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67振る舞い

今俺は王子の部屋に来ている。何故なら姉ちゃんについて教えて欲しいと言われたからだ。王子には見せない姉ちゃんがいるもんな。どんなことでも知りたいんだってさ。どれだけぞっこんなんだよ。


「姉ちゃんはさ、人に頼らずに自力で生きて来たんだよ」

「そうなのか?」

「変に責任感強くてさ、俺と一歳しか年齢違わないのにすげぇ面倒みてくれるんだ。俺からしたら小さい頃は姉ちゃんが親がわりだった」

「今の紗良からは想像出来んな」


ここでの姉ちゃんは我儘で甘えてたりするもんな。ずっとそうしたかったんだろうな。それだけここの人達に気を許しているんだと思う。それは弟の俺の前じゃ見せない顔だったから。俺の前ではどんな時だって「お姉ちゃん」でいるんだよな。


「本当に尊敬するよ。その所為で逆に親に頼られたりしてさ。恨んだっていい状況があったのに、何も言わずに手を貸すんだぜ?いくら親でもそこまでする義理ないのにさ」

「きっと性分なんだろうな。困っている者には無条件で手を差し伸べる。自分の身を削ってでもな」

「…そうなんだろうな。俺には真似出来ねぇよ」


神子としての姉ちゃんは守護者ガーディアンの為に惜しみなく力を使ってるらしい。それで自分が何日も寝込んでも大した事ないと言って笑うんだってさ。お陰で心配ばっかりさせられると王子が溜め息を吐いた。無茶してんだな。


「姉ちゃんが泣いた事ある?」

「?あぁ、何度かあるが…」

「そっか。俺姉ちゃんが泣いた所見た事ないんだ」

「全く泣かないのか?」

「うん。王子の前では泣くんだな。良かった」


その言葉に首を傾げる王子。母さん曰く姉ちゃんは滅多に泣かなくて、泣いても一人でこっそり泣くんだって。偶に遊びにくる姉ちゃんから話を聞いていたらしい。子供の時に離れ離れになったから姉ちゃんの状況があんまり分かんなかったんだよな。だって俺の前じゃ笑ってるから。


「何が良かったのだ?」

「王子の前じゃ姉ちゃんは姉ちゃんでいられるんだなって。甘えられる存在を見つけたんだな」

「…あれで甘えてるのか?」

「気を許した相手にしか我儘言わないんだよ」


そう言うと、王子は少し嬉しそうな顔をしていた。こんなイケメンでも不安になるんだな。でも姉ちゃんはまだ人に頼る事は出来てないみたいだ。「誰にも頼って来なかったから頼り方を知らないの」って前に姉ちゃんがポツリとそう零していたのを覚えてる。その後は笑顔で違う事を喋り出したけど。


「姉ちゃんはさ、人に上手く頼れないんだ。だからもし王子がそれを不満に思うなら、大目に見てやって欲しい」

「…そうだったのか。俺が頼りないと思われているからだと思っていた」

「王子といる姉ちゃんは幸せそうだよ。俺が言うんだから間違いない!」

「そうか。色々話してくれて有難う。恭平」


お礼を言うのは俺の方だ。ありがとう王子。姉ちゃんを幸せにしてくれて。笑顔の裏に涙があるなんて知らなかったんだ。だからそれを知った時に誰よりも姉ちゃんの幸せを願った。行方不明になったって聞いた時に目の前が真っ暗になったんだ。なんで姉ちゃんばっかりそんな目にって…。でもこうしてまた逢えたのは奇跡だと思う。


「恭平様」

「マシュマロ様が体調が悪そうなのですが…」

「腹でも壊したのか?」


部屋に戻るなり侍女がそう告げる。マシュマロの寝ているベッドに行き、撫でると苦しそうに鳴いた。熱でも出たのか?と思いながら祈れば、粒子がマシュマロを包み込んで消えた。やっぱり姉ちゃん程の量は出ないな。


「キュー!!」

「おし、治ったなマロ」

「流石です恭平様」

「マシュマロ様、良かったですね」


元気そうにパタパタと飛び回るマシュマロ。慣れない地での生活に体調を崩したのかもな。今度庭で飛ばさして貰おう。ずっと室内じゃ体に悪いよな。




☆ー☆ー☆ー☆ー☆




「ねぇ、服貸して」

「はぁ!?何でだよ」

「オルフェスに護身術習いに行くの」

「オルフェス?」

「騎士団長だよ。早くシャツとズボン貸しなさいよ」


渋る恭平から服を強奪して、その場で着替えて鍛錬場に向かった。騒めく騎士達とオルフェスに手を振るとこちらに来てくれた。ニカッと笑いながら挨拶をしてくれる。変わらず良い笑顔だわ。


「何だよその服は」

「似合う?」

「デカくないか?」

「恭平のだからね。それより護身術教えて!」

「駄目だ。リハルト様からキツく言われてんだよ。すまんな、諦めてくれ」


くそぅ!リハルト様のが一枚上手だったわね。私のやる事をお見通しってわけだ。でもここで諦める私じゃない!!


「オルフェス。私は今後他国に行く事が増えるのよ。神子を捕らえようとする人もいるかも知れない。そんな時に足手まといになりたくないの!お願いオルフェス!!」

「…その心意気はいいんだけどな。神子には最強の剣と盾がいるだろう。それに駄目なもんは駄目だ。命令は絶対だからな」


ぐしゃぐしゃと頭を撫でて騎士達の練習してる方に行ってしまった。本当に酷いわ。こうなったら無理やり参加してやる!と突入するも、首根っこ掴まれてリハルト様の元に送り届けられてしまった。


「…なんだその恰好は」

「じゃ、約束は守ったからな」

「あぁ。すまないオルフェス」

「あんま過保護すぎんのもよくないぜ!がははは」


またもや人の髪をぐしゃぐしゃにして去って行った。オルフェスが騎士団長じゃなかったらしばきたいところだわ。手櫛で髪を整えてしれっと出て行こうとするも、上手くいかなかった。


「何処へ行くつもりだ?」

「ちょっと着替えに…」

「その服はどうしたのだ」

「…恭平から強奪しました」

「はぁ、返してこい」

「はぁい」


せめてもの救いはファルドが不在だった事よね。と思っていたのだけど、甘かったわ。部屋を出てすぐ会うなんて本当にツイてない。そして信じられないとでもいう様な表情で見られてる事が耐えられない。その後、お説教を食らわされ恭平の部屋に着いた時にはヨレヨレだった。恭平にはどんな護身術を習ったんだよ!?と心配されてしまった。


「違うわよ、ファルドに捕まったの…」

「…それはご愁傷様だな」

「えぇ、本当に」


フラフラになりながら、双子の侍女に手伝ってもらってドレスに着替えた。そのままソファーに倒れ込み寝ることにした。無駄に疲れたわ…。恭平が何やら騒いでいるけど気にならなかった。むしろ五月蠅いので一発お見舞いしといた。


「すー、すー」

「げっ、本当に寝やがった」

「ではこちらを掛けておきますね」

「風邪を引いてしまいますから」

「おう。まったく世話がやけるな」


マシュマロが姉ちゃんに寄り添うように丸まった。本当に姉ちゃんの事好きだよな。マシュマロをそっと撫でると小さくキュっと鳴いた。起こさない様に配慮しているんだろうな。


コンコン

「はい」

「紗良はここにいるか?」

「姉ちゃんなら寝ちゃったよ」


帰りが遅い姉ちゃんを心配してか、王子がわざわざ様子を見に来たようだ。寝ている姉ちゃんの髪を撫でていたけど、マシュマロに気付いて手を引っ込めた。ん?苦手なんだろうか?


「王子は生き物苦手なのか?」

「っ、いや平気だ」

「だって今手を…」

「気のせいだろう」

「「………」」


どうやら隠しているつもりの様だ。でも姉ちゃんは猫とか好きだからな。それを聞いたら悲しむかも知れないから黙っておいてやるか。(実はもう知っているのだけど)


「おい、紗良起きろ。こんな場所で寝るな」

「ふぉん…」

「なんだふぉんって…。風邪を引くぞ」

「…んー、うるせー」


あ、王子が固まった。姉ちゃん多分俺だと思ってんだよとフォローしておいた。中途半端に起こすと後が怖いから寝かせておいてやろうと提案したら、王子が抱き上げた。よく風邪を引くからベットに寝かしたいらしい。頑固だな王子は。


「あんま甘やかすと我儘に磨きかかるから気をつけろよ」

「本当はもっと甘やかして俺から離れられなくしたいんだがな」

「…王子なら選びたい放題だろ。姉ちゃんが特別凄いとも思わないけどな」

「お前にはどう見えているか知らないが、俺にはどの女性も紗良の前では霞んで見える。駄目な部分も含めてこいつの全てを愛してる」


うわ、男の俺でも聞いてて赤面ものだぜ?その顔でその台詞じゃ本当に王子様だよな。サラッと言えちゃうのが外人の凄いとこだよな。日本人じゃまず居ないと思うんだけど。姉ちゃんもこれにコロッとやられちゃったのかな…。


「それ言ってて恥ずかしくないのか?」

「何を恥じる必要がある?」

「…ソウデスネ」


感覚が違うんだよな。俺そんな事死んでも言えねぇ。恥ずかしすぎて死ねる自信ある。まぁ、言わずに後悔するよりはいいかも知れないけどさ。恵美元気かな?心配してるよな?…でもあいつの性格からしてさっさと男作ってそうで怖い。はぁ、忘れよう。ここで良い人見つけようかな。




☆ー☆ー☆ー☆ー☆




「はっ!?ここはどこだ!」

「…どんな起き方だ。俺の部屋だ」

「リハルト様の?」

「恭平のソファーで寝てたから連れて来たのだ」


目を開けたら見慣れない天井にハッと飛び起きた。あーリハルト様の部屋だったか。私のベットと違って天蓋ないのよね。そう言えばファルドに説教された所為で疲労困憊になったからから寝たんだった。


「ごめんね、ベッド使って」

「いや。寝かせたのは俺だからな」

「外で寝るのだけは止めて下さいよ」

「流石にそれはしないよ。野生児でもあるまいし」


木は登ろうと思えばいけるけどね。ドレスの時点でやらないけど。破ったらまた怒られるからさ。長時間の説教だけわ本当に勘弁してほしいわ。この歳で、しかもタメに説教される屈辱といったらもう。いや、私が悪いんですけども…。


「最近のファルドは厳しすぎるんだけど」

「紗良様は未来の王妃なのですよ。野生児の様な振る舞いではローズレイアの名が落ちます」

「なっ!」


酷い!野生児って言われた。なのにリハルト様も笑ってるし…。そこはそんな事ないって怒ってもいいところでは?しかも先に自分で否定してるのに、あえてその単語のチョイスは悪意を感じるわね。


「酷いよファルド!私仮にも神子なのに」

「ではそのような振る舞いを」

「ぐぬぬぬ…。リハルト様〜!」

「ファルド。あまり厳しくすると逃げるぞ」

「お言葉ですがリハルト様が庇うから紗良様が調子に乗るのですよ。分かっていますか?そもそもいつか国を担っていくという自覚が足りないのです。紗良様がミスをする度に配偶者としてのリハルト様の評価も下がってしまうのですよ。陛下達が築き上げてきた物を台無しにするおつもりですか?」


もう耳が痛い…。リハルト様も流石に参ったのか私を諭し始めた。年相応の行動をしてくれだってさ。失礼しちゃうわね。ならやってやるわよ。


「分かったわ。もうお説教は懲り懲りだもん」

「では宜しくお願いしますよ」

「はぁい」


それから私は半ばヤケになり、少しだけ神子を取り入れた振る舞いを心掛けた。その所為で何故か皆に心配されてしまったけれど。マリーに至っては甘い物の差し入れを持ってくる程だ。あのお菓子大好きなマリーがよ!!


「神子様!新作が出来たんですけど食べますか?」

「料理長。有難う頂くわ」

「…神子様。何か変な物でも食べたんですか?」

「いいえ。何も」


歯に何か詰まった様な顔で見ないで頂きたい。新作のメニューをつつきながら料理長に事情を説明すると笑われてしまった。全然笑い事じゃないんだけど。こっちは至って真面目にやっているんです。


「はは、成る程。俺は普段の神子様の方が元気で好きですけどね」

「でもそれじゃ、ファルドに怒られるのよ」

「ファルド様も真面目な方ですからね。普段の神子様がいけないんじゃなくて、行動じゃないですかね?」

「それは分かっているんだけど、素でいるとその行動が出ちゃうのよね。もっと器用に出来たら良いんだけど」


紅茶を飲みハァと溜め息をつく。私の所為でリハルト様も叱られるとなったら気を付けなきゃいけない。恭平が怒られる分には構わないんだけどさ。


「なら行動する前に考えるしかないですね。この行動は果たして正しいのか?みたいな感じで」

「そっか。思い立ったらすぐ行動するからいけないのね。それにやるならバレないようによね!ありがとう料理長!!元気でたわ」

「そりゃ良かった。でも俺はバレずにやれとは言ってませんからね」


行動する前に考えるか。いいアドバイス貰っちゃったな。なら普段通りに振る舞っても問題ないしね。よーし!頑張ろうっと。戻る途中でリハルト様を見つけた。最近であれば走って抱き着く所なんだけど、さっきの言葉を思い出してゆっくりと歩いて行った。


「リハルト様」

「紗良。また厨房に行っていたのか?」

「うん。新作の味見をしてたのよ」

「お前が来てから変わった料理が増えたからな」


この世界風にアレンジされてるから全く一緒とはいかないけど、近い物を料理長が作ってくれているのでホームシックにならずにすんでいる。しいて言うならば死ぬほど寿司が食べたい事かな。ここが海に面していたらな、すぐに叶う夢なんだけどさ。リリーファレスではそんなお願い出来ないし、片道一週間の距離じゃ腐っちゃうし。クール宅急便を誰かこの世界に作って下さい。そしたら全財産あげたっていいのに。


「食べなれた物がないと恋しくなっちゃうからね」

「そうか。遠慮なく言うといい」

「うん。料理人の人達は本当にすごいよ。私の望む味に近づけちゃうんだから!あーでもない、こーでもないって試行錯誤するのも楽しいんだ」

「紗良は職人などに向いているかもな。気付けば何か作ってたりするし」

「そうかも!神子辞めたら職人やろうかな」


この世界に無い物をバンバン出しちゃってさ!そしたら大金持ちになっちゃうなぁ。元神子の作る!みたいなキャッチフレーズとかいいわよね。華奢なアクセサリーなら平民向けで価格帯も安くていいんじゃないかな?恋人や大切な人へのプレゼントに!とか自分のご褒美に!とか最高かも知れない。


「神子は辞めたくて辞められるものではないがな」

「分かってるって。想像するだけでも楽しいの」

「…悪いな」

「え?」

「お前に遣りたい事があるのに自由にさせてやれない」


申し訳なさそうな顔で見てくるリハルト様に慌てて首を横に振った。そんなつもりで言ったんじゃないの。想像はするけど面倒だから結局はやらないし、神子を辞めるつもりだってないし。私が生きてる間じゃ神子をいらなくする計画は無理だし。


「自由なんていらない。私はリハルト様と一緒にいれたらそれだけで幸せなの」

「お前の遣りたい事がこの先何一つ出来ないとしてもか?」

「いいよそれでも。それにやりたい事なんて変わるもの。気付いたら勝手にやってるかも知れないけど…」

「そうだな。いつも突拍子もない事をするのが紗良の専売特許だからな」


それでいつもリハルト様に問い詰められるのよね。「何でそんな事をしたんだ?」ってさ。あの瞳で見られると弱いのよね。しらを切ろうとしても結局全部ゲロっちゃうんだ。あの瞳には自白の力があると思うよ!


「ふふ、だから毎日が楽しいよ!そりゃあファルドは口うるさいけど、私の為を思って言ってくれてるのも分かるし。この国を思って言ってる事も分かってるつもり。でも急には変われないし、これが私だから大目に見て欲しいなとは思うけどね」


その言葉にリハルト様か抱き締めてくれた。私から抱き着いた訳じゃないからセーフだよね?ファルドもいないから抱き締め返した。


カツン

「びくっ!」


突然聞こえた足音に体が反応する。リハルト様で視界が覆われている為、誰だか分からないけど予想ではファルドだ。だってこういう時に現れるからね!


「ファルドか。聞いていたか?今の」

「えぇ」

「こ、これはリハルト様が抱き着いてきて…」

「すみません紗良様。貴女の良さを奪ってしまう所でした」

「へっ?」


突然の謝罪に間抜けな声が出る。恐る恐るリハルト様から離れてファルドを見る。相変わらず無表情だからその真意は読み取れないけど。


「実はここ数日紗良様の様子がおかしいと皆から言われまして。私の所為かと…」

「そ、そんな事なっ、いやあるけど、ファルドの所為じゃなくて元々私の所為だし!」

「ですよね」

「えっ!?」


私は悪くありませんという開き直りは止めて頂きたい。呆気に取られる私の顔を見て、小さくファルドが笑った。


「冗談ですよ。この城の中では大目に見る事にします」

「ホント!?ありがとうファルド!」

「いえ、私も厳しく言い過ぎましたから」

「おい、ファルドに抱き着くのはおかしいだろう!」


嬉しさから思わずファルドに抱き着いてしまったのを、リハルト様が怒る。そんなリハルト様にファルドが私を抱き締めてリハルト様を挑発していた。ファルドの方がリハルト様より少し身長高いのよね。


「こういう事もあるので注意させて頂いてたのですがね。リハルト様はこのままの紗良様がいいのでしょう?」

「っ、分かった。確かに紗良は少し慎んだ方がいいかも知れない」

「リハルト様!?」

「分かって頂ければ結構です」


そう言って解放された。ファルドは何枚も上手よね。この人には一生適う気がしないのは私だけじゃない筈。城の皆もファルドには一目置いてるし(むしろ怯えてる人もいる)、ダーヴィット様からの信頼も厚いしね。


「外ではやんないから大丈夫!」

「そうですね。その代わり、やらかしてしまった場合は分かってますよね?」

「は、はい!モチロンデス!!」


顔は笑ってるのに目が笑ってないんですけど。軍人張りの敬礼で返事をすれば満足いったようだ。敬礼って気が引き締まるんだね、知らなかったな。人生で初めてしたよ…。



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