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日米転生   作者: 照山
第5章 世界戦争編
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6-4 第二次東京裁判(3日目 A級対象者)

5月20日、この日から東京でA級対象者の裁判が行われる。A級対象者には終身刑の判決が下される。


「これよりA級対象者の裁判を開始する。よろしく。」


裁判長の岡田康は重い声で挨拶した。その後、裁判官のベニー・フルー、福島尚輝、菊地幸谷らを紹介した。


「A級対象者に質問します。あなた方は戦争中、S級対象者に協力し、平和を脅かす行動をしたことに間違いありませんね?」


「A級対象者A-1。お答えください。」


「・私は自分が行ったことを深く反省しています。この裁判でいかなる判決が出ようとも私はその判決に従うまでです。また、私は戦争中、S級対象者に資金の援助などを行う等しました。私から言うことはこれくらいです。」


「分かりました。では次に他の者にも聞くが君たちも資金援助などS級対象者に協力したりしたのかな?」


「A級対象者A-2とA-3。お答えください。」


A-2は黙認しても意味がないと思ったため素直に答えた。


「私は資金援助の他に武器給与に協力しました。大変申し訳ないです。」


「分かりました。A-3はどうですか?」


「A-3。お答えください。」


A-3は沈黙していた。裁判官らは何度も問いかけるも無視をしていた。


「A-3!質問に答えないと罪が重くなります!」


A-3はようやく口を開いた。


「はい。やりました。S級対象者に多大な金品の供給などを行ったりしました。」


「分かりました。」


数分後、裁判長は判決を言い下した。


「A級対象者に判決を言い渡す!A級対象者君たちには終身刑とする!私から言えることは一つ。君たちは戦争中、人々を混乱に陥れた。終身刑になった諸君らは二度と牢獄からは出ることは出来ない。しかし、牢屋では自分のことを考え直す機会が無限にあることをよく覚えておくように。」


この話を聞いていたA級対象者は大粒の涙を流していた。そして、この日のA級対象者の裁判を終了した。その後、対象者は各地の牢獄で余生を過ごすことになった。裁判終了後、


「お疲れ様です岡田さん。明日、明後日、明明後日もよろしくお願いします!」


「うむ。よろしくな。」


今日裁判長を勤めた岡田は32歳にして裁判長に登り詰めた。彼は人並み以上の努力をしていることになる。


A級対象者は3万人いる。C級対象者より少ないもののA級対象者には様々な犯罪を犯していたため調査が多少遅れている。


一方S級対象者は来月から始まる。S級対象者には死刑が下される予定だ。



次話東京裁判最終日です。よろしくお願いします。

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