子守歌
美味しんぼ
真冬の珍味
を 観ながら
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……私は、極端に近い距離感が苦手だけれど、……昔、その理由に思い立ったことがあって ……それを思い出したの
……なんというのだろう ……因果は巡るって 言ってよいのか ……あまりにも馬鹿馬鹿しいお話かもしれないけれど
……私は、何故か 子守歌を知っているのだけれど……それは母からの記憶ではない というのも確かで……本当に業が深い話なのよ ね
私の母は、人に料理を作ることが嫌い 人に何かをするということも60過ぎるまでその気持ちを理解出来ていなかった人で(話を聞いた時びっくりし過ぎて本気でジョークかと思った 本気で理解出来なかったから損得でしか思考出来なかったんだ……ってめちゃくちゃ引いたもの 普通は考える必要性もないくらいの年齢で既に理解しているだろう感覚を想像もしなかったってよく子供育てられたよね ……って驚きしかない)
……どうも、子供が4人もいるのに子供自体に愛情が薄かった節がある ……というより自分中心の思考が限界で自分にしか興味が無いから子供の気持ちを想像する思考にならなかったんだろうけれど
……で、私は、子供時代に、母親から子守歌を歌ってもらった記憶が無いし、ハグされた記憶も無い 絵本は読んでもらった記憶はあるけれど、ほぼ投げやりで途中から自分で読んでたし……(自分で読む方が面白かった 母親が教えてくれないから、この頃には自分で練習してキャベツの千切りも卵焼きも作れるようになってた ほぼ子供に関心が無いから、包丁も料理も禁止されなかったし……そもそも仕事で傍に居なかったけれど特に寂しいとは思わなかったのは愛情が無かった訳ではないのだろうと思うけれど ……まぁ、本当にハグとかの記憶は無いから、私はそういう接触の仕方が解らない 自然に小さな子をハグ出来るお姉さんみるとすごいなーと思うんだよね 私は無理だから やり方が解らない)
……母の姉が家に泊まった時、初めて 小学校低学年かな おばさんが子守歌を歌いながらハグして寝付かせようとしてくれた……のだけれど、 私、気持ち悪くてさ その時の肌感覚というか……違和感というか 今でも思い出すんだよね あー私は、こういうの無理なんだなー 今までされたことないから……
っていう感覚
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……何が言いたいの?っていう文章だけれど、……私は何が言いたいんだろう
親子のそういった近い触れ合いが無くとも寂しかった訳ではないからそういう形の母と子の形もあるよと言いたいのかそれとも違うのか
……ただ一つ言えると思っているのは、……今でも思い出す あの何とも言えないおばさんのハグから感じた違和感と気持ち悪いという感覚だからこそ
こういう肌感覚って本当に難しいな って こと と
……私はやっぱり面倒な人だと改めて認識し直して