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日米転生   作者: 照山
第6章 戦後編
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6-6 総裁選・大統領選(1)

7月1日、この日から総裁選挙が始まった。期間は7月20日までとなっている。大島総理は立候補の意思を示した。大島総理の他に防衛大臣の加藤誠也と大畑謙二議員、小川駿太都知事が立候補した。


7月2日、大島総理は渋谷区で街頭演説を行った。


「私が再び総理になった暁には緊急事態時の即応対応、経済安全保障、国防軍の創設、新憲法の制定を政策として掲げます!そして、8年以上続いた政権もあります。私は更に上を目指します。以上です。」


聞いていた観衆は拍手が巻き起こった。大島総理は今年で5年目、2006年、2012年~2020年まで続いた阿部野政権を越えるつもりでいる。大島総理はその時代に官房長官としてその政権を支えていた。


「皆さんご清聴ありがとうございます!私は様々な場所で演説をしていますので私のSNSのサイトを是非ご覧ください!」


大島総理は深々と礼をした。その後も大島総理の街頭演説は京都や奈良、北海道や沖縄、福岡等と日本全国を渡り歩いた。大島総理は現職中一度も支持率低下を引き起こしたことはない。転生前も平和と防衛外交を行っていたことから人気であることが分かる。


7月18日に街頭演説を終えた大島総理は明後日の総裁選本番に備えた。自宅に着いた総理は


「ふぅ!疲れた。これで明後日の総裁選が楽しみだ!」


「そうですよね総理。今日はゆっくりお休みになられてください。」


総理の秘書官は総理を家まで送った後、自宅へと帰った。


「よし他に立候補している候補者の演説動画でも見てみようかな。」


大島は動画サイトを開き、【2027年度総裁選 演説内容】と検索した。


「お!加藤くんの動画あった。」


大島総理は加藤防衛大臣の演説動画を見た。


『私加藤は防衛大臣として培った経験を元に防衛力の向上、海上保安庁の権限や武器の強化、そして、先の戦争で破壊され、復興中の横浜・渋谷・千葉の再生等を政策として掲げます!皆様どうかこの私加藤に清き一票を是非ともお願いいたします。』


動画は数十分程度であった。大島総理は


「お~加藤くんは良い演説をするね。俺が総理退職後は安心して任せられるな!他の候補者の動画も見てみよう。」


大畑議員や小川都知事の演説動画も見たところ素晴らしい演説であったことに大島総理は日本の未来は安泰だと思った。


「よし。早めに寝て英気を養おうとしよう。」


大島総理は明後日の総裁選が混戦することに非常にワクワクした。結果がどうであれ決まったことは受け入れなければならないということを総理は覚悟した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


7月10日、アメリカ大統領のジョーンズはこの日から大統領選が始まり集会場にて演説を行った。大統領選は8月1日に本番を迎える。ジョーンズ以外の立候補者にはハミルトン大統領補佐官やベッセマー国防長官、ポルカ下院議長等が立候補した。


ジョーンズ大統領の政策には【アメリカを更なる偉大な国に!】というスローガンを掲げ、大統領補佐官は平和外交を軸とした政権を、国防長官は陸海空軍の武力強化、核戦力の削減そしてポルカ下院議長は戦略的外交と民主主義の拡散等を政策・スローガンとしてしていた。


「大統領、今後は私たちとはライバルとなりますがよろしくお願いします。」


「そうだな!今日から君たちは私のライバルだ!よろしく頼む!」


「はい!」


日本とアメリカが同時期に選挙をやるのは珍しいことである。また、グレーシス共和国などの他国もこの今や世界の頂点に君臨するこの2国の選挙がいかなるものかとても関心を持たれていた。

次回で総裁選・大統領選は終わります。これからもよろしくお願いします。

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