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日米転生   作者: 照山
第6章 戦後編
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6-11 行く手を阻む者(3)

アコースティ第4特殊海軍 戦闘艦「フーバ」


現在アメリカ合衆国と交戦中のアコースティ海軍はミサイル攻撃によって1隻にダメージを与えた。


「敵戦艦の攻撃に成功!現在炎上しています。」


「艦長!敵戦闘機確認しました!迎撃します!」


「了解!敵戦闘機を一匹たりとも家に帰らすな!」


戦闘艦から20発のミサイルが放たれた。放たれたミサイルはアメリカのF35を執拗に追いかけた。F35は編隊がぐちゃぐちゃになった。


「敵航空部隊現在攻撃中!我々が放ったミサイルが多数命中し撃墜に成功!」


「良くやった。敵の残存航空兵力は?」


「27機です。」


「分かった。あの戦闘機どもの出所は分かるか?」


「あそこに滑走路がある戦艦に戻るかと思われます。あの巨大艦を叩きますか?」


「海上戦闘において厄介なのは対空だ。すぐにでも叩きたいが周囲にいる戦艦にやられるだろう。だからあの巨大艦は後回しだ。」


「了解です。」


アコースティ第4特殊海軍は3隻の戦闘艦が航行不能になったものの敵の数が少ないことが分かり余裕を示していた。しかし後2日で日本の艦隊が来ることをまだ彼らは知らない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


空母「ロナルド・レーガン」


先程40機以上の戦闘機が発艦したものの戻ってこれたのは27機だった。また、ジェル艦長は消火活動中の駆逐艦「シカゴ」の沈没が始まることを察知したため乗組員の救助を開始した。


「現在駆逐艦「シカゴ」はミサイル攻撃により沈没の危険性がある。直ちに救助を開始せよ。」


「了解!」


4時間後、駆逐艦「シカゴ」の乗組員186名は全員脱出に成功した。しかし、9月2日早朝ジェル艦長が目を覚ますと駆逐艦「シカゴ」は沈没していた。


「艦長。おはようございます。現在の戦況をお伝え致します。我々は敵戦艦3隻を航行不能に成功。しかし、こちら側は1隻沈没しました。」


「了解。集中していくぞ!」


「はい!」


その後、再び戦闘機部隊が発艦し攻撃を加えた。だが敵の対空網突破に苦戦し航空機の損失が激しい。ジェル艦長は日本の後方支援を今か今かと待っていた。


「艦長!敵ミサイルです。軌道からして本艦です。」


「何!?ここがやられたらかなりヤバイことになる!総員全力を持って迎撃せよ!一発たりとも近づけさせるな!」


「了解!」


「全艦告ぐ。SM-3を射て!」


放たれたSM-3は敵のミサイルに突っ込んで行った。


「やったか!?」


「艦長!それはフラグです!」


「やっべ!」


フラグを回収した艦長の目の先には一発のミサイルが空母「ロナルド・レーガン」に向かってきた。フラグを回収した艦長は慌てていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ハワイ沖米軍後方支援部隊 護衛艦「いずも」


護衛艦「いずも」の艦長東上基樹は現地到着時の体制を整えていた。


「現地到着の瞬間即時戦闘になる可能性がある。F15とF2の出撃準備をしとくように。また、第1ドローン隊は戦闘機の発艦と同時に攻撃ドローンを起動して欲しい。」


「分かりました。」


「うむ。後どれくらいで着く?」


「後20時間弱で着くかと思われます。」


「了解。全艦に連絡!不審なものを見かけた場合すぐに報告せよ!」


護衛艦隊は警戒を最大限にし、不測の事態にも備えていた。

次回もよろしくお願いします。

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