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73長生き

「とっても可愛いですわ!!私の子供の頃のドレスがぴったりですわね」

「ねぇリチェ、私は着せ替え人形じゃないんだけど」


もうかれこれ二時間も遊ばれてるんだけど。リチェのお下がりを借りに来たらこの有り様だわ。全体的にブリブリしてるのよね。リチェの小さい頃なら物凄く似合っていたと思う。


「紗良様、リチェル様。そろそろ休憩されませんか?」

「ありがとうマリー!」

「そうね、お茶にしましょ」


助かった!ナイスよマリー!!漸く休憩出来ると椅子に座ろうとするも、私の背じゃ高くて座れない。頑張ってよじ登ってると、マリーが抱き上げて座らせてくれた。その姿をリチェが震えながら見ていた。


「やーん、愛らしすぎますわ紗良様!」

「不便なのよこの体。お風呂も溺れちゃうし」

「羨ましいわマリー。こんな可愛い紗良様のお世話出来るなんて!」

「もう本当に可愛いですよ!つい抱き締めてしまいます!」

「ちょ、私の話聞いてる!?」


私を放置して二人でキャッキャと盛り上がり出した。このサイズじゃ部屋のドア開けるのも一苦労だし、ベッドも一人じゃ登れないし、以前にも増して子供扱いされるしで私からしたら散々だわ。


「紗良様、早くお子を産んで下さいね!」

「な、気が早いよ!」

「こんなに可愛い姪が出来たらお嫁に行かせたくありませんわね。あぁ、甥でもいいですわよ!」


幸せそうな顔でそんな話をされても困る。リチェの子の方が可愛いと思うんだけどな。あ、でも男の子ならリハルト様に似たら超イケメンになりそう!


「まぁ!随分可愛らしくなったわね」

「マーガレット様」

「孫が出来たみたいだな」

「ダーヴィット様」


リチェの部屋から出て散歩をしていると、ダーヴィット様とマーガレット様に出くわした。ダーヴィット様が抱っこしてくれて、もういつ死んでもいいぐらい幸せです。


「リハルト様の生誕祭には間に合うみたいです」

「それは良かった。婚約発表があるからね」

「ふふ、もうさっさと結婚しちゃったら?」

「そこまでは気持ちの準備が…」

「そう?残念だわ。でもこんなに愛らしいなら許しちゃうわ」


マーガレット様に抱き締められて、スリスリされた。まるでペットの扱いだわ。でもマーガレット様はとてもいい匂いがした。私的にはもっとダーヴィット様に抱きしめて欲しいんだけどな。


「あ、マリー。薔薇を貰いに行きたいわ」

「では参りましょうか」


マーガレット様から解放されて、庭師のエドガーさんの元に向かった。いつもの量は今の姿じゃ運べないので、マリーに持ってもらう。ストックが減って来たので、そろそろ新しいジャムを作って貰わなくちゃ!!


「神子様いらっしゃい。随分と小さくなっちゃいましたね」

「一週間の辛抱よ」

「はは!あ、そうだ。これ良かったら食べて下さい」

「ありがとう」


料理長に薔薇を渡して部屋に戻る途中に、オルフェスに出会った。ヒョイっと持ち上げられて肩に乗せられる。凄い!結構高いわ!!ってそうじゃなーい!!見た目は子供だけどもういい大人なんだから。


「見た目と中身がこれなら合うんじゃないか?」

「失礼な!」

「いや本当に。冗談抜きでよ」

「もっと悪い!!」


むしろ冗談って事にしといてよ!と言えばガハハ!と笑いながら行ってしまった。そして何処に持っていたのか知らないけど、帰り際にお菓子をくれた。


「この姿だと皆お菓子をくれるわね」

「子供ですからね」

「はい、マリーにあげる」

「ありがとうございます紗良様!」


マリーにお菓子を手渡すと嬉しそうに受け取った。私よりお菓子で喜ぶマリーの方が子供みたいなのにな。なんだか納得がいかない気もするけど忘れることにして、恭平の部屋に寄りマシュマロと戯れる事にした。


「やっほー!」

「姉ちゃんか。つっても今の姿じゃ妹だよな」

「本当に紗良様が小さいです」

「私達よりも小さいですね」


マシュマロが喜んで私の胸に飛び込んで来る。まるで大きいぬいぐるみみたいだ。顔を埋めてモフモフしてると双子の侍女に笑われてしまった。


「子供姿の紗良様可愛いですね」

「マシュマロ様が大きく見えます」

「キュー!」


マシュマロがパタパタと嬉しそうに部屋を飛んでいる。成長したんじゃなくて、私と比較したらの話だからね?まぁ、そんな早とちりをするマシュマロも可愛いのだけど。


「恭平様、そろそろお時間です」

「もうそんな時間か。ほら姉ちゃんも部屋に帰れよ」

「うん。じゃあまたね、マシュマロ」

「キュー…」


寂しがるマシュマロの頭を撫でてマリーと部屋に戻った。体が小さくなったら体力も減った気がする。何だかドッと疲れたのでソファーに横たわった。体が小さいとソファーがベットみたいだ。


「紗良様、お休みになられるならベッドで寝ましょうね」

「んー…」

「ふふ、軽くて運ぶのも楽ですわね」




☆ー☆ー☆ー☆ー☆




「なんだ、紗良は寝てるのか?」

「はい。動き回って疲れたようです」

「子供の様だな」

「今は子供の姿ですから」

「…私は大人です」


馬鹿にするような会話が聞こえて来たので、ムクリと体を起こした。ベットからヨジヨジと降りていると、体がふわっと宙に浮く。これ突然やられると驚くのよね。やる前には一言声を掛けて欲しい。


「リハルト様」

「大変そうだな」

「もう本当に不便なの!」

「はは、そのようだ」


リハルト様は笑いながら私をソファーに座らせてくれた。そういえばリハルト様は子供が苦手ではなかったのかな?小さい生き物は駄目で、子供は平気なのだろうか?


「笑い事じゃないよ」

「そうだな。この姿ではキスもできないからな」

「出来るよ?」

「いや、子供の姿ではないか…」

「そうだけどさ」


子供にキスするの抵抗あるって事は、やっぱり苦手なのかな?私は私なんだけどな。リハルト様が子供姿だったら可愛すぎていくらでもキス出来るよ!まぁ、愛情とは感情が違うけど。ならこの姿だと頬までかな。ソファーに立ち、リハルト様の顔を両手で持って頬にキスをした。近くで見ても悔しいぐらいに綺麗なんだから。


「惜しいな、元の姿なら抱き締めたのに」

「これじゃ小さいものね」

「あぁ。潰してしまいそうで怖い」

「ふふ、大丈夫なのに。でもそれならリハルト様のセクハラも減るね!」

「どうだかな。元に戻ったら覚悟するんだな」


覚悟ってなんですか!?不敵に笑うリハルト様から顔を逸らして、マリーの淹れてくれたお茶に手を伸ばすもとどかない。手が短すぎる!


「世話が焼けるな」

「あ、ありがとうリハルト様」

「全てが小さいんだな」

「子供なんてこんなもんだよ?」

「そうか」


リハルト様がカップを取ってくれたので、お礼を言ってお茶を飲む。その姿をジッと見られていて非常に飲みづらいんだけど何だろうか。


「やっぱり子供は苦手なの?」

「…誰が言ったのだ。そんな事」

「だって小さい生き物は苦手って前に言ってたから」

「…ハァ…子供は平気だ」

「リハルト様は昔動物に引っ掻かれてから苦手なんですよ」


マリーが笑いながら暴露する内容にリハルト様は顔を手で隠して空を仰いだ。理由が情けないから、知られたくなかったらしい。


「ふふ、リハルト様可愛い」

「だから嫌なのだ、お前に知られるの」

「完璧な人間なんて居ないからね。苦手な物があったっていいと思うよ?」

「子供に言われたくないな」

「今だけだもん!」


グシャリと頭を撫でられた。お陰で髪がぐしゃぐしゃになって小さな手で一生懸命直していると、マリーが手伝ってくれた。


「もう!何するのよ!」

「その姿も可愛いな」

「紗良様似のお子が産まれたらこんな感じですよ」

「ほぅ」


マリーったら!余計な事を言わなくていいと思うんだけど。それって黒髪で産まれたらの話でしょ?私は金髪の可愛い子産むんだから!神子として黒髪の子も産まなくちゃいけないんだけどさ。


「紗良、やはり今すぐ結婚しよう」

「やだ。マーガレット様と同じ様な事を言わないでよね」

「何故だ」

「まだ早いと思う」


キッパリとそう言えば、リハルト様は拗ねたような顔をした。リハルト様の事は好きだけど、やっぱり結婚に対しての良いイメージが持てないのよね。ダーヴィット様とマーガレット様の様になりたいと思うけど、私達がそうなれる保証もない。だって人の気持ちは移ろいゆくものだから。


「時間を掛けて知るって大事だよ」

「結婚してからでも同じ話だろう?」

「うーん。勢いで結婚して失敗してる人を何人も見てるから、付き合ってすぐ結婚はありえない」

「………」

「紗良様は結婚には慎重ですね。時には勢いも大事な時もありますよ」


そうだけど、こればっかりは人それぞれの価値観の違いだからどうしようもない。それにリハルト様は前に、結婚したいと思うまで待ってくれるって言ったもの。本心は違ったかも知れないけどさ、リハルト様は無理強いはしない人だから。


「もうすぐ婚約するんだもの。それじゃ駄目なの?」

「いや、今はそれで充分だ」

「顔が不服そうだけど」

「不安になるだけだ。紗良は俺の事を本当に好きなのかと」

「…酷いよリハルト様。どうしていつも不安に思うの?リハルト様の事大好きなのに」


両手で顔を覆い悲しいと泣き真似をすると、潰さない様に優しく抱き締められた。結婚はまだしたくないだけで、いつかはしたいと思ってるし、その相手はリハルト様以外は考えられないのに。


「お前は俺のどこが好きなのだ?」

「え?んー、優しいとこかな。あと体!」

「………」


ペタペタとリハルト様の体に触れれば、引き離された。理由がお気に召さなかったらしい。でもさ、好きになるのに理由なんてないのにね。気付いたら好きになってるものだしさ。


「あと私に向ける笑顔が一番好き」

「…後付けの理由か?」

「違うよ!その表情を見るとホッとするの」

「ホッと?」

「うん。今日は怒ってないなーって」


二ヒヒと笑って言えば頬を抓られた。痛い…。もう冗談なのに!安心するんだよね。まだ私の事好きでいてくれるんだなって。ドラゴニス王子の一件で見せたあの冷たい声や顔が今も忘れられない。だから笑顔を向けてくれるとホッとする。


「冗談だよー!ほっぺ取れちゃう」

「安心しろ。取れるような作りになっておらん」

「リハルト様って意外と子供っぽいよね」

「お前のがうつったのだろう」

「わ、酷い。人の所為にするんだ」


そんなやり取りをマリーが面白そうに見ている。リハルト様が子供っぽくなるのは私の前だけだと後で教えてくれた。それだけじゃなくて雰囲気も優しくなったんだって。前はもっとピリピリしてたらしい。それを私が変えたんだって言われたけど、実感が湧かなかった。前を知らないからね。


「…記憶を失くして俺だけに怯えたお前が今も忘れられない」

「リハルト様…」

「覚えてないのか?お前の見た夢を」

「うん。記憶があるのは、皆の前で寝たのが最後だよ。気付いたら昨日だったから」

「そうか。そう言えば初日に果実を口にしたときに一瞬止まったな。それは覚えているか?」


果実?あー!ピリッとしたやつか。その後リハルト様が齧ったので動揺したのを覚えてる。それがどうしたのかな?リハルト様も食べたならあの刺激を感じたと思うけど。


「うん。ピリッとしたの。でも美味しかったよ」

「…そうか」

「リハルト様も食べたから知ってるよね?」

「そうだな。すまない野暮用を思い出したから行かねば」

「え?あ、うん。お仕事だよね?頑張ってね」


頬にキスをしてリハルト様は部屋から出て行った。突然だったので少し寂しいと思ってしまったのは内緒だ。でもマリーにはバレているらしく、私を見て微笑んでいる。そんな全てを見透かしたような目で見ないで欲しい。


「クス、紗良様はこんなにもリハルト様の事好きですのにね」

「もうマリー!」

「恥ずかしがらずに素直に伝える事も必要ですよ?」

「…分かってるよ」


どうしても普段の時には口に出せないのよね。だから、私がどれだけリハルト様の事を好きなのか本人には伝わらないんだ。上手く言葉に出来ないし、どうしたら伝わるのかな?


「思ってる事のそのままでいいんですよ。上手く言おうとする必要なんてないのです。ありのままの紗良様の言葉をリハルト様は望んでいると思いますよ」

「ありのままか…。でも無理、恥ずかしいもの!」

「では元の姿に戻った時に伝えるのは如何ですか?婚約される事ですし」

「うーん、考えとく」




☆ー☆ー☆ー☆ー☆




「やはりあの実に埋め込まれていたようだ。紗良は刺激があったと言っていたが俺にはただの甘い果実にしか感じなかった」

「ですがザルド王は「癖のある果実」と仰ってましたね」

「それは知ってるからニャン。その実に何かがある事を」

「なんでこいつがいるんだよ。昨日帰らなかったか?」

「リールは引き止められたのニャー」


王子に呼ばれて部屋に来れば、昨日の呪術師シャーマンがいた。今日も目が痛い程の全身赤だな。今は姉ちゃんに呪いを掛けた犯人捜しってとこだな。まぁ目星は帰る前からついていたんだけど、姉ちゃんの記憶が無かったからな。これでハッキリしたってワケだ。


「じゃぁザルド王が犯人で決まりだな」

「そうとも言えないのニャー。ザルド王は呪術には詳しくないニャン。そしてあれはいにしえ呪術。誰かに入れ知恵されてると考えるのが妥当ニャ」

「黒幕がいるって事だな」

「神子を一番消したい奴は誰ニャ?一番恨んでいる奴は誰ニャ?そこを突き止めれば犯人がいるのニャ」


サルを撫でながらリールは愉快そうに笑っている。姉ちゃんを消したい奴なんているのか?神子だぞ?姉ちゃんが居なくなったら荒れた地は元には戻らなくなる。それはジェンシャン国だって例外じゃない筈だ。


「ザルド王はその何者かに上手く利用されたのでしょう」

「女好きであまり頭は良くないからな」

「そうなのか?でも大国の王なんだろ?」

「今は亡き王妃が優秀な方でしたから成り立っていたのでしょう」

「ふぅん。国王だからって賢い訳じゃないんだな」


王妃が優秀で王が駄目とかあるんだな。優秀な王妃が亡くなった今、あの国の内部はどうなっているのだろうか。女を侍らせて酒を飲むあの王には、この国の王の様な威厳や気品はなかった。大国をアレで支えられるとは思わねぇけどな。


「ニャハハハ!思い出したよジェンシャン国!あの国には呪いが掛かっているのニャ」

「呪い?なんの?」

「男児が一人も生まれない呪いニャ。昔の王がババーの怒りを買って呪いを掛けられたのニャーン」

「しかもお前の師が掛けたのか」


なんでもリールの師匠は昔は綺麗だったようで、王が夜這いに来たのに怒って未来永劫男児は生まれない呪いを掛けたんだってさ。あの国は男にしか王位継承権がないらしく、仕方なく婿を取っているのだとか。未来永劫ってエグイな。


「救いは優れた女性が第一子として生まれることニャン。実質は王妃が国の実権を握ってるってババーが言ってたニャ」

「へぇー。てかそれ何年前なんだよ」

「んんー、100年ぐらい前じゃニャいか?」

「は!?ババーいくつだよ!?」


あまりの衝撃に思わずババーと言ってしまった。100年前ってどんだけ長生きしてんだよ!!?それで放浪出来るとか凄ぇな!!超人ババーじゃん!!?


「ニャハハ!黒髪で力の強い者は長生きで困るニャン。150だった気がするニャ」

「はぁ!?え、って事は俺も姉ちゃんも長生きすんの!?」

「人の倍は生きるニャン。そろそろくたばる頃ニャー」


この世界の平均寿命は60ぐらいらしい。倍って事は120年!?そんなに生きたくねぇよ!!!てかババー寿命超えてんじゃん!!不死身なのかよ!


「そう言えば聞いたことがありますね。長生きだと」

「120年か…。なら俺はお前達より先に死ぬんだな」

「リハルト様…」

「紗良には黙っておいてくれ。きっと悲しむだろうから」

「言ったら結婚が遠ざかるしな!内緒にしといてやるよ」

「助かる」


姉ちゃんの事だから聞いたら結婚しないとか言い出しそうだからな。だから俺たちは実年齢より若く見えるのかもな。ファルドは年相応に見えるけど、年とっても変わらなさそうだ。


「そんな事より、夢に黒幕の手がかりがあるニャン。記憶をご丁寧に消すほどだからニャー」

「キィ」

「だが覚えてないのだぞ?どうやって思い出させるのだ」

「リールの仕事の範囲外だから知らないニャ」

「なんだよ使えねぇな」


その言葉にキーキー騒ぐリール。猫って言うよりサルだよな。こいつ本当は半人前なんじゃないのか?呪いだって結局はマロが消したんだしよ。種吐かせたぐらいじゃね?


「失礼なガキんちょだニャ!」

「リール様。誰かそういうことに詳しい方を知りませんか?」

「知らないニャ。でも思い出させるのはお勧めはしないニャン」


確か王子に姉ちゃんが殺される夢だっけ?そりゃエグイよな。記憶がないのにあんなに王子に怯えるぐらいだ。思い出したら相当辛いだろうな。姉ちゃんが綺麗さっぱり忘れてるのなら、今はこのままでいいんじゃないのか?


「…とりあえず父上に報告しなければ。ザルド王に制裁が加われば黒幕もなりを潜めるだろう」

「そうですね。リール様協力有難う御座いました。また何かあれば宜しくお願い致します」

「神子も大変だニャー。生まれ変わっても神子にはなりたくないニャン」


リールがポツリと零したその言葉がやけに頭に残った。


リールはニャーニャーうざいけど意外と好きです。

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