表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日米転生   作者: 照山
第5章 世界戦争編
104/501

5-18 函館奪還作戦【終ー1】 

空挺隊員を乗せたC17輸送機は悪天候の影響で少し2時間遅れで出発した。


「まもなく函館だ。降下の準備を開始せよ。どうした今村と金田。汗がすごいぞ。」


「かなり緊張していまして・・・」


「緊張するのは俺もするから仕方ない。しかし、動けないでは何もできない。敵の思い通りのままにされるだけだ。いいな?」


「「はい!」」


2人は大きい返事をした。その後ジリリリリ!という音が鳴りハッチが開いた。空挺隊員は窓の外を見た。窓の外は激戦を物語る函館市内が目に入った。しかしもう後には戻れないため降下の準備をした。


「用意用意用意!降下降下降下!」


多くのパラシュートの傘が開き降りていく。最後に降下する百島は


「前後左右良し!お世話になりました!」と言って降下した。


その後全隊員が無事に函館山山頂と入口に降下することが出来た。山の中腹での挟み撃ちを行う。


『こちら降下完了。どうぞ。』


「こちら入り口の蓮田。降下完了。どうぞ。」


「小型ドローンからによると敵は中腹に身を潜めているらしい。一気に挟撃する!」


「了解!」


入り口方面から潜入した部隊は突然茂みから銃撃を受けた。


「敵襲!敵を討て!」


しばらくした後敵を全員撃ち殺した。しかし、50人が負傷、20人が死亡した。


「負傷者を近くの病院に!」


「了解です。」


救急車に乗せられた負傷隊員を見届けた後、蓮田隊は上へと向かった。


「前後左右の警戒を厳とし、注意を怠るな!」


「了解!」


『こちら山頂方面の羽田。蓮田隊に通告。中腹辺りの敵が現在入り口方面へと行動開始中。警戒せよ。』


「了解。報告感謝する。」


「蓮田さん。羽田さんはなんと?」


「全員に警告。山頂付近の敵がこちらに来ているそうだ。各自武器の用意を行え!」


「了解です!」


挟撃作戦は果たして成功するのか否か!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


函館港


「敵の残りを探せ!横須賀から海自がそろそろ来るぞ!」


現在函館港には艦内に潜伏していた敵の捕虜を外に出していた。


「見つけました。漁協内に潜伏中です。」


「よくやった!直ちに制圧せよ!」


1時間後、山の方で大きな爆発があった。また、漁協内の敵は全て捕虜とした。


「こちら函館港作戦隊の井納です。函館港と周辺地域の制圧完了しました。」


『こちら作戦司令部。海上自衛隊及び同盟国軍の艦隊が後30分で到着する。』


「了解。」


その後同盟国海軍の艦隊が到着した。途中で敵艦隊と交戦し、7隻撃沈されたとい報告を受けたが、連合海軍は4隻残して撤退したらしい。


その後、函館港の正式な奪還に成功した。


「函館港にいる部隊に通達。現在函館山にて大規模な戦闘が発生している模様。至急援護に向かえ。」


「了解。友軍の援護へ向かう。」


函館港へと向かった部隊は函館山部隊の援護へ向かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


函館山 中腹


「現在敵と交戦中!援護を要請する!」


『函館山部隊に通達。函館港部隊が任務完了のためそちらに向かっているとの情報が入った。それまで持ちこたえるんだ。』


「了解!」


数十分後、援軍部隊が到着。


「援護に来た。」


「援護感謝する!」


援護部隊到着後、同盟国側が優位に立った。そして2日間の戦闘の末、奪還部隊の勝利として終わった。敵の生存者は12人。全員勿論捕虜となった。


「司令部に報告。函館山と函館港の奪還任務完了。次の指示を待つ。」


『こちら司令部。報告を受け取った。次の任務実行日は10月1日。作戦内容は函館空港と五稜郭の敵排除だ。各自休息を取り最後の戦いに備えよ。』


「了解!」


函館奪還作戦開始から早いもんで2か月。最終任務は空港と五稜郭の奪還である。予想作戦終了日まで残り36日。

次回もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ