第四話~発見~
やっと書きあげることができました!
現在の時刻は午前1時4分
ここは、薄暗い一室。
中に、一人ポツンと座っている人がいる。
名前は『志野原賢』。
彼は今一人でテレビゲームをやっている。
どうやらRPGをやっているようだ。完全にのめりこむかのようにプレイしている。
と、突然コントローラーをたたきつけ出した。どうやらボス戦で負けてしまったらしい。
「くそっ!!なんなんだよ!!後、テメ―はいっつも自分で旅に出ずに負けたときだけ威張って『負けるな!復活に金かかるから。』とか言いやがって!!」
どうやら王様に何かを言われたようだ。
「あ~もうやめたやめた。こんなやつやってられっか!くそっ!不登校も楽じゃないな。」
彼はいじめられて不登校になったわけではない。『仲間』を探しているのだ。
彼は“元”賢者。呪文を主に使う、勇者パーティの一員だった。
しかし彼らは、人間。寿命が来たのだ。そこでみんなは離ればなれになった。
しかし、転生は奇跡でもない限り“基本的”には記憶の保持ができない。
しかし、彼は一流賢者。超級呪文の記憶保持を使い記憶を残したままこの世界にやってきた。
ちなみに勇者、魔物狩人には上級呪文の記憶のヒントを残す記憶黙示を使った。
きっと彼らもいずれ自分の存在にきずいてくれるはずだ、彼はそう願っていた。
勇者と魔王がすでに接触しているのも知らずに・・・
そして夜が明けた。
志野原は久しぶりに外に出た。週に一度の仲間探しだ。
彼はこの世界で、とても頭のいい人間になることができた。
そのため、自分の中に記憶している勇者らについての情報を入れてそれらをもとに、勇者らを探し出す、通称 人間探知機 勇者・魔物狩人verをつくりあげ週一で探知をしているのだ。
と、レーダーが突然反応した。
しかしこんなことは日常茶飯事だ。誤作動か人違いであろう。
しかし、念のため話しかけてみる。
「すみません。お名前お伺いしてもよろしいでしょうか。」
「ゆうしです。はぎもとゆうし。」
「漢字ではどのように書かれるのでしょうか。」
ここが一番大事だ。名前に職業の名前の漢字が入ることが多いからだ。
「草かんむりに秋で萩。元気の元で元で、勇気の勇に志すで萩元勇志。」
…元……勇……“元勇者”……
「……あなた最近勇者って呼ばれたりしたことありませんか?」
「えっ…な、ないよ!それだけか?もう俺は帰るからな。」
そう言ってさっさと帰ってしまった。
……怪しいな。
ついに見つけたかもしれない。
志野原はそう思った…
次回は、ついに勇者が誰なのかが分かる!予定です…
魔物狩人も少しだけ出すかもです。