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LOST WORLD  作者: サイキ
その身を以て勇気を示せ
5/9

禁断症状の爆発(被害者は人外)

熱中症でぶっ倒れたり色々忙しかったりして結構期間開きました。ゴメンナサイ。

家に帰って飯を食ってからログインしようとした。

ログインは出来た。だが宿屋のベッドから起き上がれない。

最初はなんかのイベントかと思って少し待っていたが、10分ほど経過したあたりから視界が歪んだり、色が反転したり、体中に謎の痺れが走ったりと散々だったのでログアウトした。




やっちまった。

保管が雑だったか。

現実でも()()()()()()()()

おまけにVR用のヘッドギアから煙が出ている。

なんかもう泣きたくなった。

泣いた。



病院に行ってヘッドギアと俺の脳を診てもらうと、大したことではない事がわかった。

だがあと1〜2週間はVRゲーム禁止で毎日病院で治療を受けることになった。



起こってしまった事はもうしょうがないと割り切る事にした。ディスプレイ型のゲームはやっていいとのことなので久々にアクションゲームでもやるか。

FPS視点でビルの上を跳びまわるゲーム「フリーランニング3」を買ってみた。二週間でどこまでいけるか...




二週間後、フリーランニング3のタイムアタックステージのワールドランキング26位にプレイヤーネーム『hisagi』がランクインした。


いやー、フリラン3楽しかったなぁ。特にタイムアタックステージが良く出来てたなぁ。飽きるまで何回もやっちゃったよ。

病院で治療を受ける傍ら、俺は暇だったので割と評価の高かったインディーズのアクションゲームをやっていた。

それが以外とおもしろくて、VRが発達してる今の世の中でヒットするだけはあるなと感心した。

さて、もう視界の色も元に戻ったので久々にロスワドにログインするか。


久々の仮想世界、テンションがうなぎどころかスペースシャトル並に上がる。感情の成層圏を突破した俺は


「うおっっしゃああああああああああああああああああああああ!!!」


奇声を上げながら窓の外へ、フリラン3からインスピレーションを得た動きで壁を駆け下りる!

速さが足りない、もっとスピードを!

スピード・ダイブ、ストライク起動

加速、同時に足の回転数も上げる!

今の俺は誰にも止められねぇ!地面に激突する?そんな時には前覚えたスキル、シールドバッシュ起動!

スキルの効果で盾攻撃の反動ダメージが無くなり、地面に突っ込んでも死なないはずだ!


「うおおおあああ!!地面!いざ尋常に勝負ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


激突

地面が砕ける。下にある下水道へ

再度激突

従業員用の通路ごとぶち抜く!

下水道の更に下、謎の空間にいた()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を叩きつぶした。


「あーすっきりした。この爽快感はたまんねぇな。」


さて、地上に戻るか。

俺が足を一歩踏み出したところでビチャッとした感触が…


「あ」


え?なんだこいつ。ネズミの…サイボーグ?

こんなん居たっけ?つーかここどこ?


「下水道の下?明かりがある?」


とりあえずネズミサイボーグのドロップアイテムを拾っておく。うおっレベルアップしてんじゃん!

なんか隠しエリアの匂いがしたので地下空間を歩く。


「鍵を返せ糞鼠ィィ!!」

「!?」


翼にジェットブースターをつけた鷲が突っ込んできた。

当たったら確実に死ぬので上に跳んで躱す。危ねぇ、今日の俺は冴えてるぜ。

ブースターの角度を微調整してから再度突撃してきた鷲のくちばしを剣でパリィ、首を掴んで地面に押しつける。


「俺はあのネズミじゃねーって!」

「ッ!?、貴様何者だ!」

「ただの駆け出し冒険者だよ!」

「だがその耳は狼人族のものでは…」

「これは耳じゃなくて髪!」

「…?ッ!?これはとんだ失礼を!緊急事態であったが故、冷静な判断が出来なかったことを許してもらえないだろうか!」

「いいよ別に痛くもかゆくもねーし。つーか鍵?狼人族?なにそれ?」

「それについては後ほど、私はあのネズミ畜生に盗られた鍵を取り返さなければ…!」

「鍵ってこれか?」


俺はさっきのネズミからドロップした『星脈循環器(スター・リアクター)の鍵』を取り出す。


「それだ!それこそが糞ネズミに盗まれた鍵!どうかそれを私に譲ってくれないだろうか…」

「いいよ」

「!」

「ただし条件がある。ここはどこだ?お前らは何だ?星脈循環器(スター・リアクター)とは?教えてくれ」

「鍵に比べればそんな事は対価にもならない。私からはそれとは別に謝礼を送らせてくれ」

「お?あざーす」


《スペシャルシナリオ:半機械獣に誘われて を開始しますか? はい・いいえ》

スペシャルシナリオ!?

存在自体は聞いてたけど自分が発生させるとは思っていなかったぞ!?

とりあえずいいえを選択する理由もないのではいを選択する。


「じゃあ私に付いてきてくれ」

「どこに向かうんだ?」

「リーダーの所だな、リーダーとは()()()()()()ドラゴンのことだ」

「創った?」

「それは着いてから説明するさ」








地上60階より奇声をあげながら壁を爆走して地面に戦いを挑む主人公。


ちなみにスペシャルシナリオは一般?的に言うとユニークシナリオです。まんまだと良くないと思ったので変えました。

スペシャルシナリオ由来の装備やアイテムは「sp装備」や「spアイテム」と呼ばれます。

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