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日米転生   作者: 照山
第4章 国際会議編
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5-16 閑話2 劣勢となる連合国

9月17日、開戦から4か月以上が経過した。同盟国側の死者は140万人、連合国側は150万人越えと被害は大きくなっている。そして、フィックス自由国にはアメリカ軍の装備や兵力の支援が行われていた。


「アメリカ合衆国の皆さん。ご支援ありがとうございます。」


「こちらこそです。協力していきましょう。」


装備配置から数時間後、アズール側から哨戒機と攻撃機が飛んできた。


「アズール軍、我が国の領海に侵入しました。迎撃を行いますか?」


「哨戒機だけなら退去警告だが攻撃機は撃墜しなければならない。」


「了解。射程圏に入り次第撃墜せよ。」


哨戒機らは射程圏に入った。米軍隊長は 「射撃開始!」と言った。結果は全機撃墜に成功したが破片が陣地に落下し怪我人が多数出た。


「衛星兵こっちに来てくれ!」


撃墜後、衛星兵は慌ただしく動いていた。米軍の怪我人は100~300人だった。


開戦から4か月。アズール側はかなり苦境に追い込まれている。それは無駄に重なる戦費、どんどん死んでいく仲間。敵国防部も敗戦が続き苛立っているだろう。


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アズール社会主義共和国 連合軍合同司令部


ここには連合国として参加した25ヵ国の首脳が集まっている。特にアズールの国防相はかなり怒っていた。


「どうしてここまで敗戦が続いてるんだ!こんなの国民に伝えられる訳がない。誰か打開策を教えてくれ。」


「アズールの国防相殿。よろしいでしょうか。」


「うむ。もちろんだ。」


「装備の違いと作戦計画の根本的な違いが主な原因でしょう。特に日本やアメリカの装備が我が国以上に強力な武器を持っているのはご存じでしょうか。」


「当たり前だ。敵の装備品も調べないで宣戦布告しない国なんざあるわけないだろ。」


「そうですよね。ですが敵の兵器をこの前奪って研究しましたが我が国の兵器をはるかに上回っています。」


この会合は数時間以上続いた。しかし劣勢が続いているためその他の意見者も明確な打開策が出てこなかった。しかし彼らはこれだけは守っていた。


「我々は降伏しない。」この8文字を断固として守り、連合国の合言葉としていた。この世界戦争は来年も続くと会議では話されていた。終戦後はどうなっているのだろう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


フィックス自由国 沿岸都市ノード


ここでは開戦以降、日本を含めた4ヵ国軍が共同で奪還に当たっている。また、アズール軍は4ヵ国軍の強力な装備に徹底抗戦していたものの物量で押され、少しずつ撤退準備を始めていた。


「敵輸送艦の破壊を開始する!総員地対艦ミサイル発射!」


米軍の地対艦ミサイルは敵輸送艦目掛けて撃たれた。撃たれたミサイルは輸送艦に諸に命中し、沈没した。


その後、ノード市内にいたアズール軍は米海兵隊と水陸機動団によって排除され、敵司令官の捕獲に成功した。これにより4ヵ国軍は沿岸都市ノードの奪還に成功した。奪還後、ノードには国際同盟安保会の警備隊と自由国軍が再駐留した。

閑話を書きました。よろしくお願いします。

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