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日米転生   作者: 照山
第5章 世界戦争編
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6-10 行く手を阻む者(2)

アメリカ第7艦隊艦長のジェルはハワイ沖200kmでアコースティ海軍に攻撃命令を出した。これにより空母「ロナルド・レーガン」はF35Bステルス戦闘機16機を出撃させた。また、その他の駆逐艦と潜水艦にも魚雷攻撃や対艦ミサイル攻撃を出した。


「こちらα-1。敵戦艦に攻撃を開始する!撃て!」


F35は4個編隊で攻撃を開始した。敵艦隊は迎撃体制をとり、対空迎撃ミサイルなるものを発射しF35部隊は16機のうち5機が撃墜された。


「艦長。こちらα-4。援軍を求めます。11機じゃ太刀打ちできません!敵の迎撃システムは強固なものです。突破するにはやはりドローンが最善かと。」


『やはり敵は迎撃体制が強かったか。ボブテ潜水艦隊長聞こえるか?』


「何でしょうか?魚雷攻撃いつでも行けます。」


「よし。魚雷攻撃を開始せよ!F35部隊は一旦帰投せよ!」


『了解。』


F35は空母「ロナルド・レーガン」に一時帰投した。空母内にはF35が40機いたものの敵の迎撃システムを甘く見ていたことからこのようなことになったのである。また、駆逐艦が発射した対艦ミサイルは全て迎撃された。


「魚雷発射!」


2隻の潜水艦から発射された5発の魚雷は3隻の敵の艦底に命中した。命中した敵艦艇は沈没の危機にあった。


「魚雷攻撃成功!F35ステルス部隊に告ぐ!全戦闘機発艦!」


40機以上の戦闘機が続々と発艦した。


「F35!目標を航行不能の敵艦艇に照準を合わせて攻撃せよ。」


『了解。』


ジェル艦長は的確な指示を出した。また、ドローン部隊が必要なことから日本に援助を求めた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


日本国 防衛省


加藤防衛大臣はアメリカ海軍がハワイへと向かっている不明国家の艦隊と武力衝突していることと双方に死傷者が出ている報告を受けた。


「総理。いかがいたしましょう。ドローン部隊の援助を求めているようです。」


「なるほど。私としてはドローン部隊の軍事支援に賛成だ。アメリカが困っているからな!そしてこの事は決して新聞局には伝えないように。」


「分かりました。すぐに統合幕僚と話し合って必要な戦力を抽出致します。」


加藤防衛大臣らその他官僚は米軍の後方支援のためハワイ沖米軍後方支援任務部隊を編成し第1師団の第1ドローン隊主力とし海上自衛隊横須賀基地所属の第1護衛隊等を派遣した。


ハワイ沖米軍後方支援任務部隊編成


陸上自衛隊 第1師団第1ドローン隊


海上自衛隊 第1護衛隊


航空自衛隊 第1飛行隊


となっている。後方支援部隊は9月3日に所定地域に到着する見込みだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


空母「ロナルド・レーガン」 艦隊司令部


「艦長。日本の後方支援部隊の派遣が決まりました。到着は9月3日です。」


「明明後日か・・・それまで持ちこたえられると良いが。何はともあれ日本の決断が早くて助かった。」


「そうですね!それまで頑張りまs」


ドコーン!と突然大きな音が立った。そして


「艦長!駆逐艦「シカゴ」敵艦にミサイル攻撃を受けました!」


「何!?軌道は?」


「変則的軌道で迎撃が困難です。駆逐艦「シカゴ」は現在炎上中。消火活動を開始していますが仮に鎮火したとしても沈没の可能性があり、持って残り15,6時間かと思われます。」


「不味いな。このままだと後方支援部隊が到着した頃には我々は海の魚介などの餌にされる。それまで持ちこたえるぞ!」


「はい!」


敵ミサイル攻撃は今後の作戦に大きく影響してくることになるだろう。一方F35部隊は奮戦しているものの困難が続いている。果たして全滅が先かそれとも後方支援部隊の到着が先か。アメリカは今岐路に立たされている。


次回行く手を阻むもの(3)を書きます。よろしくお願いします。また、投稿が遅くなるかもしれませんがよろしくお願いします。

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