章 戦後編
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6-13 行く手を阻む者(終)

9月3日早朝、アメリカ第7艦隊は遠方にF15戦闘機が接近していることに気がついた。


「総員に告ぐ!自衛隊部隊が来た!これより反撃を開始する」


「了解!」


F15戦闘機はアズールから供与された誘導ミサイルを発射した。


「無駄撃ちだと思u」


しかし予想とは裏腹にアコースティ海軍の軍艦に突き刺さるように爆発した。その結果航行不能となったアコースティ海軍艦はF15の餌食となった。


「日本もやるな!我々も続け!F35全機発艦!敵の船を石材に戻してやれ!」


アコースティ海軍第4特殊艦隊は日米の攻撃によって壊滅的被害を受けた。その後第1護衛艦隊他米軍後方支援部隊が現地に到着した。敵側は


「援軍がいくら来ようとも無駄だ!対艦機出撃!」


対艦に特化した航空機は日米艦隊に向かっていった。その瞬間ジェル艦長は各艦に特攻しようとする敵航空機を目視した。


「日本を含めた全艦に警告!敵機が特攻を開始した模様!直ちに迎撃体制を取れ!」


「了解!」


第1護衛艦隊は何とか防げたものの護衛艦「あそ」が被弾した。護衛艦「あそ」は一部損傷が確認されたものの航行不能などの故障は無かったが念のためアメリカ海軍グアム基地に帰らせた。


「こちら第1護衛艦隊長の東上。先程の特攻で護衛艦「あそ」が被弾。念のためグアム海軍基地に寄港する。」


「了解。こちらも目立った被害確認されず。敵特攻機全機撃墜を完了した。これより敵艦隊制圧に移る。」


敵艦隊制圧のため護衛艦「いわみ」「あたご」「こんごう」から輸送ヘリが出発した。米海軍艦隊からは輸送ヘリを妨害する敵部隊殲滅のため攻撃ヘリを数十機出発させた。また、敵の抵抗はかなり減っている。


「まもなく目標輸送ポイント到着。制圧を開始します。」


一方第1ドローン隊は小型ミサイルで敵戦艦の主要部位を破壊した。また、輸送ヘリから30人降下し、制圧を開始した。


「これより艦内に突入する。この船が他の戦艦を指示している。これより敵司令官拿捕に取りかかる。」


「了解。」


艦内に突入した部隊員は敵戦闘員を排除した。一部は捕虜として案内させた。


「・・・ここが司令室です。」


「協力感謝する。君は捕虜として一度日本に送還し停戦会議で君たちの仲間と共に返還する。」


「ありがとうございます・・・」


「総員突入!司令官!貴殿を捕虜とする!」


アコースティ第4特殊海軍のベルリ司令官は両手を挙げていた。


「第7艦隊に報告。敵司令官を拿捕した。これよりそちらに移送する。」


『了解。ご協力感謝する。』


その後、アコースティ第4特殊海軍は日米合同艦隊の指揮下に入り、停戦会議まで両国の管理となった。また、停戦会議はこれ以上の戦線拡大防止のために行われる。この3か国は戦乱の道を歩むのかどうか。分かるのは代表者の手にしか分からない。

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