【プロットタイプ】とある哲学者によると
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
真反対だから良いんだよ。
何処ぞの哲学者の言葉によると、愛するとは自分のは正反対に生きるものを、そのままの状態で喜ぶことであるらしい。
では恋とは間違っても定義出来ないこの関係も愛するという事になるのだろうか。
彼奴が動なら俺は静だ。常日頃から活発的に体や口を動かし、落ち着く事を知らない彼奴と違い、俺は喋るのを好まないし、動き回る事もしない。
「あのさぁ瑠衣たん。私が流行った〜と思ったものって、何か突然萎むんだけど」
「大きな唐揚げが食べたい。あー来週じゃないと駄目かな〜」
今日も当たり障りのない言葉を淡々と話しながら床の上に寝そべる。俺が近寄って髪を掻き乱すと、突如ぐるりと体を回転させ、首に腕を回した。バランスを崩してそのまま倒れ込む。
「…………っ」
「引っ掛かったね」
何時も俺が腰辺りに臀を下ろす事への腹癒せらしい。悪戯をした子供の様な目をしている。其れから空いた方の手で、俺の露出した首周りに触れる。
何時もの夜と手始めが一緒だった。勝手に身体中を触れ周り、うんともすんとも言わない俺の体に苛立ちながら、ただ我武者羅に一人登り詰める。
俺が情欲を掻き立たせるには髪に触れて、顔を埋め、其れに酔う必要がある。それでもその切羽詰まった顔に対して強い羨望を抱いて居ることは間違いない。
あの焦燥の混ざった、必死になった顔。もどかしそうな其れは、俺が一切持ち得ないもの。あれが人並みで、陳腐な言葉で表すのならば『良いな』という事になるのだろう。
「あらあら、嫌がらない」
服越しに胸元を触れ回っていた手がピタリと止まる。怪訝そうな顔してただ此方を見上げている。どうやら俺が無反応な事が気に入らないらしい。
「何処ぞの哲学者によると、愛するとは自分とは真反対に生きるものを、そのままの状態で喜ぶことらしい」
「……はぁ……うん……うん?」
余りにも全てが真反対で、擦れ合うところが殆どない。今だって、感情が重なったかと言えばそんな事はないだろう。お陰で相手が困惑している。それでも。
「悪くないな」
「あの〜……良い感じの雰囲気だと思うんですが……」
まぁ相手をするのは、今少し正反対な相手の顔を見てからにしよう。
結局、何がウケるは分からず。
ゆらりぃが皆好きなのかな。
私も好きだけど、付き合ったらモラハラクソ野郎になりそうで。
だから付き合うなら瑠衣の方が落差ないから良いかな。
願い下げされそう。草。
唐揚げ食べたくて。ちょっとした名物。
来週が一番都合が良いんだよな。
すぐ食べたいけど。食べたいけども!!
哲学者とか、作家によって、愛するの定義って違うんですよね。
今回は哲学者、ニーチェから。神は死んだ。
作家だとサン・テグジュペリかな。同じ方向を見る。って奴。
真反対なんですよ。鏡花が一人はしゃいで、ウェーイ!! ってやってる最中、一人本を読んで『で?』って素面かましてるのが瑠衣なので。
でも心の何処かでそんな鏡花の事を喜んでるし、気に入ってる。一重に愛だね。
愛するのって難しいよね。
真反対なものって受け入れられないじゃん。
同じ羽色の鳥は集まるって言うし。
何か話したいことがあった気が。
※ここぞとばかりにメモとして活用。失礼な言葉もバンバン飛び交うので、ぐう聖の方向け。
荒んだ朝のことを、罪と罰と称することとか?
楽曲が元ネタです。
勝手な想像で炎上が拡大するとか?
だから確証もなく人様の事をあんまり言いたかないのですが。
火遊びしたいだけの人もいるからね。
鏡花は意外と従う人を選ぶとか?
というか好戦的で皮肉と嫌味が大好きなところとか?
あ、下は当たり前か。
『はぁ? 誰に向かって物吐いてんの?』
『そんな器もないくせに。虚栄心だけはデカイんだね。みみっちぃ奴』
『人に敬意を払わねぇ奴に、敬意を払う必要が何処にあんだよ。鏡見て同じ言葉吐いてこいよ』
『大人しい子が好き? そう、自分でも容易く扱えるから?』